2012年06月04日

本日の試乗 「Audi Q3」

それにしても、年々、試乗してみたいクルマの数が激減しています。

以前は、頭の中に、常に何台かは、次に試乗したいクルマがリストアップされていたものですが、現在は、正直、「無理してでも試乗してみたいクルマ」ということになると、ほぼゼロの状態です(もちろん、庶民には買えないような高額なクルマや、試乗したくでも試乗車が用意されていないような特殊なモデルであれば別ですが・・)。


んなわけで、自分にとって魅力的なクルマが激減してしまった今日この頃ですが、最近、MINIクロスオーバーに乗り換えた、且つ、元2台のアウディオーナーだったワタシとしては、アウディの新型モデル「Q3」については、とりあえず、どんな乗り味なのかな、という興味が無いわけではありません。






てなことで、一昨日、たまたま会社が休みだったため、アウディ・ディーラーにお邪魔し、Q3を試乗してまいりました。

アウディのサイトを見ると、このQ3、ちょっとややこしい書き方をしています。

というのも、同じ2リッターのクワトロモデルなのに、「2.0 TFSI quattro 211PS」というモデルと「2.0 TFSI
quattro 170PS」
という、馬力のところだけが違う2モデルの名前が存在しているのです。

基本的に同じエンジンでチューンの度合いが違う、MINIのONEとクーパーみたいな関係だと思うのですが、MINIの場合は、モデルのネーミング自体をそれぞれ変えているものの、このQ3は、ネーミングでの違いが馬力の箇所だけです。

これは一見、分かりやすいのかもしれませんが、我々日本人は、ネーミングを排気量で区別することに慣れてきましたし、それに、声に出して名前を区別する際「俺のは『にひゃくじゅういち』」「俺のは『ひゃくななじゅう』」とか言うのは、ネーミングとしてはビミョ〜な気がします(^^;




さて、今回の試乗車は、上記2モデルのうち、2.0 TFSI quattro 211PSのほうでした。(そもそも2.0 TFSI
quattro 170PSのほうは、まだ発売されてないみたいです)

( ↓ 当日は大雨のため、エクステリアは試乗車ではなく、展示車のみ撮影)

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総合的な感想は、VW帝国の他のモデル同様、クルマとしての出来は、非の打ちどころがない、と言っていいと思います。

乗り心地、速さ、内外装の質感、室内の振動(ノイズ)等、どれを取っても、文句ないです。SUVとは思えない、素晴らしい乗り心地と質感です。

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おまけに価格も、500万円弱と、私らのような一般庶民にはかなり厳しい価格であるものの、それでも、A4の2.0 TFSI quattroの価格が541万円(アバント)であることを考えると、かなりお得に感じました。

というのも、クワトロモデルではないものの、3年ほど前に短期間ながら、B8のA4アバントを所有していたワタシとしては、A4よりも1クラス下?のはずの、このQ3のほうが、むしろ全体的な走りや質感は洗練されているのでは?と思ってしまったからです。

ゴルフやポロを含めた、このVW帝国のクルマの質感の高さは、もはや、独走体勢に入ったのではないか、と思えるほど、凄いですね。








ということで、べた褒めしましたが(笑)、自分にとってはどうかというと、正直、10分ほど試乗しただけで飽きが来た、というのが偽らざる心境です。

この感覚は、ちょうど現行のTTに初めて試乗したとき辺りから、特に感じるようになりましたが、とにかく、アウディの場合、全体の品質レベルが高すぎて、悲しいかな、私のようなマイノリティな人間には、運転していてもすぐに飽きが来てしまうのです。

運転してみて、最初は「おぉ、速い!」とか「おぉ、DSG(Sトロニック)ってスムーズ!」とか思うんですけど、10分もすれば、もうその凄さが当たり前になっちゃって、逆に物足りなくなってしまうんですよね・・・(MTモデルなら、そんなこともないのでしょうが・・)

アウディのブランド・イメージ自体は好きなので、A4に関しては、B6とB8の2台を所有しましたが、特に2回目に購入したB8のほうは、結局わずか3ヶ月程度で手放してしまいました。

やはり自分には、アルファやMINIのような強烈な個性が無いとダメみたいです(^^;
(プラス、MTモデルを選べることが必要)



それと、Q3に関しては、エクステリア・デザインも、正直、自分がアウディに抱いているイメージ(=とてもカッコいい)からすると、ちょっと物足りないです。

もうちょっとカッコよくてもいいのになぁ、と思うのは私だけでしょうか。。








てなことで、ワタシ的には残念ながら「欲しい」と思えるレベルまでには達しませんでしたが、それは私の求める方向性がひねくれているからだけであって、とにかく、相変わらず凄まじい品質レベルに達している、万人にオススメできるクルマであることは間違いないと思いました、Q3。



posted by Joy at 22:54| Comment(0) | TrackBack(0) | Audi | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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