もちろん、良い特徴を持ったクルマは少なからずあると思うんですが、「エンジンはいいけど、デザインがなぁ・・・」とか、逆に「デザインはいいけど、乗り味がなぁ・・・」みたいな感じで、トータルとして「欲しい」と思える域に達するクルマって、なかなか無いですね。
んでもって、欲しいクルマを頭で思い浮かべると、やはりどれも、既に新車では買えない、販売終了したモデルばかりです。
そんな中、このたびスバルが発表したレヴォーグは、写真で見る限り「おぉ、なかなかイイんじゃね?」と思えるクルマでした。
やっぱクルマって、まずは「カッコ(格好)、カタチ(形)」から入りますよね。
当方、先代(4代目)のレガシィには、デザイン的に、かなり好印象を抱いていたんですが、現行型は、クルマ自体が素晴らしいのは分かるんですが、デザインが正直、好きになれなかったんですよね。。それにボディサイズもデカくなり過ぎた感がありますし。。
(一言で言うと、「スポーティさが無くなった」って感じでしょうか。。)
私の友人で生粋のスバリストがいるんですが、彼は、以前、先代のレガシィに乗っていて、かなりお気に入りだったようですが、現行型は好きになれず、結局、インプレッサ(STI)に乗り換えた、という身近な例もありますし、少なからず、同じような想いを抱いている人が多いのではないかと思っています。
まさにそんな人たち(先代までのレガシィが好きで、現行型にはちょっと躊躇している人)にぶつけてきたと思われる、このレヴォーグ。
写真を見る限り、内外装とも、ウマくまとめてきてますね。ステーションワゴンとしてはかなりカッコいいと思います☆
第一印象は重要ですね〜
んでもって、ボディサイズは、全長4,690×全幅1,780×全高1490mm。
ちなみに、現行型(5代目)レガシィは、4,775×1,780×1,535mm。
一方、先代(4代目)だと、4,680×1,730×1,470mm。
よって、全幅こそ現行型と同じ1,780mmですが、全長と全高は、先代とほぼ同じ数字です。というか、同じ数字に「戻した」と言ったほうがいいかもしれないですね。
この、敢えてダウンサイジングしたところに、スバルの想いとして「現行型レガシィは、ちょいとデカくし過ぎちゃったな」ということがあるのでしょうね。
しかし、一度デカくしてしまったレガシィを、またダウンサイジングし、それでも「レガシィ」と名乗る、という選択肢も当然あったと思うのですが、そこは、そうせずに、敢えて、新たなブランド「レヴォーグ」を立ち上げた、というところでしょうか。
いずれにしても、このレヴォーグ。ステーションワゴン好きで、且つ、先代レガシィが好きだった当方としては、最近では珍しく「これなら欲しいな」と思えるクルマでしたので、まだ「プロトタイプ」の段階ではありますが、早速、本日、実車を観に行ってまいりました。
まず最初に感じた印象は「意外とデケぇ」(笑)
確かに全長と全高は、先代レガシィとほぼ同じですが、全幅は現行型レガシィと同じ1,780mmあるのが効いてるのかもしれないですね。
エクステリア・デザインに関し、前および斜め前から見るカタチは、写真で抱いた印象どおり、カッコいいです☆
一方、リアのデザインは、意外と平凡に感じました。まぁ、前も後ろもどちらも文句なくカッコいいクルマなんて、ほとんど無いですから仕方ないか(^^;
内装に関しては、日本車としては、かなりイイほうですね☆
ゾクゾクするようなカッコよさまでは無いですが、それでも、今までのスバル車に見受けられた安っぽさのようなものがほぼ払拭されており、無難なカッコよさだと思います。
唯一、一番残念だったのは、フロントドアの開け閉めの際の「軽さ」です。
欧州車の同クラスのクルマだと、ほとんど例外無く、フロントドアの開け閉めには「重厚さ」を感じることができ、それだけで「あぁ、いいクルマだなぁ」と思うものですが、このレヴォーグのフロントドアには、重厚さを感じることはできませんでした。
人によって、全然どうでもいいことなんでしょうけど、個人的には、この「ドアの感覚」の違いは、結構大きいものがあります。
今日、観ることができた展示車(プロトタイプ)は、2.0GT-S EyeSight(車両本体330万円(税抜))という、レヴォーグの中の最上級グレード。
その一つ下の2.0GT EyeSightは310万円であり、動力的スペックは両者変わりませんが、最上級の2.0GT-S EyeSightには、2.0GT EyeSightには無い、ビルシュタイン・ダンパーやアルミ鍛造Fロアアーム、アルカンターラ・シート、シルバーカーボン調パネルなどが着いており、価格差20万円ということを考えると、断然、この最上級の2.0GT-S EyeSightが「買い」ということになろうかと思います。
しか〜し。
渡された見積書を拝見したところ、、、支払い総額450万超えw( ̄Д ̄;)w
ローン金利など入っていない、現金払いの見積です。
フル装備、つまり、本来、ほとんど他に買い足す必要の無いはずの「最上級グレード」の価格が、乗り出しだと、車両本体価格より120万円以上高くなってるって、いったい、どうなのよ(苦笑)
まぁ、消費税が既に8%で計算されているのは仕方ないにしても、、、450万って凄いですね〜(^^;
ということで、その数字を見て、一目散にディーラーをあとにしたことは言うまでもありません(笑)
てなことで、このレヴォーグ。
上記のとおり、最上級グレードだと、乗り出しは相当な金額になることを覚悟しなくてはいけませんが、クルマ自体は、一言で表せば、すべての面で「無難なカッコよさ」。
日本人の気質を考えれば、まさにこの「無難なカッコよさ」というのがフィットすると思いますし、先代までのレガシィが好きだった人にすれば「待ってましたー!」って感じでしょうし、その他、別にスバリストじゃなくても「国産で、もっとカッコいいステーションワゴンがあったらいいのに」と思っている人とかも少なからずいると思うので、きっと売れると思います☆
ちなみに、モータージャーナリストさん達の、試乗インプレ(ただし、プロトタイプ)も、すこぶる好印象な内容ですので、試乗せずに買ったとしても、「失敗した〜」というリスクは少なそうですね☆
ただし、レヴォーグは売れるでしょうから、「人とは違うクルマに乗りたい」と思っている人にとっては、最終的にはかなり悩ましい選択になるでしょうね(^^;
あと、MTが選べないのも残念です。スバルというブランドのイメージからすると、レガシィとインプには、MTモデルを設定したほうがいいと思うんですが、、まぁ、やはり、いかに私のようなMT乗りが絶滅危惧種になったかが、分かりますね(笑)
それと、このレヴォーグ、グレードにもよるでしょうが、今注文すると、納車は6月だそうです。
以上、レヴォーグ試座記でした。
最近のスバルのお尻のデザインがいけてないところはjoyさんと同意見なのです。
そして車体で300超えると。。。。。
すぐそこに輸入車が待ってるしね。
選択が難しい(嬉しい悲鳴?)レンジの価格帯だと思います。
ですねぇ。乗り出しでここまで高いと、考えてしまいますね(^^;
まぁでも、レヴォーグは売れそうな雰囲気ですね☆