先月10日にゴルフ 7.5 Rが納車され、1ヶ月が経ちました。
この1ヶ月で、走行距離、約
一言で言うと、「大満足」です。
当方、”現実的に買えそうな価格のクルマ(中古含め)”の中で、これまで、購入する前から「欲しくて欲しくてたまらない(笑)」という”片想い”のレベル感が、段違いに最も高かったクルマは、
・アルファロメオ 147GTA
・アルファロメオ Brera 2.2JTS
・MINI JCW GP2
の3台と言っていいと思います。
(ちなみに、”上記と同じくらいのレベル感で欲しいが、まだ買えていない”クルマがあるとしたら、それは、今回、ゴルフ 7.5 Rと最後まで迷った「アバルト 595コンペ」くらいです)
「ゴルフR」も長年欲しかったですが、まずもって新車価格が自分には高過ぎますし、上記の3台に共通するのは「情熱的」とか「レーシー」いうよう言葉が似合いそうなクルマですが、それら4台に比べればゴルフRは、めちゃ速いといっても、トータルとしては、かなり「”大人”なクルマ」という印象を持っていたので、仮に所有したとしても、すぐに飽きるのではないか、という心配もありましたので、上記3台に比べると「”欲しくて欲しくてたまらない”感」の度合いは、やや下でした(笑)
そもそも当方、自分用のクルマとしては、「MT(マニュアルトランスミッション)しかあり得ないし、これからもずっとMTに乗り続ける」という考え方でしたので、今回、AT(DSG)のゴルフ 7.5 Rに行く、ということ自体が、大きな”冒険”でした。
が、冒頭に書いたとおり、とりあえず、わずか1ヶ月ではありますが、ゴルフ 7.5 Rを所有してみての感想は、正直、「これまで所有してきたクルマの中で、一番満足度が高いかも」と思える、そんな状況です。
というのも、冒頭に挙げた3台とも、本当に「恋焦がれた(笑)」クルマだったですし、特に「147GTA」と「Brera」の2台については、今でも「所有できるものなら、また所有したい」と思える、本当に”惚れた”クルマでしたが、それら3台とも、自分にとって致命的な欠点もありました。
まず、「147GTA」については、とにもかくにも「維持費」でした。
珠玉と言われるV6エンジンは、本当に最高のエンジンでしたが、3.2リッターなので、毎年の自動車税がめちゃ高いです。
で、燃費もかなり悪く、、どんなにエコ運転を意識して運転しても、リッター7km走ったらよいほうだったと思いますし、吹かしがちな運転をすると簡単に、5km前後まで落ちます。。
てか、まぁ、踏んで5kmくらいに落ちるのは他のクルマでも珍しくないですが、エコを意識して走っても7kmくらいにしかならなかったのが辛かったですね。
それと、幸い、当方が所有していた期間は、大きな故障は無かったと記憶しているものの、ボンネットの中に巨大なV6エンジンが格納されていることで、メカニックさんとしても、非常に作業がしづらい構造になっており、修理やカスタムをするにも、他の「147」に比べれば確実に、かなり高めの工賃等がかかることが予想されました。
この「維持費」という点以外は、内外装のデザイン、ドライビングの官能性、等々、本当に、今でも”惚れ切った”クルマだったんですが、、短距離を運転するだけでも頻繁にガソリンを
入れないといけなくなること、そして、毎年春の自動車税通知が来ること(笑)などが段々辛くなってきて、結局手放した次第です。。
よって、「財力」にさえ余裕があれば、是非また所有したいクルマですが、、多分もう無理でしょう・・
次に「Brera」です。
Breraは、147GTAほどの官能性は無いものの、それでも、直4 2.2リッターとは思えない官能性を持ったエンジンでしたし、何より、147GTAとは隔世を感じさせる内外装のデザインと質感がめちゃくちゃ自分好みでしたので、147GTAと並んで、今でも、決して「嫌いになって別れたわけじゃない(笑)」というクルマであり、可能であれば、また”復縁”したいです(笑)
(ちなみに、Breraは通算、2回所有したので、今度復縁したら、三度目の結婚になります(^^; )
が、段々と”致命的”に感じるようになってきたのが、その「ボディサイズ」です。
我が家の駐車場は狭く、しかも、近隣の道路も狭い道が多く、くわえてBrera(MT)は左ハンドルなので、当然、日本においては、右ハンドルに比べると不便な場面も少なからずある状況ですが、、自分が若い頃は、その辺りの障害も、それほど気にしないようにできたものの、Breraを二度目に所有した際は、当方、既に45歳を越えており、若い頃に比べて、明らかに、運動能力(身体能力)が鈍くなってきてましたし、視力も落ちてきていたこともあり、、自宅への毎回の車庫入れの際や、狭い道路をBreraで走るのが、非常に辛く感じるようになりました。
で、結果的に、運転するのがどんどん億劫になってきて、車庫の”置き物”的になってきたため、、こんな状態が続くのも勿体ない、ということで、結局手放してしまいました。。
よって、せめて自宅駐車場だけでも、もっと広々としたスペースがあれば、また所有したいクルマですが、そもそもうちの土地にはそんなスペースも無いですし、近所に駐車場も無いので、147GTA同様、もう所有することは無理だろうと思いますね・・
そして、、Breraについて上記のような悩み(ボディサイズ)がありましたので、次なるクルマは極力”小さい”クルマにしたい、ということで、、だとしたらば、これまた長年、ずっと欲しかったクルマとして、「MINI JCW GP2」と「アバルト595コンペ」がありましたんで、既にもう製造終了となっていた「GP2」を購入しました。
このGP2についても、上記のアルファの2台と同様、内外装のデザインは、自分にとって”完璧”と言っていいほど好みでしたので、本来であれば”試乗”はしてから購入したいところではあるものの、タマ数が少なく、試乗の機会も得られそうになかったため、試乗しないまま購入しました。
が、結果的には、それが失敗だったと思っています。
というのも、このブログ記事にも書いたとおり、当方、「初代GP」には試乗したことがあり、その官能性(ドライビングプレジャー)が最高だったことから、GP2にも、過度な期待を持ってしまっていたようで、、いざ納車してみると、「エンジン」の官能性が、初代GPと比べて、かなり「普通の乗用車のサウンド」になってしまっていることが分かりました。。(あくまでも、個人的な感覚です)
エンジン音も排気音も、”音量”自体は大きいんですが、その「音質」、特に「エンジン」の音質に、ぶっちゃけ、ワクワク感みたいなものをほとんど感じられなかったんですよね。。
それと、せめてこの「エンジンや排気」のサウンドに満足できていればまだトレードオフになったかもしれませんが、GP2は、乗り心地(足回り)が相当に”ハード”なので、その点も段々と辛くなってきました。
なので、納車当初から、「せめて排気音だけでも」ということで、アクラポビッチのマフラーへの交換をずっと検討していたものの、高価(約30万円)なこともあり、、せっかく交換しても、それでも満足できなかったどうしよう、、という不安もあり、、そんなモヤモヤした状態がずっと続いていました。
この「エンジン+排気のサウンド」の音質へのストレスは、結局最後まで無くならず、やはり、段々と運転する機会も減ってきたことから、結局GP2も手放すに至りました。
以上、自分にとっての”致命的”だった点をまとめますと、
・147GTA ⇒ 維持費の高さ
・Brera ⇒ ボディサイズが大き過ぎる
・GP2 ⇒ エンジン音+排気音の音質が(自分にとって)官能的じゃない。くわえて、乗り心地も相当ハード
ということになります。
よって、少なくとも、上記3点のような失敗はもうできませんので、そういうことを肝に銘じ、次なるクルマを検討し、最終的に「アバルト595コンペ(第1候補)」と「ゴルフR(第2候補)」の2車種に絞り、最後の最後は、いわば”タイミング”的なものもあって、大逆転で、「ゴルフR」(しかもMTではなくAT)を選んだ次第です。
「595コンペ」には当方、これまで何度か試乗もしましたし、現車も何度も見てきたので、「まぁ、失敗は無いだろう」というイメージトレーニングができていたんですが(笑)、一方、ゴルフRについては、今から10年以上も前に一度ゴルフXのRモデルを試乗しただけ(それ以前に、R32にも一度試乗はしましたが)であり、間近で現車を見る機会もほとんど無かったことに加え、久方ぶりに「MT」ではなく「AT」モデルに行く、という冒険もありましたんで、、正直、「買って後悔するかも・・」という不安が無かったと言えば嘘になります。
(まぁ、595コンペも「乗り心地」という点では、GP2に匹敵するほどハードな感はありますし、サベルトのシートは間違いなくGP2のレカロシートよりもガチガチなんですが、ただ、試乗した限り、GP2より、足回りはマイルドという印象でした(^^; )
が、、冒頭に書いたとおり、、僅か1ヶ月しか経っていないもの、現時点で、この「ゴルフ 7.5 R」には、「実は、自分が一番欲していたクルマはこういうクルマだったんだ」ということをつくづく実感させてもらっています。
なぜ、そう思えるのか、ということですが、、先に、ゴルフ 7.5 Rのマイナス的な点から挙げておきますと、ぶっちゃけ、ほとんどマイナス的なことは無く、とにかく「大満足」という印象なんですが、強いて挙げれば、、「フロントフェイス(お顔)のデザイン」くらいですかね。。
というのも、冒頭に挙げた3台(147GTA、Brera、GP2)に関しては、エクステリア・インテリアとも、デザイン的には、個人的に「完璧(100点満点!)」と言っていいほど、好みのデザインでした。
くわえて、まだ所有はできていないものの、「595コンペ」も、同じく、デザイン的には、「完璧」と言っていいと思います。
一方、今回納車した「ゴルフ 7.5 R」については、初めてショールームで、展示されている個体を見た時に、まず第一印象として、想像以上に「カッコいい!」と思えたことで、一気に、購入意欲が湧いてきたんですが、、前述の4台(595コンペ含む)に比べると、「完璧」というところまでは行かず(^^;、、「全体的にかなりカッコいいけど、フロントフェイス(お顔)のデザインが、もうひとこえ、カッコよければ完璧なんだけどなぁ」というのが正直なところです。
(まぁ、そもそも、世界のハッチバックの”スタンダード”と言っていい「ゴルフ」というクルマのデザインに、アルファやMINIレベルの独創性を求めてはいけませんよね(^^; )
で、特に、このゴルフ 7.5 Rの、フロントバンパーの「ハの字」に開口しているデザインに、いまいち違和感を持っており、ここがもうちょい洗練したデザインになっていたら、”バッチグー”(古い(笑))だったと思います。
まぁ、いずれ、リップスポイラーでも付ければ、少しマシになるかなと思ってます。
ただ、強いて挙げれば、の話であり、フロントのデザインもバンパー形状以外は気に入っている(特にリアビューとサイドビュー)ので、、エクステリアデザインのトータル的には、むしろ自分の”好み”なデザインであることは間違いありません。(よって、エクステリアデザインを点数にすると、自分的には”85点”くらいでしょうか。。(^^; )



ということで、いきなり、ややディスるところから始めましたが、このゴルフ 7.5 Rに関して、多少ディスるとしたら、今のところ、その1点くらいであり、それ以外は、ここには書ききれないほど、多くの点で大きく満足しています。
その想いを、もっとも如実且つ上手な文章で表現してくださっているのが、こちらのブログです。
この筆者さんは、この記事を書かれた時点で、ランボルギーニやポルシェも所有されている凄い方のようですが、、そんな方をもってして、「ゴルフ 7.5 R」について「最強」という言葉で表現してくれているんですよね。
ゴルフ 7.5 Rを購入する前に、このブログ記事を発見したことで、購入へ背中を押されたことは間違いないですし、実際に所有してみて、あらためて、このブログ記事に書かれていることについては「そう、そうなんですよ!」と言いたくなる内容ばかりです。
それと、いつも”辛口”なはずのAUTO CARのこの記事にも背中を押されました(笑)
正直、自分でも、書ききれないほど、既にこのゴルフ 7.5 Rを気に入ってしまったんですが、敢えて代表的なお気に入りのポイントを書くとすると、
●これぞ「羊の皮を被った狼」(速さや獰猛さを主張していないところ)
世の中に、この「羊の皮を被った狼」的な表現をされるクルマは少なからずあると思いますが、この「ゴルフR」ほど、その表現が似合うクルマはそうそうないんじゃないか、と思っています。
というのも、見る人が見れば、4本出しマフラーであることに反応はすると思うものの、あくまでも”パッと見”は”普通のゴルフ”ですね。今まで当方も、少なからず、街中でゴルフRとすれ違いましたけど、まぁ、毎回、見かけても、外観上、「凄いクルマだ!」という印象は持たず、むしろ「ゴルフRって、随分、普通っぽいクルマだよなぁ」という印象でした(^^;
その”主張してない”ところがイイんですよね(笑)
しかも、一般的に「羊の皮を被った狼」的な表現をされるクルマって、乗ってみると、実際には常時「狼」的な走りをするクルマが多いような気がするんですが、、この「ゴルフ 7.5 R」に関しては、「完全なる羊」状態も同居しているところが凄いと思っています。
走行モードを「エコモード」や「コンフォートモード」にして乗っている限り、おそらく、ブラインドテストをすれば、このクルマが、実はけたたましいエンジンサウンドを響かせながら0-100kmを4.6秒で駆け抜ける獰猛性を持ったクルマでもある、ということは、絶対に気づけないと思います(^^;。 「エコモード」や「コンフォートモード」であれば、拍子抜けするくらい乗り心地の良い、至って普通のファミリーカー、という印象です(ただし、エコやコンフォートモードにしていても、エンジンの始動時だけは、ブォンという威勢の良い排気音がしますが(^^; )
●(人工サウンドではあるが)エンジンサウンドが素晴らしい
これは人によって好き嫌いが分かれると思いますが、私のような素人には、このゴルフ 7.5 Rで、レースモード等にした時の、サウンドアクチュエーターが奏でる擬似的エンジンサウンドは、たまらなくカッコよく聞こえます(笑)
購入する前に試乗した際、このサウンドを聴いて、購入するという最後の決断に至りました(^^;
例え、人工的なサウンドであろうと、当方には非常にナチュラルに聞こえますし、この音を聴いているだけで気分が高揚します。
ちなみに、前述のとおり、エンジンを始動した時の排気音の「ブォン」という音質も、たまらなく好きです(笑)。なんというか、迫力があるのに上品に仕上がっている、絶妙な音量・音質なんですよね。わずか1秒程度の話ですが、毎回、エンジンをかけるのが楽しみで仕方ありません(笑)
● 黒で統一された内装デザイン
当方がブランドとしては一番好きな「アルファロメオ」のモデル全般や、あるいは先月まで乗っていた「MINI JCW GP2」の内装デザインに共通するのは、「黒を基調としつつ赤い差し色が入っている」という組み合わせであり、当方、この「黒を基調としつつ赤い差し色」のデザインが非常に好きでした。
「ゴルフ」だと、そのデザインに一番近いのは「GTI」ですね。
一方で、下手に差し色を使わず、「黒一色」というのもとても好きなんですが、ただ、「黒一色」の場合、単に「色」だけでなく、内装のデザイン(シートやダッシュボード周りの形状等)自体もカッコよくないと、単に”地味”になってしまうので、そこが難しいところだと思うのですが、当方、このゴルフ 7.5 Rの、ほぼ「黒」で統一された内装デザインが、めちゃくちゃ好きです(笑)
とにかく内装全体が渋くてカッコいいと思いますし、シートにさりげなく入った「R」という白いロゴにも、ヤラれます(笑)
というか、今まで乗ってきた全てのクルマの中で、この、余計な差し色が入っていないゴルフ 7.5 Rのブラックの内装が、実は一番自分的にしっくり来るような気がしています。
そして、夜になると、これまた、過剰に主張せず控えめに光る、青いアンビエントライトもたまりません(笑)
やはり、クルマに乗っている時は、ほぼ「内装」しか見えませんので、いくら「エクステリア」が好みでも、「内装(インテリア)」が好みでなければ、段々と辛くなってくると思います。。その点、このゴルフ 7.5 Rは、「エクステリア」デザインは自分にとって、100点満点中、”85点”くらいですが、「内装(インテリア)」は迷うことなく”100点満点”ですね。
●とにかく”乗り心地”が良いこと(個人的感覚)
これは、最初に挙げた「●これぞ「羊の皮を被った狼」(速さや獰猛さを主張していないところ)」にも通ずる話ですが、このゴルフ 7.5 Rは、下手すると高性能スポーツカーにも勝るような速さを持ったクルマ、且つ、ビッグセダンのようないかにも乗り心地重視のような形のクルマではない、一見フツウのハッチバックというだけのクルマであるにも関わらず、とにかく乗り心地が良いところが素晴らしいと思います(エコモードやコンフォートモードの場合)。
それでも、おそらく、今まで一般的な国産乗用車にばかり乗ってきた方であれば、きっとこのゴルフ 7.5 Rの乗り心地は”硬い”と感じられるのではないかと思います。
私の場合は、ここ10年以上、アルファロメオばかり乗ってきましたし、しかも直前のクルマは、これまで所有した中でダントツで最も足回りがハードだった「MINI JCW GP」に乗っていたため、その”反動”が大きい、ということはあると思うのですが、、いずれにしても、このゴルフ 7.5 Rは、「310馬力のハッチバック」とは思えないほど、素晴らしい乗り心地を兼ね備えていると思います。
おそらく、若い頃であれば、その点が「ちょっと物足りない」と思っていた可能性もありますが、、自分ももう五十路を越えてしまったこともあり、今回ゴルフ 7.5 Rを所有してみて、「常に”ON”」なクルマよりも、「”ON”と”OFF”」が使い分けられ、そして「”OFF”」の時はとことん乗り心地が良いクルマである、ということの恩恵がこれほど絶大だったのか、ということをつくづく感じている次第です。
ちなみに、ゴルフ 7.5 Rをエコモードやコンフォートモードにして高速道路を走っている時は、当方が今から20年近く前に乗っていた、かつて”猫足”と呼ばれていた時代のプジョーの乗り心地に近い、という気がしています。
今でもプジョーに対して”猫足”という言葉は残っていますが、おそらく本当の意味で”猫足”と呼べたのは、私が乗っていた「406」あたりが最後だったのではないかと思っています。
今回納車したゴルフ 7.5 Rは、さすがに当時のプジョーほど、足のストロークは大きくないとは思いますが、それでも、高速道をエコやコンフォートモードにして80〜100Kmくらいで走っている時の感覚は、昔406を乗っていた頃が思い出されるような、そんな絶妙な乗り心地に感じさせてくれます。
●燃費が悪くない(こういうクルマにしては)
個人的に、精神衛生上、「燃費」は非常に重要なポイントです。
前述のとおり、当方、今でも「アルファ 147GTA」は忘れられない、最も好きだったクルマと言っていい存在ですが、とにかく燃費が悪かったので、普段運転している時も、常に”燃費”のことが頭から離れない状態で運転していました。。
当方、年間走行距離は少ないほうなので、まぁ、そんなに燃費についてうるさく考えなくてもいいんだとは思うのですが、、「え? もうガソリン無くなったの・・?」と思うこと自体が、精神衛生上、落ち着いてクルマに乗れないんですよね・・w
個人的に、燃費観点で、やはり、一つの分岐点は、「リッター、二桁行くかどうか」みたいなところですね。
その点、今回のゴルフ 7.5 Rは、”ちょい乗り”ばかりだとキツいでしょうけど、、これだけのハイパフォーマンスカーでありながら、丁寧に走れば、街乗りでも「リッター10km」は行くことが分かりましたんで、その点も精神衛生上、非常に良いです。(ちなみにMINI JCW GP2の燃費は、街乗りでだいたいリッター12km前後でした)
「燃費が悪いから手放す」というようなことになると悲しいですからね・・
●「Golf R」という名称
今から10年以上前、「ゴルフ R32」が「ゴルフ R」に代替わりして最初の「ゴルフ R(ゴルフX)」に試乗した時のブログで、当方、「ネーミングの響きとしては「R32(アール・サーティトゥー)」のほうが、カッコいい」と買いてました(笑)
当時は「R32」に加え、パサートバリアントには「R36」もありました。
いずれも、エンジンの排気量を表した数字から取ったネーミングだと思いますが、当時は確かに、「R32」や「R36」という”数字付き”のネーミングから、単に「R」という一文字になったことが、個人的に、ちょっと”拍子抜け”したような感覚だったことを覚えています(^^;
が、その後、「ゴルフR」も代を重ね、完全に、その名前が定着した感じがしますね。
で、今となっては、この一文字だけの「R」という、これまた”主張しない”シンプルなネーミングが非常に気に入っています。
というのも、他メーカーのクルマで、ゴルフRのような一番ハイパフォーマンスなモデルに付けるネーミングの場合、例えば、
・メルセデス ⇒ A●●(「●」は数字)
・BMW ⇒ M●
・アウディ ⇒ RS●、S●
・アルファロメオ ⇒ GTA
・MINI ⇒ GP
・ホンダ ⇒ タイプR
みたいな感じで、”一文字だけ”のパターンはほとんど無いんじゃないかと思います。
なので、それを敢えて「R」という一文字だけにしているところに、”潔さ”を感じる(笑)というか、、主張はせずともむしろ特別感を醸し出している、、そんな感覚があり、ネーミングひとつを取っても、お気に入りポイントの一つです。
このゴルフ 7.5 Rについて、もっと細かい視点で見れば、ここには書ききれないほど気に入っているが多数あるのですが、いずれにしても、、これまで30台にも迫ろうか、という勢いで、身を削って(笑)、色々なクルマを所有してきましたが、、”今回こそ”は、ようやく「これがゴール」と言っていいクルマに巡り合えた気がします。
とはいえ、今までのクルマでも「これがゴール」という言葉は、複数回、使ってきたと思いますので、きっと、信用されていないと思います(^^;
ただ、過去のクルマで、納車1ヶ月程度で、ここまで惚れ込んだ内容のレビューを書いたことは無いんじゃないかと思いますし、よほど故障が頻発したりすることなどがない限り、今のところ、このクルマに飽きたりする要素は無さそうな気がしています。
兎にも角にも、”中古”とはいえ、このゴルフ 7.5 Rは、当方が今まで所有したクルマの中で、購入価格だけでなく、車両本体価格も、最も高いと言っていいクルマ(車両本体価格だけで言えば、E46 330i Mspoのほうが高かったかもですが、中古を半値くらいで買いました(^^; )ですので、大事に乗っていきたいと思うとともに、極力、大きな故障などが発生しないことを願うばかりです☆
