「津軽と南部」といえば、藩政時代の影響による対立が有名ですが、当方、まさに南部地方(八戸)の出身です(^^;
高校卒業まで八戸で過ごしましたが、幼少時代から、特にその「津軽と南部」の対立みたいなことは意識せず育ってきましたし、周囲でもそれほど話題になったりもしなかった気がします。
まぁ、ただ、小さい頃から我が家も、どこかに観光等に行く場合も、青森市や弘前市に行くことは皆無と言ってよく、いつも岩手県方面に行ってましたし、私個人的にも、八戸から見て、いつも「南方=東京方面」にしか、目が向いていなかったような気はします(^^;
とはいえ、繰り返しになりますが、別に津軽地方と「争っている」とか「対立している」みたいな感覚は、個人的には無いに等しかったです。
しかしながら、社会人になってから”象徴的”な出来事がありました。
というのも、当方が、現在勤めている会社の本社(東京)在籍時代、たまたま全国から社員を集めた会議を本社で開催した際、私はその会議の運営事務局をしていたんですが、その会議に、当社の青森営業所からも社員が一人参加しており、初対面だったため、当方、自分のほうからその人のところに出向き、「はじめまして。実は私も青森県出身なんですよ」と挨拶をしたところ、その社員が「青森のどこですか?」と聞いてきたので、「八戸です」と答えたら、眉をひそめて「なんだぁ。八戸か」と言われてしまったのです(^^;
(その人は同じ青森県でもいわゆる「津軽地方」の出身ということが判明しました(^^;)
まぁ、その人も、半分冗談っぽく言ってはいたのですが、返す刀で当方も「『なんだぁ』はないでしょう。せっかくこちらから歩み寄ったのに(笑)」と答えました。もちろん、当方も、相手以上に「冗談っぽく」話しましたが。
ただ、その時、「やっぱり、津軽と南部の対立は脈々と受け継がれているんだなぁ」とつくづく思ったものでした。
そんな中、今日のこの「綱引き合戦」のニュースは、ほっこりとしますねぇ(笑)
お互い切磋琢磨していくような「健全」な対立は、むしろあったほうがいいかもしれませんが、無用に仲違いしても意味ないと思いますので、「過去は過去」ということで、同じ「青森県」として仲良くやっていきたいものです☆
追伸:
南部出身の当方ですが、「南部と津軽」と書かず、敢えて「津軽と南部」と書いているのも、津軽に対する敬意です(^^;
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