
滅多に前売り券など買わないワタシですが、今回ばかりは早々にその前売り券を購入し、今年上映される映画の中で一番期待していた作品ですので、この日を待ちわびていました。
上映時間が2時間45分という長丁場のため、昨日の夜は、余計な水分は取らず、上映開始直前にトイレにも行って、体内の水分をしっかりと出し切り(笑)、万全の体制で、劇場内へと入室しました(^^;
(以前、
そんなノーラン・バットマン・シリーズのファン達の大きな期待を一身に背負った、このダークナイト ライジング。果たして、期待に応えてくれるのでしょうか・・・
結果は、、、期待には十分応えてくれたと言えます☆
正直、映画の完成度としては、個人的には、前作のダークナイトのほうが上だと思いました。
ダークナイトは、脚本、キャスト、映像、音楽といったすべての要素が素晴らしい、自分にとってほとんど完ぺきに近い映画でした。
それに比べると、今回のダークナイト ライジングは、前半に少し中だるみ的な部分がありましたし、ストーリー全体的にちょっと雑というかツッコミどころが満載でしたし(^^;、従来同様、音楽は巨匠ハンス・ジマーでしたが、ダークナイトの時に比べると、BGMの質が若干落ちたかな、という気がしました。
とはいえ、それらを補って余りあるほど、特に、私達のような、過去2作(ビギンズ、ダークナイト)への思い入れの強いファン達を満足させてくれるいろいろな仕掛けが施されていたと思います☆
それに、過去2作は大変面白くても、うるっとくるような場面はそれほど無かったんですが、今回のライジングでは、不覚にも、何度かうるっとしてしまいそうな場面もありました(^^;
たぶん、元々「これで三部作も終わってしまうのか」という思いがありますので、余計に、感慨深かったのだと思います。
キャストに関しては、今まで同様、アルフレッド、ゴードン、フォックスの、バットマンを見守る素敵なオジさまお三方が、相変わらずイイ味出してくれてますし、新登場のジョン・ブレイク(ジョゼフ・ゴードン=レヴィット)がかなり重要な役を演じます。
それと今回は、なんといっても、ハサウェイ嬢演ずるキャットウーマン(=セリーナ・カイル)でしょう。
正直、今までアン・ハサウェイって、あんまり興味なかったんですけど(^^;、、今回のライジングを観て、凄い女優だと思いました。素の演技力そしてアクション、共に素晴らしかったです。(ちなみに身長173cmもあるんですね(^^; )
最大の敵(のはず(笑))であるトム・ハーディ演ずるベインも、迫力がありましたが、さすがに前作のジョーカーと比べてはいけませんね(^^;
しかもベインが最後に出てくる場面では、「え〜」みたいな扱いですし(^^;
あと、上記のジョゼフ・ゴードン=レヴィット、トム・ハーディに加え、これまたインセプション同窓会ですが、マリオン・コティヤールが、これまた重要な役で出演していますが、個人的には、唯一、「ちょ〜っとミスキャストじゃない・・?」と思ってしまいました(^^; (特に最後のほうの場面)
ということで、上映時間も長いので、ダークナイトに比べると、いろいろとツッコミどころはあるんですが、そこは、さすがノーラン監督。これだけ全世界から、三部作の最後をどのようにシメるのか期待を受けながら、総合的には、見事、それに応えた作品になっているのではないかと思います。
ちなみに、ラストシーンは、賛否があるかもしれません。
個人的には、インセプションのラストシーンのような「???」みたいなのが好きなんですけど(^^;、ライジングは、それに比べると分かりやすいと思います。
最後に一つ書くとすれば、タイトルにある「Rises」(邦題は「ライジング」)の意味については、バットマン本人だけではなく、映画のラストのほうで、バットマン以外の人のシーンで、個人的には「なるほど!! 確かにRisesだ!」と言える場面があったことがゾクゾクものでした☆
まだまだ書きたいことはありますが、これ以上書くと、どんどんネタバレになりそうなのでやめときます(^^;
上映期間中、間違いなく、あと1、2回は観に行くことになると思います。
ノーラン監督をはじめとしてた製作に関わったすべての方々、素晴らしい三部作を作ってくださり、ありがとうございました。
なんとなく更なる続編があるような気もするんですが、いかがでしょう?(笑)
(個人的には、続編があるならもちろん観てみたいですが、万一、コケてしまったら今までの三部作が台無しになってしまうので、微妙ですね・・・)
追伸:
当方、その映画を作った監督や制作側から「この映画を観るときは事前に必ず原作を読んでから観ること」とでも言われない限り、基本的に、事前に原作を読むことってほとんどないです。それに、せっかく映画が凄く良かったとしても、後から原作を読んで、その二つにギャップがあったら辛いですし(要は、単なる読書嫌いなんですが(笑))。
ただ、今回、ノーラン・バットマン三部作を観終え、さすがに、バットマン・シリーズは、是非原作も読んでみたいと思うようになりました。
こんなThe Dark Knight Risesのゲームアプリもあるらしい(^^;