先代までの、背が高くて全長の短いタイプは、「お金持ち家庭の奥様用クルマ」(旦那はEクラスとかに乗ってそう)みたいなイメージがありましたが、この新型Aクラスは、ゴルフや1シリーズ等とかぶるCセグメントへと劇的に変化しましたね。「これなら乗れる」と思う男性ユーザーが増えたことでしょう。
というか、現行型のCセグ・ドイツ御三家ならぬ御四家(BMW 1シリ、アウディ A3、VW ゴルフ、そしてこの新型Aクラス)の中で、エクステリアデザイン的には、一番カッコいいんじゃないでしょうか。先代までのAクラスを思えば、考えられないことです(^^;
Aクラスだけでなく、他のモデルを見ても、最近、ドイツ御三家の中で、唯一、デザインが全般的にきちんとカッコよく進化してるのがメルセデスのような気がしますね〜
ということで、、、試乗車は、A180 Sportsでした。
本当は、ジュリエッタQVと近いスペックのA250シュポルトに乗れれば尚良かったんですが(^^;
(ちなみに、A180 SportsのSportsは「スポーツ」と読み、A250 SPORTのSPORTはドイツ語的に「シュポルト」と読むそうです。日本語発音だと「シュポルト」って、なんか若干マヌケな感じがしますね(^^; )
さて、この試乗車には「ナイトパッケージ」なるオプションが装備されていたので、ホイールが迫力あるデザインとなり、パッと見、「ん? AMGモデル?」と思ってしまいそうです(^^;

今度は、室内に乗り込むと「これぞメルセデス品質!」と唸ってしまうほど、普段、アルファに乗り馴れた当方は感心してしまいました。
とにかく「いかにも高級車に乗ってる感」満載の、内装に仕上がっていると思います。

そして、エンジンを始動し、試乗した感想ですが、意外にも迫力あるエグゾーストノートが聞こえてきて、「スポーティモデルに乗っているんだ」という気にさせてくれます(排気音はジュリエッタQVより煩いです(^^; )
加速は必要十分であり、乗り心地は、さすがメルセデス、という上質さを感じました。
A180でもこれだけの加速なので、AMGは別としても、A250シュポルトでも、相当過激でしょうね。
(ちなみに、スペック上、ジュリエッタQVよりA250シュポルトのほうが速いです(^^; )
ということで、メルセデスの新型Aクラス。
今回はベースグレードのA180でしたが、とにかく凄まじいまでの品質感、という印象を受けた、さすがメルセデスといったクルマに仕上がっていると思いました。
ただ、コラムシフトであることやナビのデザイン等、細部を見ていくと、「クルマ好き」な人たちよりも、どちらかというと、素人を含めた広く一般の人たちにウケるクルマを目指している感があり、当方としては、メインカーとして買うのはちょっと辛いかな、という印象を受けました。
先代までのAクラスに比べ、エクステリアデザインは劇的にスポーティでカッコよくなりましたが、やはり、先代同様、実はEクラスとか高いクルマをメインカーとして所有している方が、普段乗り用として、あるいは奥様や娘さん用のクルマとしてサブカー的に使うのが似合うかな、というのが、当方の抱いた印象でした。
もちろん、化け物スペックのAMGモデルは別ですが(笑)