そして先月末、その初代TTに初めて試乗する機会に恵まれました。
忙しくて、なかなかブログにアップできませんでしたが、ようやく今日掲載できます(^^;
デザインの好みは人それぞれですが、自分は、TTに関しては未だに、現行型(2代目)よりも初代のほうが、デザイン的に好みです。
今見ても、この初代TTのエクステリア・デザインには、革新的且つ、洗練されたカッコ良さを感じます☆
デザインという点で、まさにエポックメイキングなクルマだったと思います。





それは内装についても言えていると思います。
試乗車のコクピットに乗り込んですぐに感じたのは、「現行型(2代目)より、こっちが好き(^^;」という印象でした。
特にセンターコンソールやメーター周り等のデザインが、自分には現行型よりカッコ良く見えました。


そしてエンジンを始動し、発進です。
ちなみに今回の試乗車のグレードは「1.8T」のです。
この初代TTは、初期に、僅かながら、MTモデルが正規輸入されていたようで、かなり興味ありますが、今回の試乗車はオートマでした。
走り出してのファーストインプレッションは、さすがに、現行型(2代目)の2.0Tのような、「軽さや速さは感じない」、という点でしたが、逆に適度な重厚感があり、自分には悪くない印象でした。
加速感に関しても、現行型(2代目)の2.0Tは、自分には速すぎる感があったのですが、この初代TTは、私のような素人には、面白さを感じられるちょうどギリギリくらいの加速感であり、このクルマなら、なんとか手懐けることができるかも、と思える、好印象を持ちました。
エンジン+排気音については、エンジン自体はさほど官能的ではないですが、排気音がイイ感じにチューニングされており、トータルとしては、なかなか気持ちの良いサウンドを楽しむことができました。
この点も現行型(2代目)より、印象が良かったです。
そして、トランスミッションも、現行型(2代目)のSトロニックとは違い、普通のオートマですが、正直、Sトロニックは以前も書いたとおり、自分にとってはまるでテレビゲームのような感覚でサクサクとシフトチェンジするのが、「操っている」という感覚を削ぎ、すぐに飽きてしまうのですが、今回初代TTの、いわゆる普通のオートマを運転してみて、シフトチェンジ時の微妙なタイムラグが、返って「操っている」という感覚が感じられ、Sトロニックよりも面白かったです。
この初代TTに関しては、特にFFモデルは、挙動が乱れやすいのが弱点、ということを何度か聞いたことがあるのですが、今回、郊外の公道を普通に走ったこともあり、何ら問題の無い走りでした。
恐らく、コーナリング等で素人が無茶しない限りは大丈夫だと思うのですが(^^;
居住性については、前席は何ら問題無いですが、後席に関しては、さすがに、子供ですら座るのはキツそうです。
この点は、現行型(2代目)と同様、実質2シーターと割り切って乗る必要がありそうです。
ということで、この初代TT 1.8Tですが、トータルとして、個人的には、現行型(2代目)よりも好みなクルマというのが結論です。
もし今、新車の現行型(2代目)の2.0Tと、程度の良い初代1.8Tの中古のどちらかを買え、と言われれば、迷わず初代を選ぶと思います。
最大の理由は、デザインです。
エクステリアもインテリアも、個人的に、初代の方が好みであり、特に運転中は、そのシンプル且つ洗練された内装に包まれながら運転できることで、現行型よりも「俺はTTに乗ってるんだ」という歓びの度合いが、上でした。
次なる理由は、やはり、自分で操っているという運転感覚が、現行型(2代目)よりも、感じられたことです。
現行型に比べ、適度な加速感、そして適度に緩いシフトチェンジができるオートマが、好印象でした。
今回、初代TTに試乗してみて、つくづく自分は、アナログ的な人間というか、要は旧いタイプの人間だと、改めて実感しました(^^;
というのも、現行型TTは、デザインは別としても、クルマとしては、ほとんど全ての面で、初代に比べ劇的に進化しているて言っていいはずで、それは例えば、
・アウディスペースフレーム採用
・Sトロニック搭載
・マグネティックライド搭・2リッターTFSIエンジン搭載
載
・カーナビ標準搭載
などなどが挙げられますが、上記の中で強いて言えば、アウディスペースフレームに魅力を感じるだけで、それ以外の項目は自分には不要だと思えたからです。
いずれにしても、今回試乗した、初代TTは、そのデザインだけで購入したとしても十分歓びを感じられるモデルだと思いました。
じっとお尻を眺めていると
911に見えるのは自分だけでしょうか(笑)
そうですね、確かにこの初代TT、911を前と後ろから、ギュっと押して出来たようなカタチしてますよね(^^;