試乗車のグレードは、ラインナップ中、一番下のベースグレードである1.6GT。
もともと、2リッターではなく、まずはこの1.6リッター・モデルに乗ってみたかったので、ちょうどよかったです。
5分程度のわずかな試乗でしたが、運転してみた感想は「こりゃ、売れるわ」(^^;
日本のクルマ好きの若者が欲しくなるような、「サイズ」、「デザイン」、「走り」が絶妙に詰まった、うまいパッケージになっていると思いました。
走りに関しては、さすがにトルクが40越えの2リッター・モデルに比べると非力なのは明らかですが、とはいえ、1.6リッターにしては、十分過ぎるほど速い、と感じましたし、足回りに関しても、ビルシュタインではないノーマルの足でしたが、スポーティさと乗り心地の良さのバランスがうまく取れていると思いました。
そして、ボディ剛性に関しても、かなりしっかりとした印象を抱きました。
唯一残念だったのは、エンジンの回り方というか、吹き上がり方が、ちょっとぎこちなかったことです。
同じターボエンジンでも、もっと自然な吹き上がり方をするクルマはたくさんあると思います。
なので、このリニアトロニックの感覚は、自分には合いませんでした。
あ、それと、このレヴォーグにはマニュアルの設定が無いのも残念ですねぇ。
スバルもSTIモデルとBRZ以外は、オートマのみになっていく感じですね。
あ、さらにそれと、、、この1.6GTの燃費のカタログスペックは17.4km/Lとなっていますが、今日メーターに表示されていた燃費は、累積平均が約7km/L。ワタシが試乗した間の燃費は約5km/Lでした
ワタシの場合、確かに試乗距離自体が短かったせいはあるとは思うものの、そんなにアクセル踏んだわけでもないのに、約5km/Lって、どうなんだろう? カタログ値の17.4km/Lと開きがありすぎな気がしないでもありません(^^;
一方、インパネやメーター・ディスプレイ等のデザインは、欧州車の洗練さまでは無いにしても、いかにも日本のクルマ好きの若者が好みそうなデザインになっており、これならベースグレードでも十分だと思いました。
ただ、ヘッドライトがハロゲンだったりするので、さすがに、ちょっとクルマ好きの人なら、GTではなくGT-Sを選ぶのではないかと思われます。
ちなみにベースグレードのGTだと車両本体価格(税込)は270万円弱ですが、GT-Sになると一気に300万円超えてしまいます。
んでもって、前回のブログにも書いたとおり、トップグレードの2.0のGT-Sになると350万円を超えてしまうため、乗り出し400万コースとなってしまうんですよね(^^;
なので、売れ筋は間違いなく、1.6のGT(EyeSight含む)もしくはGT-Sになると思われます。
ということで、細かい注文はあるにしても、このレヴォーグ、「かなり売れる」と見ました。
特に先代レガシィ(4代目)のツーリングワゴンが好きだった人には、「待ってました」というクルマに仕上がっていると思います。
かつてステーションワゴンばかり乗っていたワタシとしても、欲しいか欲しくないかと聞かれれば「欲しい」部類に入るクルマでした☆
(まぁ、実際には、自分の場合、できるだけ他人が乗ってないクルマに乗りたい派なので、そういう人には向かないと思いますが(^^; )
以上、レヴォーグの巻、でした。