2021年11月29日
さらばGP2。
前回、ブログを更新したのが10月10日ですから、1ヶ月半以上放置していたことになります。
理由としては、仕事が忙しかったことと、もう一つ、「MINI JCW GP2(以下、「GP2」)」から他車の乗り換え」についての検討作業をガッツリとしていたからです。。
当方、今から10年以上前は、年間100台以上の試乗をしていたこともありましたが(^^;、、、ここ7〜8年くらいは、年間の試乗回数は全て一桁に落ち着いている感じです。。
まぁ、それでも、さすがに自身のクルマを買い替える際は、必ず、事前に「試乗」をするようにはしていたので、一昨年、この「GP2」を購入する際も、ほんとなら、事前に試乗しておきたかったのですが、結局試乗できず終いのまま購入に至りました。
おそらく、当方のクルマ人生の中で、”試乗をせずに”購入したクルマは、この「GP2」だけではないかと思います。
というのも、GP2を購入する”きっかけ”となったのは、今から11年前の2010年に、「初代GP」を試乗する機会に恵まれた時まで遡ります。
というか、そもそも、それ以前の2006年、初代GPが発表された際、写真を初めて見た時に既に”ゾッコン”状態になっており、、とはいえ、非常に高価なクルマのため、「いつか一度でいいから試乗してみたい」と思っていたんですが、、、もうとっくに新車としての販売は終了していたものの、4年後の2010年に、中古車ではありますが、試乗できる個体があったため試乗させていただいたところ、、実はその乗り味に「K.O.」されていたのですw
んでもって、本気で欲しくなってしまい、あまり自分のブログでベタ褒めしてしまうと、、それでなくても非常に個体数の少ないモデルなので、購入を考えているであろうライバルのお客さん達の購買意欲を刺激しないためにも(笑)、自身のブログでは、敢えて”抑えた”書き方をしていたのでした(笑)
なので、初代GPが、クルマとしての「見た目」も「乗り味」も自分の中では、MINIの中でダントツで一番欲しいモデルになったんですが、、そうこうしているうちに、今度は、2013年に「GP2」が発売され、、写真で見たところ、「初代GPよりも更にカッコよくなってる!!」と、完全に、両目がハートマークになってしまい(笑)、、、とはいえ、初代GPの時と同様、新車ではとても手が出ない価格でしたので、私の中で、「いつか絶対に欲しい」と、その想いを長年ふつふつと温めていたのでした。。
その後、何度か、GP2の中古の個体の購入を真剣に考え、見積もりも取ったことが2回ほどあったんですが、中古とはいえ、まだまだ高価過ぎて、結局買えず終いの状態が続きました。
が、更に時が経ち、価格もこなれてきたことで、ついに、一昨年、購入することができました。
その際、ほんとなら、事前に試乗してから決めたかったんですが、そもそも中古としてのタマ数が少なく、時々、中古車販売サイトに掲載されても、全然遠い店だったりしたことから、結局、売られている個体を買うのではなく、いつも世話になっている中古車販売店に「バックオーダー」を出して探してもらい、オークションで落としていただいたのが、現在所有しているGP2です。
なので、結局試乗しないまま購入したんですが、初代GPの乗り味が抜群にエキサイティングだったので、同じGPであれば、”二代目”だとしても、それほど大きく乗り味に変化は無いだろう、という予想し、くわえて、外観・内装とも、文句なく自分の好みのデザインだったことから、結局試乗はしなくても大丈夫だろう、という結論を出した次第です。
そして、長年憧れた「GP2」をついに所有することができたんですが、いざ、初めて運転してみたところ、正直言って「あれ・・? なんか想像してたのとはちょっと違う・・・」となりました。
というのも、走りの「速さ」や「軽快さ」みたいなものは、初代GP同様、素晴らしいものを感じたんですが、、唯一「エンジンサウンド」だけが、初代GPに比べて、一回りどころか、二回り、いや三回りほど、大人しくなっているのです。。
踏めば、排気音は勇ましいですし、「Sport」モードにすると、パンパン!というアフターファイヤーの音もイイ感じなんですが、肝心の「エンジンサウンド」は、感動の無い音なんですよねぇ。。
初代GPの時は、スーパーチャージャーの高周波の入り混じったエンジンサウンドが素晴らしかったので、それを超えないまでも、せめてもうちょっと刺激的なサウンドを聴かせてくれるのではと期待していたんですが、初代GPの官能性に比べると、かなり「普通のクルマ」というようなエンジンサウンドなんですよねぇ、GP2は。。
それともう1点、、想像していたよりも差があったのが「乗り心地」でした。
まぁ、後席を取っ払ってまで「レース仕様」に仕立てられたモデルなので、乗り心地が「良いわけないだろう」とは思っていたものの、いざ、運転してみた時の第一印象は、「う・・・、思っていたよりもかなり硬い・・・」でしたw
案の定、納車して初めてうちのかみさんを助手席に乗せて買い物に行ったところ、、「乗り心地悪すぎ。私はもう乗らない」ということで、本当に、その後、今日に至るまで、二度とかみさんがGP2に乗ることはありませんでした・・・(^^;
まぁ、「自分専用」に買ったクルマなので、別に誰も乗ってくれなくてもいいんですが(笑)、けど、私本人としても、この足回りの硬さは、想像以上でした。。
とはいえ、長年恋焦がれたGP2なので(笑)、「エンジンサウンド」と「足回り」はちょっと想定外だったものの、とにかく、ずっと見てても飽きない超カッコいいエクステリア&インテリアデザイン、そして、小型&軽量ゆえの軽快な乗り味と取り回しの良さ等、トータルとしては「大満足」という感じで、これなら多分、最低でも5年以上は乗れるだろう、と思っていました。。
が、、「足回りの硬さ」以上に、この「エンジンサウンドの官能性不足」だけは、どうしても自分の中で解消することができず、、日に日にストレスに感じるようになってきました。
我が家は”ど田舎”に位置するにも関わらず、うちの近くには、ドライビングに適した道路がほとんど無い(山はあるが、どの山も、めちゃ狭い道路しかなく、常に対向車とのすれ違いを気にしながら走ることとなり、運転を楽しめない・・)ため、近所の街中を走るだけでも楽しいクルマであることが重要なんですが、GP2の場合、ある程度スピードを出さないと、エンジンが大人しすぎて楽しめないんですよね・・・
まぁ、世の中一般的には、エンジンは「うるさくなくて、静かなほうがいい」と思っておられる人たちのほうが圧倒的に多い気がするので、私のように、「官能性が足りなくて辛い」というのは、ごく少数派だとは思うのですが(笑)
なので、納車して間もなく、「エンジンサウンドを弄るのは難しいだろうが、、せめて排気音だけでもパワーアップさせようか」と思い、いずれマフラー交換をしようとも考えていたんですが、自分が欲しいマフラーは工賃含めて30万円ほどするため、そう簡単にそんなお金は出せるわけもなく、しかも、せっかく大金払ってマフラー交換するのであれば、それ以降もずっとGP2を所有し続けないと勿体なさ過ぎますし、もし、マフラー交換したにも関わらず、結局、それでもエンジンサウンドが気になってストレスがたまるようであれば意味がないと思い、、「マフラー、交換しようかな〜、どうしよっかな〜」と逡巡を繰り返しながら、今年の6月で、納車から2年が経過しました。
そして、それ以降は、「このままずっとGP2に乗り続けるのかどうか・・」ということを自問自答するようになり、10月に入った頃には、ついに「次の車検(来年3月)までに乗り換えよう」と決意した次第です。。
と同時に、本ブログの更新が滞るようになり(笑)、、毎日、仕事以外の余暇時間(平日の夜と土日)のほとんどを、次なるクルマ選びのリサーチ作業に費やしてきました。。(^^;
そしてついに、一昨日、次なるクルマの契約をしてまいりました。
次なるクルマを選ぶにあたっては、最終的に、方向性がかなり異なる2つのクルマが候補に残り、そこから、どちらか一台に絞り切ることができず、最後のほうはヤケになりそうなほど悩みました。
結局結論が出ず、最後は、たまたま、非常に程度が良い個体(中古)が見つかったことと、その販売店の営業の方が、とても好印象な方だったので、その2点が決め手となり、契約しました。
よって、その2点が無ければ、今でもその2台の車種については、甲乙つけられないほど、どちらも自分にとっては「同率1位」なクルマなので、今回、契約できなかったもう1台の車種については、未練が無いわけがないのですが、、兎にも角にも、決めてしまったので、今度やってくるクルマと、少しでも永く付き合っていければいいと思っています。
ということで、長年恋焦がれたGP2であり、少なくとも「5年は乗れる」と思っていたのですが、ちょうどその半分の「約2年半」で手放すこととなりました。
けど、これまで手にしてきたクルマの中でも、このGP2は特に大事に扱ってきたつもりですし、そもそも、クルマとしても非常に貴重なモデルなので、きっとすぐに次なるオーナーさんも見つかってくれるのではないかと思っています。
あ、それと、これまでの2年半の間、このGP2君は、何一つ故障も不具合もありませんでした。
既に8万キロを超えた個体ですが、ほんと、よく頑張ってくれたと思います。
ということで、当方の次なるクルマは、来月半ばにはやってくる予定ですが、それまでの間、GP2との時間を過ごしたいと思います。