また、特に、かつてのプレリュード(特に3代目、4代め)、2代目レジェンド、初代アコード・インスパイア&3代目ビガー、2代目CR-X、シビック(初代〜6代目)、USアコードワゴン、そしてビート等、1990年代頃のホンダ車は、どれもこれも、本当にカッコよかったと思いますが、ここ10年くらいのホンダ車のデザインには正直失望しておりました。
ここ10年くらいで、デザイン的に欲しいと思えたのは、残念ながらせいぜい、S2000くらいです。
そんなホンダから、3番目となるハイブリッドカー「CR-Z」が今日発表されましたが、CR-Z開発におけるホンダ上層部のメッセージは「かっこ悪くなったら、やめるからね」だったそうです(^^;
う〜ん、そもそも、1990年代のホンダが好きだった自分としては、すべての車種において、その言葉(「かっこ悪くなったら、やめるからね」)を貫いてほしかった、と思うし、CR-Zに限って、これだけ「かっこよさ」をアピールするってことは、うがった見方をすれば、現在のホンダの「CR-Z以外」のクルマはみなかっこ悪いってこと?とも受け取れそうな内容です(^^;
あるいは、その「かっこ悪くなったら、やめるからね」と言っているご本人が、果たしてどれくらい「かっこよさ」のセンスを持った人なのかは分かりませんし、もっと言えば「かっこ悪くなったら、やめるからね」というコピーを大々的に宣伝に使うこと自体、果たしてかっこいいことなのか?という思いもありますが・・・と、ネガな前置きはこれくらいにして(^^;、、、
そんな私もCR-Zには、コンセプトモデルが発表された当時から興味を抱いていました。
何よりも、そのCR-Zというネーミングは、私がとても好きだった「CR-X」から派生していることは、カタチを見ても間違いないからです。
また、ハイブリッド初となる、マニュアルトランスミッションにも興味があります。
「そもそも、ハイブリッドにスポーツなんて求めてないから」みたいな声も聞きますが、やはり、乗り味だけは、実際に乗ってみないことには分からないですからね。
ということで、デビューとなった本日、早速実車を見て参りました。
さすがに試乗はまだできませんでしたが、初めて間近で見た実車の第一印象は、なかなかかっこいいと思いました。
正面や斜め前から見ると、アウディの現行型TTクーペに似てる気がしますが(^^;、横や後ろからの眺めは全く別モノですし、確かに、昔のCR-Xを彷彿とさせるデザインだと思います。
それに初期のコンセプトモデルと比べても、ボンネットからコクピットスペースにかけての角度が多少立った程度で、極めて、コンセプトモデルに近いまま発売されたことは、よく頑張った、という感じです。(ちなみに、我らがブレラのときも、コンセプトモデルと市販モデルの関係は、似たような感じでしたね)
ボディカラーに関しては、今日は、白とダークグレーを見ましたが、さすがにイメージカラーの白のほうが、かっこよく見えました。







内装も、さすがに欧州車のセンスの域には達していませんが、それでも「ハイブリッドスポーツ」と謳うに相応しい、未来的でなかなか好感の持てるデザインでした。


フロントシートについても、ゆったりとしていて且つスポーティな造りになっていて、イイ感じでした。

一方、このCR-Z、今まで、「リアシート」に関する情報がほとんど入ってこなかったのですが、今日、実車を見て、その理由が分かりました。
リアシートは、正直、おまけ程度です。大人が座るにはかなりスペース的に厳しいですし、ヘッドレストすらついておらないため、CR-Zは2シーターとして割り切って使うほうが賢明でしょう。

(↑分かりにくいですが、リアシートです)
ということで、このCR-Z(ズィー)、ひとまず実車を見た限りでは、「是非、試乗もしてみたい」と思えるクルマでした。
おそらく試乗車は今後増えてくるでしょうが、各々のディーラーが、このクルマの目玉の1つである6MTモデルをしっかりと用意してくれるのか、それとも、販売台数を重視してCVTモデルを用意するのかは、判断が分かれそうですね(^^;


