2007年03月05日
本日の試乗 「Ford マスタング V8 GT クーペ プレミアム」
昨日、がんきちさんとのプチオフの前に、一人でフォードディーラーに赴き、マスタングを試乗して参りました。
マスタングといえば、1964年に初代がデビューしましたが、コルベットやカマロと並ぶ、いわゆるアメ車の代表的存在ですね。
(ちなみに、ボクの幼少時代は、「マスタング」じゃなくて「ムスタング」という呼称の方が一般的だった気がします・・・)
そのマスタングが、フルモデルチェンジし、初代マスタングを彷彿させる、いわば「復活」モデルに仕上がり、昨年秋、日本に上陸し、評判も上々のため、是非、その乗り味を試してみたかったのですが、なかなか試乗車に巡り会えず、今回、ようやく見つけることができました。
ディーラーに着くと、駐車場の一番目立つ位置に、今回の試乗車と思しき白いマスタングが鎮座していました。
何かこう、これから獲物を捕らえようとしているサメを思わせる、迫力の外観ですネ。
ショウルームに入ると、今度は、マスタングのカブリオレが一番目立つ位置に展示してあり、やはりマスタングが、現在フォードの最も力を入れているモデルであることがうかがい知れます。
ということで、営業さんから早速、試乗車のキーを渡され、試乗開始となりました。
今回の試乗車は、エンジンが4.6リッターV8と4.0リッターV6の2グレードあるうちの「V8 GT クーペ プレミアム」の方でした。
どうせなら排気量の大きいV8モデルに乗りたかったので、ラッキーでした☆
運転席に乗り込み、まずは内装を確認。
質感は、さすがにドイツ車と比べるには無理がありますが、デザイン的には、恐らく、敢えて昔のマスタングをイメージしてデザインした内装でしょうから、クラシカルで良い雰囲気を醸し出してマス☆
シフトレバーについても、まさしく「Dレンジに入れっぱなしで乗れ!」と言わんばかりの今どきめずらしくなった、マニュアルモード無しの5AT(^^;
シフトレバーの形状も、ごついT字型の、昔のマスタングをイメージさせるデザインです☆
ちなみに、今回は試せませんでしたが、メーターパネルのイルミネーションは、様々な自分好みのカラーに、その時々で変えられるそうです(^^;
それと、居住性に関してですが、前席に関しては申し分ないのですが、後席に関しても、意外に広い!
例えば、AlfaブレラやAudi TTなどに比べると、はるかに広く、大人でも短時間なら十分座れそうです。
(↓前席)
(↓後席)
ということで、エンジン始動!
意外にも、アイドリングは結構静かです。
とはいえ、アメ車独特の、ド・ロ・ロ・ロという野太い排気サウンドが、確かに後方から聞こえてきます☆
そしていよいよ発進。
まず感じるのは、そのボディのデカさ。1900mmに迫る横幅と、左ハンドルしか設定が無いことと相まって、かなり気を遣います。
まぁ、これは、慣れてしまえば、大丈夫だと思いますが。
次に、空いてるストレートな道で、V8エンジンのパワーを試すべく、アクセルを強く踏んでみました。
これまた意外にも、V8 4.6リッターということから想像する限りは、それほど爆発的な加速感とは思いませんでした。
それでも、もちろん、普通に考えれば、十分過ぎるほど、迫力の加速です。
特に、一度そこそこスピードに乗り始めてからの加速は、怖さを感じるものがありました。
そして、エンジン+排気フィーリングですが、やはりこのクルマの楽しさは、これに尽きる!と言ってもいいほど、加速時は、迫力のサウンドが満たしてくれますネ☆
途中から窓を開けてみたら、さらにサウンドが大きくなり、すごい迫力でした!
クーペでもこれだけ迫力のサウンドが聞けるのだから、コンバーチブルは、最高に気持ち良さそうですネ♪
(↓コンバーチブル)
ハンドリングに関しては、ふつうのFRという感じでしょうか。別にそれは悪い意味ではなく、とにかく、迫力の排気音を吹かせながら、下手にハンドリングなど気にせず、豪快に走ることがこのクルマの最も楽しいところだと思うので、特にハンドリングに関しては印象が残らなかった、というのが正直なところです(^^;
それと、このマスタング、乗り心地は、かなり良いです。
もっと大味な乗り心地かと想像していましたが、これなら同乗者にとっても、ロングドライブも快適だと思います☆
ということで、このマスタング、左ハンドルで乗るには、ボクにはボディサイズがちょいとデカイかな・・(^^;、という感はありますが、エンジン+排気音フェチのボクにとっては、かなり気持ちの言いクルマでした(^^)
こういうクルマが日本でももっと増えてくれるとクルマ社会全体に活気が湧いてくると思います☆
(↓以下、マスタングの基本スペック)
全長:4,765mm
全幅:1,880mm
全高:1,385mm
車両重量:1,630kg
エンジン:4.6リッター SOHC V8
最高出力:304ps/5,750rpm
最大トルク:44.2kgm/4,500rpm
駆動方式:FR
車両本体価格:4,600,000円
この記事へのトラックバック
インパネ回りは60年代を感じさせてなかなか良いですね☆ ただ!やはりアメ車はデカスギます。自分にはちょっと........
私は買えませんが思ったよりも安いんですねぇ。
最近V8搭載車が雑誌に取り上げられてますよね。私には別世界のハナシですが...。
でもやっぱりこの車を乗るなら、広大なアメリカ大陸でないとダメでしょうね。
日本で乗るには大きすぎるような気がします(^^;
今度はアメ車ですか〜
さすがですね♪
私はアメ車だとコルベット試乗してみたいです〜^^
そうですネ〜、さすがにマスタングはロマンさんのストライクゾーンからはかなり外れてると思いますが、でも、一度体験してみるのも悪くないと思いますヨ。
目覚めたりして(^^;
そうなんですよネ、新車ではボクにも買える値段じゃないですが、意外に安いですよネ、マスタング(^^)
V8 4.6リッターですもんね、凄いです(^^;
おっしゃるとおりで、ちょいと日本で乗るには、デカ過ぎるかなぁ、という印象でした。。
でも、セカンドカーにこういうのがあれば、楽しいでしょうネ☆
ボクにとっても、初のアメ車らしいアメ車体験でした。(以前、USアコードワゴン持ってたんです(^^;)
コルベット、ボクも一度は運転してみたいです☆
こいつの4606ccエンジンは315ps、日本仕様では304psと表記され、率直に言って「4600ccある割にはもう少しパワーがあっても良いかも」という感じ、そう見ようによってはイマイチといった所。事実、小生自身が所有するレクサスIS350の方が3000回転以上でのトルクの盛り上がりが怒濤の迫力を増すという意味でパンチある加速に感じられ、事実マスタングより速かったです。
しかし回す楽しみはない反面、極低速トルクは排気量相応にあり、ルートビアやコカコーラの缶片手にゆるゆるとアメリカ人張りに流すにはこんなに良い乗り物はないという雰囲気はあります。実際に日本の路上で使うには車幅感覚やブレーキの唐突さなど使いにくい面も多いですが。そして燃費(5km/l台)も。
要は同車を動かす器量があり、左ハンドル好きで、莫大な維持費を払える乗り手であれば実にゆったりと大らかで、世界に類を見ない貴重な四座スポーツサルーンになるわけで、実に捨てがたい存在に思えます。本国で巷間噂される新設計5.0LのV8は400psで、可変気筒を備える噂もあり、デビューしたら小生も運転してみたいです!