


新型ランチア・デルタといえば、先の映画「天使と悪魔」で、アルファ159TIを脇役にまわし(^^;、トム・ハンクス演ずる主人公が乗るクルマとして使用されていましたね☆
1979発表された(実質的な)「第一世代」デルタの、特に1993年に発売された「HF Integrale 16v Evoluzione II」は、今でもかなり好きなクルマの一つです(残念ながら試乗したことはありません・・・)が、「第三世代」となる今回の新型デルタは、その頃のスポーティな面影は全く無い、と言ってもいい、いわゆるラグジュアリーカーに仕上がっていますね。
カタチ的にどちらが好みか、といえば、個人的には、第一世代の頃のほうが圧倒的に好きなのですが、今回の新型デルタに関しても、実物を見たところ、あくまでもラグジュアリーカーとして、ということなら、従来のラグジュアリーカーのデザインを覆す、斬新でイケてるデザインだと思いました。
そして、エクステリア・デザイン以上に感心したのが、そのインテリア・デザインです。




同じフィアット・グループでありながら、アルファロメオともフィアットとも違う、高級感・上質感にあふれたそのデザインは、素晴らしいの一言でした。
近年、この高級感・上質感という点では、シトロエンが飛躍的に向上していると思っていますが、そのシトロエンをさらにゴージャスにした感じの、とにかく贅沢なデザインだと思います。
ハッチバックとゴージャス感を共存させるのは、非常に難しいと思うのですが、見事に共存させているところは、さすがイタリアン・デザインといった感があります。
エクステリア・デザイン同様、自分の場合は、インテリア・デザインに関しても、スポーティ路線を好むので、アルファロメオやアウディが最も好きですが、ラグジュアリーカーというカテゴリとしては、この新型デルタは、かなり魅力的に映りました。
この新型デルタ、正規輸入がなされる噂も一時かなり流れていましたが、現在のところは、並行で入ってきているだけのようです。
今回お邪魔したお店では、MiToに積まれている1.4ターボと、1.6ターボディーゼルの2つのエンジンのモデルを扱っているとのこと。
MiToよりも220kgも重いデルタを、この1.4ターボがどのように走らせてくれるのか興味深いですが、それ以上に、個人的には、1.6ターボのフィーリングが気になりますね。
ちなみに、本国では、エンジンの種類も5種類ほど設定されているようです。
ということで、新型デルタ、是非試乗してみたくなりました☆