2019年04月29日

本日の映画 『Avengers: Endgame』 〜 残念。けど面白かった 〜

<以下、ネタバレあり>









昨夜、「アベンジャーズ/エンドゲーム(Avengers: Endgame)」を観てまいりました。

昨年の「インフィニティ・ウォー」からちょうど1年。この日をどれだけ待ったことか。。

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過去、似たような心境で待ち焦がれた映画は、例えば、マトリックス リローデッドの後のマトリックス レボリューションズダークナイトの後のダークナイト ライジングパイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェストの後のパイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンドロード・オブ・ザ・リング/二つの塔の後のロード・オブ・ザ・リング/王の帰還ボーン・スプレマシーの後のボーン・アルティメイタム、、そして古くは、バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2の後のバック・トゥ・ザ・フューチャー PART3などが挙げられますが、今回の「エンドゲーム」についても、それらに匹敵する、”待ちに待った”作品でした。



元々私は、アイアンマンに始まったMCUの作品については、「好き度合い」からいけば、かなり好きではあったものの、「満点を5点」で表すとすれば、「5点」まではいかず、まぁどの作品も「4点」くらいの”好き度合い”でした。

が、ちょうど5年前に観たキャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャーが、めちゃめちゃ面白く、まさに「5点満点!」という感じでしたので、以降、MCU作品への”のめり込み度”が一気に高まっていきました。

そのキャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャーの監督は、「ルッソ兄弟」という、当方としては初耳の監督であり、調べたところ、やはりメジャー作品のメガホンをとるのは、このウィンター・ソルジャーが実質的に初めての監督だったようですが、「面白い映画になるかどうかの8〜9割は『監督』で決まる」と自負する当方としては、「この『ルッソ兄弟』は、かなりヤるぞ」と目をつけておりました。


その後、マーベル・スタジオ(というより、おおもとのディズニー?)側からも認められたようで、ルッソ兄弟は、シビル・ウォー/キャプテン・アメリカのメガホンもとり、そしてついに、前作且つ大作の「インフィニティ・ウォー」の監督も任されることになります。










期待どおり、この「インフィニティ・ウォー」もかなり面白く、、MCUの集大成となる今回の「エンドゲーム」もルッソ兄弟のメガホンで幕を閉じることになりました。


そしてついに、今月26日から、この「エンドゲーム」が公開となりました。

それこそ、公開初日の26日、仕事が終わってから観に行きたいほどいきり立っていましたが(笑)、G.W.前の最終勤務日ということもあり、残業せざるを得ないような状況でしたし、しかも、さすがに初日は映画館も激混みだろう、ということで、はやる気持ちを抑え、2日遅れの昨日、観に行ってきました。










ということで、観終えた感想を一言で言うと、「残念。けど、面白かった」ということになります。

詳しいレビューは、ネットに、既に色々と挙がっていると思いますので、そちらを見ていただくとして、、私の場合は、簡単に書きたいと思いますが、あまりにもツッコミどころ、というか、ストーリーに無理があり過ぎた、というのが大きいです。

本作は、「強すぎるサノスをどうやって攻略するのか」ということに誰もが注目しており、おそらく「タイムトラベル」的な方法が取られることが予想されていましたが、やはり、そのものズバリでした。

過去の様々なタイムトラベル的作品からも分かるとおり、そもそもタイムトラベル的作品は、ロジック構築に矛盾が多々生じるので、よほど緻密に組み立てないと萎えてしまうのですが、今回は、ちょっと、組み立てが雑過ぎた感があります。

もしかすると、私が理解していないだけで、後から、本作の解説等を読み込んでいけば「なるほど」ということも少なからず出てくる可能性はありますが、とはいえ、現時点では、ちょっとロジック破綻や「そんな簡単にいかへんやろー」的な、無理のある部分が多過ぎたという印象です。

この点が、最大の「残念」だったことの一つです。

(この点については、「タイムトラベル」ではなく「パラレルワールド」という説もありますが、もし「パラレルワールド」だとしたら、同じ人間が二人いるのはおかしいので、やはり説明がつきまません。。)





同じく、最大の「残念感」を抱いたことの一つとして、「キャラの使い方」があります。

特に酷かったのが、「ソー」です。
これはもう、ファンを冒涜しているレベルです(苦笑)

せめて、最後の戦いのシーンでは、「何らかの方法」で、元の鍛え上げられた肉体(且つ、精神)のソーが見れると期待していましたが、最後まで、ダメダメでした。

私は、MCUの主人公キャラで特に好きなのは、スコット・ラング (アントマン)スター・ロード(GoG)https://ja.wikipedia.org/wiki/ブラックパンサー_(マーベル・コミック)辺りであり、ソーに関しては、それほど思い入れは強くないのですが、そんな私でも、残念感が半端なかったので、ソーの熱烈ファンの方々の失望感たるや、想像に難くないと思いました。

当方、原作を知らないので、もしかしたら原作をなぞったのかもしれませんが、、にしたって、無理に原作に合わせる必要はないのですし、いくらなんでもあの扱いはないだろうと思いますね。。



ロキ」に関しても、もうちょっとイイ使い方してくれると思ってましたが、見せ場と言えば、ストーンを盗んで逃走、のみ(^^;



あとは、「ハルク」。何ですか、あのハルクは(笑)

インフィニティ・ウォーであれだけの絶望的状態になっておきながら、ちょっと”おふざけキャラ”にし過ぎでは。



それと、復活してからのドクター・ストレンジ

前作で”謎掛け”的発言をして消えたことから、本作ではもうちょっと「キーマン」的な扱いをしてくれると思ってましたが・・



キャプテン・マーベルについても、まぁ、ある程度想像はしてましたが、これまでの危機に現れなかった理由として「地球以外にも、同じように大変な星はいっぱいあるの」的な発言。いやいや、貴女にとって地球は、もっとも大切な星と言ってもいいくらいでしょう(苦笑)



そして、ニック・フューリー

まさに、前作の最後、キャプテン・マーベルにS.O.Sを発信して終わりましたし、これまでのMCUでの位置付けからも、せめてもうちょっと、何らかの重要シーンがあるんだと思っていましたが、最後、トニー・スタークの葬式の最後列に映っていただけ。いやいや、そりゃないでしょう(苦笑)



この「キャラの扱い」については、まだまだありますが、本作のこれらのキャラの使い方でひとつ思ったのは、おそらくルッソ兄弟監督は、「映画監督」としては間違いなく一級品レベルの監督だとは思うものの、「マーベル愛」みたいなものは、もしかすると、あまりないのかも?ということです。





根本的なストーリーという点においても、いきなり冒頭でサノスが”一度”殺やれてしまいましたが、、結末でアベンジャーズが勝つ(多少の犠牲はあれど)ということがある程度見えているので、、私としては、最後の最後までサノスは生かしておいて、最終的に殺られる、という”王道パターン”のほうが、ゾクゾク来たと思っています。






他に細かいところでは、これはかなり個人的な想いですが、当方、「テーマ曲(映像も)」には非常に拘りがあり、映画においても、最初に流れる、各配給会社のジングル的なテーマ曲(+映像)を毎回楽しみにしてます。

これがあるからこそ、「さぁ、これから観るぞ!」というワクワク感が、まずはそこで一度MAXになります。

で、マーベル作品のテーマ曲(マンガのコマ送り的なやつ)についても、特に、キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー等で使われたものと、キャプテン・マーベル等、現在使われているものが非常に好きなのですが、前回のインフィニティ・ウォーの時は、映像が流れるだけで、曲が流れなかったのがちょっと不満でした。

今回は、MCUの集大成を飾る作品ということもあり、是非、まずはそのテーマ曲を聴いて気分をアゲたかったのですが、結局今回も、「映像のみ」で、例の曲は流れませんでした(泣)




同じく、エンドロール後の「お楽しみ映像」も、今回は無かったです(テンカウント的な鐘の音だけ鳴りましたが)。

本作は「これで一旦幕を閉じるアベンジャーシリーズ」なので、敢えてエンドロール後に何も入れない、という「意図」はよく分かるつもりです。

が、それでも、多くのMCUファンは、このエンドロール後の映像を楽しみにしていたのではないでしょうか。

せめて、何らかの映像やメッセージを入れてほしかったですね。





正直、ダメ出しに関しては、書きたいだけ書け、と言われれば、おそらく、あと20個以上は、軽く書けると思います(^^:



が、、一方で、果たしてこの作品を「ルッソ兄弟」以外の監督が撮っていたら?ということを想像すると、おそらく、手に負えなかったのではないか、という想像もしています。

過去の映画作品の中で、最も豪華といえる数えきれないほどのオールスターを集結させ、過去の20作品以上にも渡るMCUのそれぞれの作品と辻褄を合わせ、そして、ファンの期待度という点でも、おそらく過去の映画史上最大かも?と言えるような期待をかけられ、、、そんな中で本作を製作したルッソ兄弟監督は、おそらく、過去の映画史上で、最も「プレッシャー」のかかった状態で、作品作りを強いられたのではないかと想像するのです。


上記のとおり、ダメ出しポイントを挙げるとキリはないですが、もちろん、楽しめる点も少なからずありました。

過去の作品のシーンをそのまま使った合成シーンは、MCUファンにはたまらなかったと思いますし、、キャップの「アベンジャーズ・アッセンブル!」の声掛けで戦いの火蓋が切って落とされた最終決戦のシーンは、はじめから「こうなる」と分かっていたとしても、ゾクゾクしなかったファンはいないことでしょう。

私も、かつて、アラゴルンによる「For Frodo!」の声とともに最終決戦が始まったロード・オブ・ザ・リング/王の帰還のシーン(今までの映画で、最も好きなシーンの一つ)に想いを重ねながら、今回のエンドゲームの最終決戦を見ていました。

トニー・スターク最後のシーンも、それなりに感動しました。











ということで、、今回のアベンジャーズ/エンドゲーム(Avengers: Endgame)については、私のように「マーベル・ファン」だったとしても、おそらく、映画を「ストーリーやロジックの組み立てを常に意識しながら集中してしっかりと鑑賞する」ようなタイプの人が観れば、きっと、あまりにも粗が多すぎる映画という印象になってしまったのではないかと思います。

その点は残念です。

それでも、作品トータルとして、面白いか、面白くないか、二択で答えよ、と言われると、「面白かった」と言います。

なぜなら、上記以外にも、それなりに要所要所でワクワク・ゾクゾクすることができたからです。

粗だらけでありながらも、トータルとしては、観てよかったと思いましたし、ルッソ兄弟監督だったからこそ、「粗だらけ」とはいえ、なんとか壮大なMCUシリーズを回収できたと思っています。




比べる次元が違うかもしれませんが、このブログの冒頭で挙げた作品例でいくと、ダークナイトの後にダークナイト ライジングを観た時の状況に似てるかもしれません。

というのも、ダークナイトについては、個人的には「完璧」と言ってもいいような素晴らしい作品であり、しかも次作のダークナイト ライジングで、一旦、ノーラン・バットマン三部作が完結する、ということが分かっていたことから、ダークナイト ライジングには、それはそれは大きな期待をして観にいったんですが、正直なところ、前作のダークナイトを超える、というところまでは至らなかった、という印象でした。

ダークナイトが100点だとしたら、ダークナイト ライジングは80〜85点くらいかな、と。

けど、三部作の最終作品として、なんとかきっちり終わらせた感はしましたし、十分、観応えはありました。




今回のエンドゲームに関しては、上記、ダークナイト&ダークナイト ライジングの時の「差」に比べると、作品の完成度的には、更に下がった感はあるものの、それなりにワクワク・ゾクゾクできたので、まぁ良しとしましょう、というのが観終えた後の感想です。














それにしても、2008年のアイアンマンから始まったマーベル・シネマティック・ユニバースも、これでついに、一旦、完結、ということになりました。

感慨深いものがあります。

と同時に、喪失感も大きいですねぇ。「アベンジャーズ・ロス」ですね。

おそらく、今後、これ以上壮大なヒーロー集結モノの映画は作れないのではないでしょうか。


個人的にも、「一旦終わった感」があるので、今後のマーベル作品については、今までのように、「基本、すべて劇場に観にいく」ということはなくなると思っており、本当に興味のある作品のみ劇場まで足を運び、それ以外は、Blu-rayやDVDで楽しむことになりそうです。



いずれにしても、今回のエンドゲームのルッソ兄弟監督をはじめ、これまでの壮大なMCU作品を演じてきた俳優陣、製作陣の皆さんには、「ありがとう。お疲れさま」と言いたいですね。



追伸:
本作中のグループセラピーのシーンで、キャップをはじめとする参加者の中に「あれ?ルッソ兄弟では?」と思えた人がいたので、後から調べたら、やはりビンゴでした(^^; )

























posted by Joy at 22:21| Comment(0) | Movie | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする