今年最後の試乗に選んだクルマは、トヨタのFJクルーザーです。
先日展示車を見て、なかなかの好印象を持ったので、本日の試乗と相成りました。
今日の試乗車は、前回の展示車(イエロー)と違い、地味めなグレーでした。



FJクルーザーにどうせ乗るなら、個人的には、ビビッドなイエローかブルーがいいなぁ、と思っていますが、でも、この地味めなグレーであっても、FJクルーザー自体のエクステリア・デザインは、とても好みですね。
フロントグリルの旧「TOYOTA」ロゴも、妙にカッコよく見えます。このクルマには、現在のトヨタのエンブレムが来るよりも、ずっと似合ってますね(^^;
ちなみに、今日の試乗車は、3グレードあるうちの「オフロードパッケージ」仕様でした。
他の2グレードとの最も大きな違いは、ビルシュタインの専用ショックアブソーバーが装備されていること等です。(よって、ホイールは17インチのみ)
ということで、ヨイショと、普段慣れていない高い位置の運転席に座り、エンジン始動。
迫力のV6 4リッターNAエンジンが目覚めました。

4リッターとはいえ、車重が1940kgと、約2トン近くありますから、さすがに出だしはかったるいかな、と思っていましたが、どうしてどうして、結構気持ちよく加速してくれました。
このサイズでこれだけスムーズに加速してくれたら、ストレスがたまることはないでしょう。
そして、好印象だったのが、足回りです。
ビルシュタインの専用ショックアブソーバーのおかげか、この類の大型SUVに見られるような、フワフワと柔らかめの足ではなく、適度に硬めで非常に気持ち良い乗り心地でした。
ハンドリングについても、これだけ大きなサイズのSUVを運転しているとは思えない気持ちよさがありました。これも、ビルシュタインが少なからず貢献しているのかもしれません。
正直、「走り」については、期待していなかったのですが、これなら十分、走りも楽しめると思います、このサイズのSUVとしては。
そして、SUVとしてのオフロード性能ですが、これについても、元々、一見ナンパなデザインにも見えるこのFJクルーザーですので、それほど期待していなかったのですが、プラド譲りの、非常に本格派オフロード性能を持っていることが、営業さんの説明で、よく分かりました。
前回のブログにも書いたとおり、私にとってのSUVは、オフロード性能は重視していなくて、ファッション感覚で乗るクルマという位置づけだったのですが、今日、FJクルーザーのことがいろいろと分かっていくうちに、これはオフロードに繰り出さなければ勿体ないクルマだなと実感しました。
今まで、並行輸入モノを何度か見かけた際、FJクルーザーは、正直、カッコだけのSUVだと思ってましたが、全然違いましたね(^^;
それと、FJクルーザーの代表的な楽しみ方として、自分仕様にカスタマイズすることをトヨタとしても推奨しているようです。
だから、敢えて、素グレードを買って、あとはお好みで自分色に染めていく、みたいな。
私はクルマは、基本的に「ノーマルで乗る」派ですが、このFJクルーザーは、確かに、そんな私でも、もし所有したら、ちょっとイジってみるかな?と思わせるような、そんな雰囲気を持っています(^^;
強いて挙げれば、これだけデカいサイズでも、後席については、大人が座るにはちょっと狭いので、長旅は辛いかもしれません。
まぁ、唯一の欠点といえば、その程度でしょうか。
価格も素グレードなら314万円。カラーパッケージや、今日試乗したオフロードパッケージでも、それほど値段は変わりません。
コストパフォーマンス、かなり高いのではないでしょうか。
う〜ん、FJクルーザー、かなり面白そうです。
もうちょっと若かったら、イっちゃってたかもしれません(^^;
ただ、人気が出て、乗ってる人が増え過ぎると、それはそれで、萎えてしまうので、しばらくは、これからの動向を伺いたいと思います(^^;
いずれにせよ、「欲しい」と思えるSUVでした。FJクルーザー。

(ショールームに置いてあったFJクルーザー専門誌。表紙には、私の名前が・・(爆))
MTも欲しいのと、もーちょっと安くならんのか?と。
FJクルーザー、なかなか良心的価格設定だと思うんですが、高いですかね・・?(^^;
まぁ、もちろん、安いに越したことはないですもんね。