2019年10月21日

本日の試乗 「スズキ アルト ワークス 」






かつては年に100台以上試乗した年もありましたが(^^;、、今年に入ってこれがようやく3度目の「本日の試乗」です。

しかも、過去2回の試乗は、ディーラーでの試乗ではなく、代車と友人のクルマという2台ですので、実質的にきちんとした試乗は、今回が初めてと言っていいかもしれません。

これまで何度も書いてきたとおり、当方、運転してみたいクルマはほとんど旧車ばかりであり、現行型のモデルで試乗したいという欲求に駆られるようなクルマがほとんどありません。



そんな中、先日、「ハスラー コンセプト」についてブログに書いたのをきっかけに、スズキ車オーナーとして、最近のスズキの他のクルマはどんな感じなんだろうと、ジムニーを中心になんとなく色々とネットの情報を物色していたところ、一つの車種にかなり興味を抱きました。

それが「アルト ワークス」です。

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もちろんその存在は知っていましたが、現行型の「軽自動車」の中で興味があるクルマといえば、S660ジムニーくらいであり、アルト ワークス については、眼中になかったというのが正直なところです。

が、ネット上の試乗レビューをいくつか見てみたところ、なんだかとても評価が高いことが分かりました。とにかく運転が面白そうなのです。

それらのレビューを見て、久々に「これなら試乗してみたい!」と強く思うようになりました。


そして今日、たまたま仕事が休みだったことから、本当に久方ぶりですが、「試乗のためにディーラーへ出向く」という行為をするに至りました(笑)









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まず、そのエクステリア・デザインですが、当方的には、特にサイドラインと斜め後ろから見た姿が好きですね。

リアが、微妙に傾斜されているラインが、かなりカッコいいと思います。

”お顔”に関しては、正直、「お目々」が内側に向かって幅が狭くなっているのが、なんだか「やんちゃ坊主」(笑)みたいに見えるのが少々苦手ですが、いずれにしても、クルマ全体のエクステリアは、なかなかカッコいいデザインになっていると思います。




次にインテリアですが、こちらはいかにもスズキといった感じで、可もなく不可もなく、という印象で、もうちょっと「華」があってもいいかな、と思いましたが、マニュアルシフトの形状やシフトカバーの赤ステッチがイイ感じだと思いました。

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そしてレカロシート。これはもちろんカッコいいです。特に後ろ姿が(笑)

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次に「居住性」ですが、運転席の「着座位置」がちょっと高過ぎるかな〜というのが気になりました。

せっかくのレカロシートなので、もう少し低めにドライビングポジションが取れると文句ないんですがね。

一方、後席については、こんなに小さく見えるクルマなのに、想像以上に広かったです。

運転席を私のドライビングポジションに合わせたうえで、その真後ろに座ってみましたが、足下にはかなり余裕がありました。

これなら、私のように身長170cmくらいまでに人なら、全然苦にならないのではないでしょうか。

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そしていよいよ、肝心の「試乗」へと向かいます。

スタートボタンを押してエンジンを始動し、アクセルを踏み込んだところ、、、「は、速い・・」(笑)

いや〜、レビューを見て、速いのは分かっていたものの、その想像を超えるトルク感です。


その後も試乗を終えるまで、まさに「蝶のように舞う」という言葉が似合うような、軽快な走りでした。


当方、デカくて重いクルマを操るのがしんどくなり、泣く泣くブレラを降りて、小さいMINI(JCW GP2)に乗り換えましたが、そのGP2とて車重が1,180kgありますが、このアルト ワークスは670kg!(FF/5MT)

GP2の約半分です(汗)

当たり前のこととはいえ、軽快な走りを実現するためには、やはり「軽い」ということがこんなにも重要なのだということを改めて思い知らされました。

ちなみに、この出だしから常用域のトルク感は、自分のGP2より、感覚的に、アルトワークスのほうが全然速い、という印象でした(^^;



アクセルレスポンスもかなり良く、若干のターボラグは感じるものの、とにかく出だしから「ビュン」と加速してくれるので、逆に、発進時は気を遣うほどでした。


ショートストロークのシフトも、安っぽさを感じず、やる気にさせてくれます。


エンジン+排気サウンドに関しては、「軽自動車」の域を脱しないものの、今まで経験した「軽自動車」の中では、トップクラスの官能性だと思います。

少なくとも、S660より、エンジンそのものはイイ音してるんじゃないかと思いました(以前、S660を試乗した時に、最も残念だった部分が、エンジンサウンドだったので・・)。


ハンドリングは、街中の試乗ということもあり、「試す」ほどまでには至りませんでしたが、十分、好印象でした。

KYB製のショックアブソーバーを採用したりと、足回りやボディ剛性等もそれなりに作り込まれているようなので、是非、ワインディングで試してみたいですね。

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乗り心地は、明確に「硬い」です。

正直、後席が広いからといって、ファミリーカーとして使うのはちょっとしんどいかもしれません。

エンジン+排気サウンドも、じゃんじゃん室内に入ってくるので、そういう意味でも、やはり同乗者は、ちょっと気になるでしょうね(^^;



ただ、兎にも角にも、「ドライビング・マシン」としては、「最高」と言っていいのではないでしょうか。

仮にもし、今、「増車」でアルト ワークス を買ったとしたら、きっと、もうアルト ワークスにしか乗らなくなるんじゃないかと思います(^^;

もちろん、GP2のほうが総合的には、運転していて圧倒的に「ワクワク感」みたいなものがありますし、眺めているだけでも惚れ惚れするカッコよさがありますが(笑)、、GP2を遥かに凌ぐ、このアルト ワークスの軽快さ、小ささ、便利さ、燃費の良さ、等々を考えると、あまりにも「気軽」に乗れて、しかも「チョイ乗り運転でもめちゃめちゃ楽しい」、ということで、よほど遠出とか体裁を気にするような場所に行くようなことでもない限り、普段はほぼ、どこに行くにもアルト ワークスを使うんだろうな、と妄想してしまいました(笑)

以前、S660を試乗してからもう4年以上経つので記憶が薄れかけていますが、下手すると、単純に「ドライビングの面白さ」だけなら、S660の上を行っているのではないか?とさえ、思えました。

ちなみに、S660の車重は830kg(6MT)ですから、アルト ワークスのほうが160kgも軽いことになります。この差はデカいような気がしますね。。

これは近いうちに、もう1回、S660にも試乗せなあかんな、と思いました(^^;





と、アルト ワークスをかなり褒めたつもりですが、、惜しむらくは、前半にも書いた「着座位置の高さ」です。

(「ドライビング」が目的ではないクルマは別として)私はどうしても着座位置が「高め」のクルマが苦手でして、それだけで気分が萎えるというか、モヤモヤ感が残しながら運転する感じなんですよね。

その点、このアルト ワークスの着座位置は、「高過ぎる」とまではいかないまでも、やっぱり「ちょっと」高いのが気になるんですよね。

しかも、せっかくのレカロなのに、着座位置が高く感じるので、なんかすごく勿体ない感があり。。

あと5cmくらい下げられれば完璧だと思いました。

もし自分がアルト ワークスを買ったとしたら、せっかくのレカロとはいえ、もっと低い位置で座れるよう、シートは交換するかもしれません。


それと、強いて挙げれば、のレベルですが、ブレーキの効きがちょっと甘いかな、というところと、クラッチの踏みしろがちょっと浅い、という2点も気になりました。

まぁ、ブレーキは後からいくらでもモディファイできると思いますし、クラッチの踏みしろも、多分「慣れ」の問題で解消できるとは思います。






ということで、着座位置の高さだけが「惜しい!」という感はあるものの、トータルとしては、アルト ワークス、素晴らしいと思います☆

自分専用のマシンとしては、こんなに楽しくて、気軽に乗れて、コスパの高いクルマは他に無いのではないかと思います。

こんなに面白いクルマをこの値段で作れるスズキは凄いメーカーだな、とあらためて思いました。


やっぱりクルマは、乗ってみないと分からないですね。今まで「眼中にない」とか思っててごめんなさい、という感じです(^^;

クルマは「スペック」では語れない、ということを実感しました。

これだけファン・トゥ・ドライブなクルマが作れるんだから、スズキさんには、是非また「カプチーノ」的なクルマを作っていただきたいです。


当方、今までコペン(初代)としてビートを所有し、どちらも所有満足度を含め素晴らしいクルマでしたし、特にビートの「ファン・トゥ・ドライブ」は絶賛モノでしたが、実は、カプチーノも一度は乗ってみたかったんです。

当方、カプチーノには試乗したことすらないので語れないのですが、昔、「平成ABCトリオ」と言われたマツダ AZ-1、ホンダ ビート、スズキ カプチーノに関し、ガルウィング&ミッドシップのAZ-1、そしてNA&ミッドシップのビートに対し、カプチーノはFRということもあって、カプチーノはAZ-1およびビートの陰に隠れてしまった感もありましたが、色々と書き込みを読む限り、「その3台の中で、実は最も刺激に満ちた楽しいドライビングのクルマはカプチーノだ」みたいな内容を読んだことがあります。

確かにミッドシップは面白いのですが、挙動が神経質なところがあり、私の経験上では、素人が純粋にクルマを「操る」という観点で、最も運転が楽しいのは「FR」だと思っています。

カプチーノは、いわゆる「フロントミッドシップ」で、フロント51:リア49という重量配分を実現していたそうですから、それだけでも「正統なスポーツカー」って感じですし、エンジンも刺激的なターボエンジンだったと聞いてますので、どうみても、ファン・トゥ・ドライブなクルマだったに違いありません。



ですので、令和となった現在は、S660、そしてコペンがある中、スズキさんに「軽・オープン」が無いのは寂しいですし、きっとその2台に勝るとも劣らないクルマが作れるのではないかと思っているので、是非”カプチーノの再来”をお願いしたいです。

ジムニーがあって、ハスラーもあって(きっと新型も間違いなく売れるはず)、アルトワークスもあって、そして「オープン」も揃えば、もう完璧でしょう、スズキさん(笑)

あ、もう一つ欲を言えば、スイフトスポーツの「ワークス 」バージョンもあったら、さらに完璧(笑)
(てか、「スイスポ・ワークス 」、マジで見てみたい・・)


ということで、今回のアルト ワークス、素晴らしかったです。重くなった腰をあげてわざわざ試乗に行って良かったと思いました☆












posted by Joy at 21:07| Comment(0) | Car | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする