先代の初代トゥインゴは、男が乗るにはちょっと可愛い過ぎる感じのクルマでしたが、今度のトゥインゴは、男でもそれほど違和感なく乗れそうなデザインです。
とはいえ、当初写真で見た限りでは、デザイン的に、普通っぽくて、特別欲しくなるとまではいかないデザインでした。
そして今日、実車を拝見したところ、やはり、特別カッコいいとは思わないものの、写真で見ていたときよりは、質感が高く、且つ、塊感があって、これなら男でもそれほど違和感なく乗れるかも、と思えました。



インテリアに関しては、フツウっぽさの中に、控えめながらもセンスを感じられるデザインであり、例えば、モデル末期であるカングーあたりの内装に比べると、さすがに質感はかなり高くなっています。


シートの座り心地も、フランス車だけあって、硬さと柔らかさが適度に相まって、イイ感じです。
ということで、エンジンを始動し、2ペダルMTであるクイックシフト5を1速に入れ、いざ発進。
まず、そのクイックシフト5ですが、感触は、アルファのセレスピードやフィアットのデュアロジックと極めて似ています。
シフトチェンジは、その名前ほど「クイック」とは思えませんでしたが(^^;、マニュアルモードで走れば、それほど違和感はありません。
それと、このトゥインゴのクイックシフト5は、クリープがあります。
ですので、女性等にも安心して乗れると思います。(トルコンかどうかに関わらず、クラッチペダルの無いクルマには、やっぱりクリープ現象があったほうが自然だと思うんですが・・(^^; )
このトゥインゴの1.2リッターエンジンは、回り方も実際の加速も「キビキビ」とまでは感じないまでも、必要十分な加速をしてくれます。
そして、1つ意外だったのは、エンジン音(+排気音)の、音質の良さです。
これは、1.2リッターとしては、世界トップレベルではないでしょうか☆

というのも、先日試乗したマーチ12SRも、1.2リッターを積んでおり、あちらは、オーテック社のチューンが施されているにも関わらず、エンジンサウンドの質感自体は、このノーマルのトゥインゴの方が、良かったです。
ノーマルのトゥインゴで、これだけイイ音するのだから、トゥインゴGTは、さらに期待できますネ。
それから、足回りは、硬さとしっとり感が適度に混ざり合い、且つ、安定感も感じられる、クラスを超えた好印象を感じました。
ハンドリングもナチュラル且つしっかり感があり、非常にイイです☆
そして驚いたのが、その居住性。
試乗の後半、運転を交替し、私はリアシートに乗せてもらったのですが、リアシートにもスライドとリクライニング機能があるので、後方にスライドさせてみたところ、このクラスのクルマを超越した、ゆとりのある居住性が得られました。
私は身長170cmですが、恐らく180cm以上の人でも、十分快適に座れると思います。
(リアシートを後方にスライドさせると、当然、荷室スペースは小さくなりますが)

また、逆に、リアシートを、前方に畳むこともできるので、これまた、このクルマのクラスを超えた、たくさんの荷物を積むことが可能です。

細かいところでは、スピードメーターがとても見やすくて、デザイン的にも小洒落ていていいですネ。

ということで、このNewトゥインゴ、かなり好印象なクルマです☆
走りの質感が高く、ハンドリングが良く、何気にエンジンもイイ音しますし、ボディサイズは小さいのに実用性が極めて高く、総合的満足度は、かなり高いです。
願わくば、やはり、2ペダルMTではなく、クラッチペダル付きのノーマルなMTで運転したいです。
それと、デザインが、もう少し「一目見ただけでカッコいい!」と思えるようなデザインだったら、言うことないですね。
いずれにせよ、ノーマルのトゥインゴが、これだけ良いクルマですので、トゥインゴGTが、かなり気になります。
フランス車3社のうち、プジョーとシトロエンは過去に所有しましたが、ルノーだけは所有したことがないので、一度はルノーのクルマも手にしてみたいですね☆
ただ、一番気になっているのは、トゥインゴRSだったりしますが(^^;
これはアリですね。浮気しますか?(笑)
浮気の代償は大きいかもしれません(笑)。
ところで最初の試乗コースには焦りました(^^;