先日、まさかの展開で147TSと突然のお別れとなり、その代車として現在使わせていただいているのが、BMW E46 318iです。
実車の車検証をチラ見したところ、 1998年式でしたので、E46のまさに初年度モデルですね。
実に19年落ちのクルマです。
約20年前のクルマだけあって、運転したところ、さすがにボディは「ヨレヨレ」という感じですが、それでも、直4 2リッターエンジンは、実に滑らかに回ってくれますし、ハンドリングは「そう。これこれ!」と言いたくなる、FRのBMW十八番の素晴らしく素直なハンドリングです☆
BMW 3シリーズは、昔から「スポーツセダンのメートル原器」などと言われてきましたし、当方自身も過去に、E46 330i MspoおよびE91 320iツーリングMspoを所有しましたが、、個人的には、特にE36と、このE46の直4モデルに「メートル原器」という表現が当てはまると思っています。
直6モデルは、「エンジンの官能性」が”極上”であり、そのエンジンのためだけでも買う価値があると思う一方で、経験上、直6の場合、特に3リッター超えになると、どうしても”フロントヘビー”になってしまい、せっかくのBMWのFRのハンドリングの「ピュアさ」が削がれてしまう、というのが当方の感覚です。
その点、当方がBMWとして最初に所有した初代120iを筆頭に、直4モデルは、鼻先が軽く、「見事!」と言えるピュアなハンドリングがありますし、エンジンの官能性も、さすがに直6には負けるものの、直4としては恐らく世界最高レベルの「上質」な回り方をしてくれますので、総合的に「直4モデル」は、とにかく「素直」な挙動をしてくれる、という印象がありました(あくまでもE90世代までの話です。それより後のBMWは、当方、よく分かりません(笑))。
今回、約20年前のE46 318iに乗ってみて、改めて、そのこと(メートル原器であること)を実感した次第です。
当時のBMWの直4モデルに乗っていると、あたかも自分が「運転が上手くなった」と感じるんですよね。この感覚は、今まで何度も経験しました。
そして、「運転が上手くなった」と感じるからこそ、どんどん「ドライビングプレジャーの追究」にハマっていくんですよね(^^;
当方が147TSの次に、どのメーカーのクルマに乗り換えるか、ということはまだ置いておくとして(笑)、、これまでの当方の好みは、ご存知のとおり、総合的には「アルファロメオ」がダントツのトップになってますが、こうやって久しぶりに「E46」に乗ってみると、改めて「駆けぬける歓び」という言葉を思い出させてくれますし、そもそもBMWがあったからこそ、ドライビングプレジャーということに目覚めさせてもらったわけで、、あの頃(E36〜E46)のBMWは良かったな〜、と再認識しました。
「代車」ということで、自分のクルマ以上に丁寧に乗らなくてはいけませんが(^^;、、、当方の次なるクルマが納車されるまでの、あと約3週間、このE46のドライビングを楽しませてもらおうと思います☆