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今回は、仕事帰りに、GMのディーラーさんに出向き、長年憧れのSaabに初めて試乗して参りました。
Saabといえば、もともとはスェーデンの航空機メーカーが始まりなんですよネ。
飛行機のために考案されたターボ技術を、一般乗用車に初めて搭載したのが、このSaabだそうです。
今からもう15年以上も前、ちょうどボクが大学生だった頃、「900Turbo」が流行し、それまでのガイシャとは異なる独特の外観にボクも大きな興味をもっていました。
その後、現在のいわゆる「9-(ハイフン)」シリーズに至るまで、ずっと興味を持ち続けていたものの、同じスェーデンのVOLVOと違って、なかなか実車を置いているディーラーさんがなく、現在まで一度も運転はおろか、乗ったことすらありませんでした。
そんな中、現時点のSaab車の中で、一番興味があるモデルが「9-3 Cabriolet」。
先日試乗して好印象だった「VW EOS」そして「Peugeot 307CC」同様、数少ない4シーターオープンとして、興味津々です。
幸運にも、この「9-3 Cabriolet」の試乗車にめぐり合えたため、仕事帰り、早速、出かけてきた次第です(^^;
ということで、9-3 Cabrioletとご対面。
試乗車は、2グレードあるうちの「Aero」という2.8リッターのターボエンジンを積んだモデル。

まずその今まで写真でしか見た記憶が無い、Cabriolet専用カラーの「ライムイエロー」にうっとり♪
ハッチバックベースのEOSや307CCに比べ、この9-3 Cabrioletはセダンベースなので、特にサイドビューがこれまたうっとりするほど流麗です☆
(実際EOS、307CCより全長で20cm以上長い)
ちなみに、9-3 Cabrioletの基本スペックはこんな感じ。
全長:4,635mm
全幅:1,760mm
全高:1,435mm
車両重量:1,730kg
エンジン:2.8リッター V6インタークーラー付ターボ
最高出力:250ps/5,500rpm
最大トルク:35.7kgm/2,000rpm

車重が1.7トンを超えているのがちょっと気になりますが、その分、Saab十八番の強力なターボエンジンを積んでいるので、走りが楽しみです。
さて、まずは幌を上げた状態で、コクピットに乗り込み、Saab伝統の、シフトレバーの後ろコンソール上に位置するキーシリンダーにキーを挿し、エンジン始動。

ちなみにこのキーシリンダーは、「万一の衝突事故から膝を守る」という思想に基づいているんだそうです。
試乗したのが夜だったため、イルミスイッチをオンに。
すると・・・
おぉ、カッコイイ!!
ナイトイルミで声が出たのは、Audi以来です。
イルミネーションカラーがグリーン(緑)なのです!
Audiの真っ赤なイルミも素敵ですが、このSaabのグリーンなイルミも、飛行機のコクピットみたいでカッコいい!


そして、アクセルを踏み込み、ボクにとっての初Saabが動き出しました。
長めのストレートな道で、強めにアクセルを踏み込んでみたところ・・・
おぉ、イイ音!
エンジン+排気サウンドが、かなりカッコいい!
同じスェーデンのVOLVOのクルマには何度か試乗したのでエンジンサウンドはだいたい頭に入っているのですが、Saabについては、全く想像がつきませんでした。というか、それほど期待していなかった、というのが正直なところだったのですが、これは大きな嬉しい誤算でした☆
そして、Saab十八番のターボエンジンは、さすがに素晴らしい加速感です。
ターボ車特有の加速する際の違和感は少しありますし、シフトをマニュアルモードで動かしたときのシフトチェンジ・ラグも大きめですが、サウンドと加速感が素晴らしいので、許せちゃいます。
ハンドリングに関しては、ステアリングがちょっと軽すぎの感もありますが、FF車としてはかなり気持ちの良いハンドリングだと思います。
高いボディ剛性とともに、多少スピードを出してコーナーに入っても、気持ち良く曲がってくれます。
その後、途中で、信号待ちの際、いよいよオープンに。
開閉時間は、わずか20秒。これなら信号待ちでも十分安心して開閉できると思います。

(↑ただいま開閉中!)
信号が青になり、オープンにして最初のスタートダッシュ。
いやぁ、感動しました。
なんたって、オープンにした状態での、このエンジン(排気)サウンドと加速感の組み合わせは、結構病みつきになりそうです♪
いろいろオープンモデルに乗ってきましたが、これだけ演出力のある、エンジン(排気)サウンドと加速感の組み合わせの素晴らしさは、Z4以来です!
感動が大きかったため、同乗の営業さんに無理を言って、オープン状態のまま、同じコースをもう1周試乗させていただくことになりました(^^;
いやぁ、ボクにとっての初Saab、かなり好印象でした(^^)
この9-3 Cabriolet、車重の重さゆえの、かったるさが無いわけではありませんが、素晴らしいエンジンサウンドと加速感の組み合わせ、大人4人がシッカリ乗れる4シーターであること、高い剛性感、流麗なスタイリング、うっとりするようなナイトイルミ、等々、かなり魅力的なクルマです☆
一般的な4人乗りの乗用車として、単純なドライビングプレジャーを求めるならBMW(ただし、どちらかというと同乗者を乗せずに一人で運転したい(^^;)、一方、ロングクルージングをハイスピードで且つ快適に楽しみたいならAudi(運転者も同乗者も快適)、みたいな「公式」が自分の中にあったのですが、まさにその「間を埋める」クルマとして、Saabが急浮上です!
是非、同じ9-3の「Sport Sedan」と「Sport Estate」にも乗ってみたくなりました♪
今回の9-3 Cabrioletに乗ってみて、やはりクルマは乗ってみないと分からないものだと、改めて実感しました☆
※GMさん、こんなに良いクルマなんだから、Saabの実車を展示したディーラーを、もっと増やしてくださいネ(^^;

(↑9-5 Estate)

(↑9-3 Estate)



いつも思うのですが、夜の試乗は何時くらいに行っているものなんでしょうか?
ホント、オープンっていいですよネ〜☆
夜の試乗は、仕事を終えてから、閉店間際のディーラーさんに押しかけ、閉店時刻過ぎても平気で試乗してる迷惑な客です(^^;
いいクルマだとは思うのですが日本での評価が高くないのが残念ですよね。
いまの9−3などは中古になるころ買ったら易くて満足度高い買い物になりそうだと思っています^^;
大袈裟ですけど15年来の希望(Saabの運転)がやっと叶いました(^^;
エンジンフィールには期待してなかったんですが、良い意味で裏切られましたヨ☆
カービューの編集長さんも嘆いてましたが、ホント、くれぐれもオペルのようなことにならないことを願うばかりです!
fukaさん、次はSaab、いかが♪
サーブ乗ってみたい一台です。
が、青森にディーラーあったかなぁ・・・
グリーンイルミ見てみたいですね〜!!
待ってました(笑
グリーンイルミネーション新鮮でいいですね〜♪
BMWとAUDIの中間ですか〜!
私も乗ってみたいなあ^^;
サーブですか!まったくのノーマークでした。
でもBMWとAUDIの中間いうのが
気になりますねぇ。
SAABにたどり着くまで20年近くかかってしまいました(^^;
でも、待った甲斐のある、"大物"でしたヨ☆
是非探してみてください(^^)
ワタシの駄ブログ、待っていただいていたなんて世辞でも嬉しいです(^^;
ところで、SAAB、いい味出してましたヨ!
一気にファンになっちゃいました♪
evening_skyさんも是非乗ってみてください☆
そうですネ、正直言って、ロマンさんにはちょっと重量が重過ぎるクルマだと思います、SAABは(^^;
でもエンジンフィーリングとか、その他全体の醸し出すフィーリングがとても良かったですヨ☆