いずれもMTモデルです。
2週も続けて試乗したのは、1回目、仙台で試乗した際は、あまりにも短距離かつスピードも出せず終いだったのと、、、普通ならそれでも仕方ないと思うのですが、今回のロードスターは「もう一回、きちんと運転してみたい」と思わせる「何か」があったから、です。


ということで、、2回試乗してみた感想は、、、「先代に比べ、すべての面で良くなった!」という印象です。
先代に比し、重量が100kgほどダイエットされ、初代とほぼ同じ900kg台になったのが大きいですね。
幌を布製のみとし、しかも「手動式」と割り切ったところも好感が持てます。
それと、これまでのロードスターすべてに言えたことですが、エンジン音(プラス排気音)が、イマイチ安っぽく感じられた点も、今回の4代目で、かなり「イイ音」と呼べるレベルになったと思います。
そして、内装・外装の「質感」に関しても、輸入車と比較して、全く遜色ない域に達していると思いました。
(これは、ロードスターだけでなく、最近のマツダ車全般(アクセラやデミオ)にも言えることですね)
強いて挙げれば、、ハンドリングに関しては、個人的な印象では、鬼のような剛性感を感じた先代モデルのほうが好みであり、今回の4代目のそれは、ちょっと「軽快過ぎる」印象がありましたが、この点は、まさに好みの問題と言えるでしょう。
(先代ロードスターのハンドリングは、「試乗」も含め、今まで当方が運転した全てのクルマの中でも、トップレベルの面白さを感じました)
それと、今回のこの4代目ロードスターについては、とりあえず3グレードでスタートしましたが、一番下のモデルである「S」が、MT専用であるのが、MT乗りにとっては、非常に嬉しいですね。
というのも、この「S」は、車両本体価格(税込)が約250万円なんですが、真ん中のグレードである「S Special package」(MT:270万円、AT:約280万円)および最上級グレード「S Leather package」(MT:約300万円、AT:約315万円)と比べて、基本的なクルマそのものとしてはほぼ同じであり、普通なら最下グレードだと、ホイールのサイズが小さかったり、ホイールのデザインも安っぽくなっていたりするものですが、このロードスターは、3つのグレードにおいて、すべて同じなのです。(違いは、ナビや安全装置、レザーシート等の有無です)
そのため、なんだかんだで、ちょっとクルマが好きな人なら、なかなか最下グレードって買いづらいものがあったりしますが、この4代目ロードスターは、「MT乗り」の人であれば、"自信を持って"もしくは"安心して"、最下グレードを選ぶことができると思います。
そんなわけで、この新型ロードスター。
かなり好印象でした☆
もしこれで、最下グレードだけでなく、3グレードとも「MT」の設定しかないクルマであれば、即買いしてると思います(笑)
それにしても、最近のマツダはイイですね。
今、国産メーカーの中で、一番、"筋の通った"、良いクルマ作りをしているのではないでしょうか。
どこぞのメーカーのように「とりあえず、いろんなクルマを作ってみました」というのではなく、まるでドイツ・メーカーのように、車種を絞って、一つひとつのクルマを丁寧に作り、くわえて、車種ラインナップに一貫性を感じる、そんな作り方をしていると思います。
実際には、会社の規模的に、「ほんとはもっと色々な車種を作りたくても作れない」というのが裏事情かもしれませんが、だとしても、それをうまく逆手に取って、しっかりとした"意志"を感じる硬派なクルマ作りをしていると思います。
(とはいえ、そんなドイツ勢も、最近では、日本のメーカーのように、車種を増やしてきてる感がありますが...)
強いて言えば、軽自動車のOEMは要らないと思います(^^;
まぁ、色々と大人の事情があるのでしょうけど、あくまでも個人的感覚ですが、どうもこのOEMという売り方だけは、当方、受け入れられないんですよね。。(^^;
いずれにしても、ロードスター、かなりイイ具合に仕上がっていると思いました☆
追伸:
最近、マツダのディーラーの建物の造りが、屋外・室内とも、まるでレクサス・ディーラーと見間違えるようデザインに改装されてきてますね(^^;
(今回、当方が最初にロードスターを試乗した店が、まさに『レクサス化』された店舗でした(^^; )
改装するなら、もう少し「マツダ色」を出してもらいたいです☆
おかげさまで、多少、単身赴任にも慣れてきました(^^;
なんと、ロードスター2台に加えてエイトまでお乗りだったんですね!
羨ましい限りです。
物腰柔らかな文章から察するに、きっとどんどん出世されますよ!
どうせなら、お次は595、いかがですか?(^^;