今日はマイチェンして間もない、日産・フェアレディZを試乗して参りました。
マイチェンといっても、エンジンが新型スカイラインと同じ新開発「VQ35HR」に載せ換えられたので、かなり大きな変更と言っていいと思います。
それと、そのVQ35HRエンジンを搭載するために、エクステリアデザインが、初代フェアレディZ(S30型)を思わせるボンネット形状になり、従来よりもふっくらと丸みを帯びたデザインとなったことも、大きな変更点と言えるでしょう。
個人的には、一にも二にも、新型VQ35HRのエンジンフィールが気になるところです!
ということで、ディーラーさんに到着し、試乗車とご対面。

(↑クリックで大きくなります)
太陽光に照らされた、今回のマイチェンからの新色の「プレミアムパッショネイトオレンジ(特別塗装色)」に思わずうっとり♪
これはかなりカッコいい色だと思います。
ちなみに、この「プレミアムパッショネイトオレンジ」は、やはり初代S30型のカラーだった「グランプリオレンジ」を復活させたものだそうです☆
しばし、そのエクステリアデザインに見とれた後、いよいよコクピットに乗り込みました。
内装については、基本的に従来型とほとんど同じ、ということですが、個人的には、もうちょっと洗練してほしかったので、ちょっと残念かな・・


とはいえ、今回のZは、前述のとおり、エンジンフィーリングがどう変わったか、ということが最大且つ唯一と言っていい気になるところなので、とにかく走ってみることにしましょう!
(ちなみに、試乗車は、これまたちょっと残念な「5AT」。
やはり、この類のクルマは、MTで走りたかったです(^^;)
まず走り出した瞬間に感じたのは、従来型モデルよりも、明らかに「微低速トルク」が小さくなっていることです。
従来型モデルに初めて試乗したとき、普通にアクセルを踏んだだけで「ビュン!」と背中が押されるように飛び出す感覚があったのですが、今回のZには、それがありませんでした。
この点に関して、個人的には、今回のマイチェン後の方が、「自然な感覚」で発進することができるので、良かったと思います。
大通りに出て、しばらく広めのまっすぐな道路が続いたので、強めにアクセルを踏み込んでみました。
新型VQ35HRエンジンのフィーリングは・・・
気持ちイイです!
先日の筑波サーキットでの「carview presents NISSAN circuit day with All New SKYLINE」で、同じエンジンを積んでいる新型スカイラインのエンジンを思い切り回し、かなり気持ちの良いサウンドを聞かせてくれたのですが、やはり、今日のZは、それを1まわりも2まわりも上回る、気持ち良いサウンドを聞かせてくれました♪
正直言って、前回、従来型のZを初めて試乗したとき、一番気になったのがエンジンフィーリングでした。
確かに、加速感は良いのですが、走っててワクワクするようなエンジンの演出感が、もう少し欲しかった・・・
今回エンジンを載せ換えたことにより、その点に関して、個人的には完全に払拭されたと言っていいと思えました。
現在生産されている、国産のV型レシプロエンジンとしては、このVQ35HRは、最高レベルの気持ちよさがあると思います。
(とはいえ、個人的に、一番好きなフィーリングは、やっぱり直列6気筒なんですけど(^^;)
加速に関しても、前述のとおり、出だしの微低速トルクこそ、従来型に劣るものの、強めにアクセルを踏み込めば、かなり刺激的な加速を見せてくれます。
特にマニュアルモードで走ると、2速および3速あたりの強烈な加速は、結構病みつきになるかも☆
今日の試乗コースは空いていたので、全般的にそこそこのスピードで走れたのですが、ほとんど2速と3速で走りました(^^;
強いて挙げれば、シフトチェンジに関しては、前々から申し上げているとおり、最近、VW系のDSG(Sトロニック)の電光石火のシフトチェンジに慣れてしまったせいがあり、それに比べるとこのZは、少々まったりしてるかな、という気がします(^^;
それからハンドリングに関しては、FRということもあり、気持ちの良い部類に入ると思いますが、個人的には、もうちょっとレスポンスがクイックでもいいかな、と思いました。
(これは1.5トン近い車両重量が影響しているのかもしれません)
それと、従来型と変わったと思ったのは、乗り心地です。
従来型の方が、足回りがもっと硬い印象がありました。
つまり、今回のZは、乗り心地が良くなった印象があります。
これには、賛否両論あると思いますが、個人的には、フェアレディZというクルマの性格を考えると、あまり硬くするよりも、このマイチェン後の乗り味の方が、似合っているように思えました。
ということで、試乗を終えましたが、今日は幸い道路がかなり空いていたので、新型VQ35HRエンジンのフィーリングの素晴らしさと、そして、同じく素晴らしい「加速」が堪能できました♪
このマイチェン後のフェアレディZ、ノーマルのクーペモデルでこれだけ楽しいのですから、きっとロードスターは、相当楽しいと思います☆
さすがにロードスターの試乗車はほとんど無いと思いますが、機会があれば、是非とも運転してみたい!
最後に、今回のフェアレディZのもう1つの見所として、「カタログの内容」が挙げられます。


エンジン、デザイン、トランスミッション、足回り等々、それぞれのカテゴリ毎の開発スタッフの皆さんが、ご自分の「思い入れ」を込めて、それぞれのカテゴリを詳しく解説しています。
開発者の皆さんのメッセージが伝わってきて、好感がもてました☆
ということで、マイチェン後のフェアレディZ、強いて挙げれば内装がもうちょい洗練されれば、と思うものの、この内容で350万円以下、というのは、先日のインプレッサSTIと同様、日本人は幸せだと思います。
この「Z」、個人的には「是非欲しい」と思える一台です☆
基本スペックはこんな感じ↓
フェアレディZ(ノーマル)(5AT)
全長:4,315mm
全幅:1,815mm
全高:1,315mm
車両重量:1,480kg
エンジン:3.5リッター DOHC V型6気筒
最高出力:313ps/6,800rpm
最大トルク:36.5kgm/4,800rpm
駆動方式:FR
車両本体価格:3,465,000円
(6MTだと3,370,500円)


今回のZ、結構良い感じだったみたいですね♪
いつも通り分かり易いレポで、なんだか自分も試乗した気分になります。
値段的に見てもZとかは魅力的なんですが・・・排気量が大きいのが・・・(^^;3.5Lも自分的には必要なので
これがクリアーされれば乗り換え候補に挙がるんですけどね〜
2Lのターボがあれば・・・
またまた魔性のエンジンフィールに出会っちゃいましたねぇ。3.5Lなんて大きなエンジンの車に乗ったことありませんが、その重さをモノともせず駈けぬけちゃいそうですね。
次は何を乗るんでしょうか?毎回楽しみデス!
温かいコメント、ありがとうございます♪
それにしても、ボクもトモさんと全く同感でして、Zに関しては、もっと軽量化して2Lターボなんぞあれば、かなり面白いと思いますよネ!
それとも、敢えて「大人のスポーティカー」を目指すということでしょうかね(^^;
そうですネ、最近の国産車でエンジンフィールが気持ちイイものってなかなか少ないので、日産は頑張ったと思いますね〜☆
国産だとイチオシは、マツダのロータリーなんですが、レシプロではあのフィーリングはやっぱり無理なんでしょうネ・・(^^;
エンジンもリニューアルされて更に魅力ましましたね〜
4ドアのZでないかなあ〜(爆
この色は、ホント、カッコ良かったですヨ☆
エンジンも気持ちよくて、かなり良い仕上がりです(^^)
4ドアのZ、それってつまりスカイラインの外観をZに変える、ってことですかね?(笑)
Z忘れていました、Z4と比べてどうですか?
Z、一緒に試乗したかったですネ!
Z4と比べると、さすがにエモーショナルの度合いはZ4だと思いますが、僕はまだZ4のクーペは乗ったことないので、それと比べた方がより正確かもしれませんネ☆
(ロマンさんのおかげで、Mクーペは乗れましたが(^^;)