ここ1、2年の、アウディを含めたフォルクスワーゲン・グループのクルマに対する印象について、必ずと言っていいほど使われるワードが「完成度」だと思います。
私自身、昨年、短期間ながら現行型A4を所有し、完成度の高さをしみじみ実感しました。
この新型ポロも、欧州「カー・オブ・ザ・イヤー2010」を受賞しており、ご多分に漏れず、一足早くデビューした現行ゴルフY以上に完成度の高さは評判のようです。
ということで、この新型ポロ。
まず、そのエクステリア・デザインですが、先代ポロに比べ、かなり男性的なデザインに変わりましたね。




先代ポロに関しては、自分も、GTIの走りはかなり気に入っており、コペンやミニ・クラブマン購入時の候補車として検討もしましたが、先代のテレビCMからもよく分かるように、その女性的なデザインが、購入を躊躇させていたことは事実です。
それに比べ、今回の新型は、男性でも、さほど違和感なく乗れるデザインに仕上がっているのではないでしょうか(さすがに、若い人のほうが似合いそうですが(^^; )
しかも、これまた最近のアウディにも言えることですが、標準仕様にも、フロントが、リップスポイラーがついたようなデザインになっており、なかなかカッコいいです。
インテリア・デザインに目を向けても、例えば、国産車同クラスのフィットやスイフトあたりに比べ、質感が1クラス高い印象ですね。さすがに、価格が高いだけのことはあります。

そして、エンジンをかけ、実際に運転してみましたが、現行ゴルフY動揺、その質感の高い走りは、完全にクラスを越えていると思いました。
乗り心地とスポーティさや振動・騒音の少なさ等の全てのバランスが、高次元に保たれていると思います。
強いて言えば、これまた、最近のアウディも含めたフォルクスワーゲン・グループのクルマに共通した、パンチのきいた速さみたいなもねが感じられず、ちょっとモッサリとした印象でしたが、もうすぐ、日本にも、1.2リッターTSIモデルが入ってくるようですから、おそらく、現在導入されている1.4NAに比べるとパンチのきいた走りを見せてくれることでしょう。
それに、いずれ、GTIも導入されるでしょうし。
最後に価格ですが、今回試乗した、1.4リッターNAモデルが203万円。
現在のラインナップは、この1グレードのみです。
何と比べるか、にもよりますが、これだけ完成度の高いクルマがジャスト200万円というのは、安い気がします。
欧州車の同クラスのライバルとなると、MINI、MiTo、207、トゥインゴといったあたりでしょうか。
この中ですと、トゥインゴのベースグレードが198万円。MINI ONEが222万円。
207は一番安くても234万円。MiToにいたっては、285万円(^^;
スペックの違いもあり単純に比べられませんが、やはりポロは割安感がありますね。
とはいえ、、自分でお金出して買うなら、この中だったら、やはり迷わずMiToですね(^^;
現行型ポロのGTIが出たら、MiToや、MINIクーパーSあたりと乗り比べるのが楽しみです☆