それまでは、プジョーやシトロエンのフランス車の猫足的な走りに魅了されていた私ですが、初代120に試乗して、そのハンドリングに一発でK.O.されたのをきっかけに、現在に至る「エモーショナル」な走りへと導かれていったのです。
スタイリングに関しても、同じBMWとしては、E46やE39のカッコよさに比べれば劣るものの、また、当時から、ハッチバックで世界一カッコいいのはアルファロメオ147だと思っていながらも、A3やゴルフを差し置いて、147の次に位置するカッコいいハッチバックは、初代1シリーズだと思っていました。
そして、初代1シリーズを速攻で買ってしまい、1シリのキャッチフレーズである「Joy」をお借りし、私のニックネームとなったのです(最近じゃ、Joyといえば、こちらのJOYのほうが有名ですが(笑))。
そこから、私の怒濤の乗り換え地獄(=借金地獄)が始まり、現在に至るわけです(^^;
ということで、私にとって特別なクルマである1シリが、今回、初のFMCを行い、本日、晴れて、初対面&初試乗と相成りました。
新型1シリのCMのコピーの中に「鳥肌が立つ」というフレーズがありますが、私は、今回の新型1シリの写真を初めて見たとき、そのデザインのあまりのカッコ○さに、「鳥肌が立ち」ました(^^;
いろいろな声を見聞きする限り、少なくとも、それは私だけでなく、相当数のクルマ好きの人たちがそう感じていると思って間違いなさそうです。
今日、実車を初めて見ましたが、その思いに、変わりはありませんでした。
正面から見た「お顔」だけでなく、後ろ姿である「ヒップ」も、ともに、どう見ても、初代のほうが、カッコいいですね。。。
せめて、お顔、もしくは、ヒップのどちらかだけでも「カッコいい!」と思えたらいいのですが、残念ながら、どう贔屓目に見ても、やっぱり初代のほうがいいですね。
まぁ、とはいえ、最近のドイツ車は、アウディやVW、そして、ドイツ車だけでなく、アルファロメオにしたって、だんだんと「一目惚れしないデザイン」の方向に進んでるとしか思えませんから、BMWだけの話ではないんですが。
と、デザインに関する前置きが長くなってしまいましたが、やっぱり、自分にとって特別なクルマである1シリの、少しでも良いところを見つけたい!ということで、ディーラーには数日前に届いたばかり、という試乗車に早速乗ってまいりました。
今回用意されていた試乗車は、2グレードあるうちの下級グレードである116i。
正確には、ベースグレードよりも10万円高い、装飾が施された「116i Style」でした。




結論から言えば、やはり「1シリの走りは素晴らしい!」ということになります。
116iは、最高出力136PS/4400rpm-6450rpm、最大トルク22.4kgm/1350-4300rpmと、スペック的には大したことないですが、走りの俊敏性は、私が所有していた初代120よりも、むしろあるように感じました。むろん、初代116よりも俊敏に感じたのは言うまでもありません。
ハンドリングについても、今日、試乗をスタートして、最初にステアリングを切った瞬間から、「あぁ、やっぱり1シリは素晴らしい!」と感心してしまいました。
アルファロメオ147のハンドリングも、FFの中ではかなりクイックな部類だと思いますが、今日、新型116iに乗ってみて、やはりBMWのハンドリングは凄い、と脱帽しました。
FF車を無理矢理クイックにぶん回すハンドリングとは違い、「自分がクルマの中心にいる」、と実感しながらクイックに回すことができる1シリのハンドリングは、昔、私がK.O.された初代120の時と変わっていないか、むしろ、さらに洗練されたかもしれません。
ミッションについては、MTが無く、ATの設定しか無いのが残念ですが、そのATも、8速ATとなり、DCTではないものの、スポーツモードで走行すると、シフトチェンジは極めて素早く感じられ、乗り比べなければ、DCTとは違いが分からないのでは?という印象でした。
総合的に見て、今回の新型1シリは、(116iしか乗っていませんが)「全ての面で、初代1シリを洗練させた乗り味」、という印象でした。
新型120iには乗っていませんが、この116iでも十分過ぎるほど、スポーティ且つ快適な走りを体験できます。
自分が思う、「もっともBMWらしいドライビングができるBMW」は、3シリでもなく、5シリでもなく、やっぱり1シリだと、改めて思いました。
ですので、もしこの新型1シリが「一目惚れするようなデザイン」だったとしたら、私は、相当歯がゆい思いをしたと思います(^^;
もし、この個性的なデザインが気にならないならば、「運転の面白さと乗り味の洗練さのバランス」という点では、現在新車で買える同クラスのハッチバックとしては、世界屈指レベルと見て、間違いなさそうです。
(例えば、デザインは抜きにして、「運転の面白さと乗り味の洗練さ」という点では、今までは、まず筆頭に来るのが、ゴルフGTIあたりだと思いますが、ハンドリングでリードする新型1シリが、面白さという点で、一歩上だと思います)
ということで、新型1シリ。
「乗れば間違いなく楽しい!!」と思えます。ホッとしました(笑)
あとは、待てば、そのうち、Mスポや、ハイパワーモデル(現行135クーペに積んでるエンジンを載せる?)等、いずれバリエーションが増えるでしょうから、欲しい人は、それまで待つかどうかが悩ましいですね。
それと、今回のこの新型1シリは、クーペモデルは出るんでしょうか?(最近、BMWネタは勉強不足で疎いです・・(^^; )
以上、新型1シリの巻でした。
( ↓ 展示車の新型120i Sport)


(やっぱり私にとっての1シリは今でもこちらです☆ )
1シリ、BMWハンドリングの楽しみを教えてくれた自分にとっても特別なクルマです。
またJoyさんとも知り合うことができ、乗り換え地獄につき合わされ、ラテンの道に
導いてくれた1シリに感謝です。(笑)
116iのスポーツに試乗しましたがアイドリングストップに馴染めず、動き出しが軽くなり国産車に近づいた印象が。
私には、動き出しが鈍くてもハンドルが重くてもドイツ車らしいE87の方が好みでした。
営業は私に新型1シリを推奨していたけれど、次はE90か120iクーペで。
ですねぇ、出会いという点でも、1シリは特別なクルマですよね〜。嵐山オフを思い出します☆
確かにロマンさんも乗り換え地獄だったかもしれませんが、貴方様の場合は、「無借金」ですから、地獄ではなく「乗り換え天国」では?(笑)
これはこれは先代116オーナーのNew Orderさんじゃないですか(^^;
まぁ、アイドリングストップはいつでもオフにできますからね。
とはいえ、おっしゃるとおり、BMWはNAだからこそBMWという気がします、私も。
ところで、もう次なるクルマ、確定ですか☆
#ただテンロクターボはそそられる
テンロクターボ、そそられますか(^^;