ディーラーに到着し、実車を目にしたところ、正面から見ると、意外とゴツく感じますが、横から見ると、さすがにコンパクトに見えますね。


カービューでも比較されていますが、横からの印象は、ほんと、スマートとほとんど変わらない印象です。

そして、早速、室内に入ってみると、さすがに運転席の後ろは、大人どころか、実質的には、子供も座るスペースはほとんど無さそうです。
しかし、助手席に座る人の体型にもよりますが、助手席の後ろは、なかなかのスペースがあり、これなら大人でも座れますね。
実際に、私(身長170cm)も座ってみましたが、なんとかOKでした。


その秘密は、助手席前のダッシュボード下部が、えぐれていて、車検証等を入れる小物入れも無いため、その空いたスペースを活用できるということが大きいと思います。
ですので、逆に、後席に誰も座らない場合は、助手席を目一杯後ろにずらすと、助手席前に広大なスペースが生まれます。



ということで、スタートボタンを押し、エンジンを始動し、発進です。
1000CCのエンジンでは、IQのようなコンパクトなクルマとはいえ、さすがに、出だしの加速は「かったるい」と感じましたが、速度が乗ってくれば、いわゆる「必要にして十分」的な感覚になります。
そして、良い印象だったのは、「乗り心地」です。
脚まわりが、欧州車に比べれば、柔らかめに感じるものの、それでも、多くの日本車に感じるような柔らかさは無く、非常に欧州コンパクト車に近い乗り味に感じました。
それと、室内は結構静かです。
同乗の営業さん曰く、ヴィッツよりも静か、とのこと。
また、当然のことながら、非常に小回りが利くので、狭い道やスペースでも取り回しが楽ですね。
ちょっと面白かったのは、サイズがコンパクトであり室内の密閉度が高いため、ドアが閉まりにくい、ということです(^^;
今日は、うちの若旦那(8歳)も連れて行ったのですが、彼が何度ドアを閉めても、半ドアになっていました(^^;
ということで、堂々今年の日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞した、このIQですが、確かに、このサイズで、大人3人乗りを実現したのは、なかなか素晴らしいと思いましたし、乗り味も比較的上質だったのが好印象でしたが、「じゃあ買うか?」と聞かれると、ちょっと悩んでしまう、というのが今日の感想です。
IQのグレードは、3つあって、価格は分かりやすく、上から、
100Gレザー 1,600,000円
100G 1,500,000円
100X 1,400,000円
となっています。
正直、100Xでは、エアコンがマニュアルだったり、キーが差し込み式だったり、メッキ装飾が無かったり、と、せっかくのIQの革新性が薄れてしまうので、IQを選ぶ意味が薄れてしまうかな、という印象。
また、100Gと100Gレザーの差額は10万円ですが、10万の違いなのに、100Gレザーでは、名前のとおり、レザーシートになり、ホイールもアルミになるため、3グレードの中では、自分なら、文句なく100Gレザーを選びます。
とはいえ、100Gレザーは、1,600,000万円。
標準だとキセノンがついていないので、オプションでキセノンをつけると、総支払額が190万円を超え、200万円近くなってしまいます。
ヴィッツだと、1.5リッターエンジンを積んだ、最上級グレードのRSよりも、高くなっちゃうんですよね・・(^^;
てなことで、確かに、いろんな工夫が詰まったこのIQではありますが、コストパフォーマンスを考えれば、よほど「全長が少しでも短いクルマじゃなきゃダメ」な人や「IQのデザインがめちゃめちゃ気に入った!」というような人でなければ、IQを選ぶだけの理由が、まだ見つかりにくいかなぁ、という印象がしました。
欲を言えば、同じ価格で、もっと全体(エクステリア&インテリア)の質感が高まり、デザインのセンスももっと近未来性みたいなものを感じれるものになれば、個人的には、IQを選ぶ理由ができるかな、という感じです。
以上、今年の日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞した、IQ試乗の巻でした。
個人的にはスクーター感覚で使用したいのであと20万ほど下げていただければベストです。
となるとクラシックミニは偉大だなと思います。ただ事故れませんが・・・・・
確かにクラシックMINIは偉大でしたね〜。
我が家も、コペン購入の際、クラシックMINI、少し考えましたもんね(^^;