前々回、そして前回と、デスクトップオーディオに関し、これまでの「スピーカー」メインから「ヘッドホン」メインに方向転換するため、”プチ・バージョンアップ”したい旨の内容を書かせていただきました。
そして、その”プチ・バージョンアップ”を行うための策として、
A)単体DAC+ヘッドホンアンプ+ヘッドホン
B)ヘッドホンアンプ一体型DAC+ヘッドホン
C)単体DAC+ヘッドホンアンプ(※ヘッドホンは現在のSRH440で我慢)
D)ヘッドホンアンプ一体型DAC(※ヘッドホンは現在のSRH440で我慢)
の4パターンのうちのどれかを実行(新規購入)したい、と書きました。
DACにしろヘッドホンアンプにしろ、はたまたヘッドホンにしろ、それぞれどんなモデル(価格)を買うかで、総額は変わってきますが、少なくとも、ヘッドホンについては、現在使っているShureのSRH440が約1万円だったことを考えると、最低でも2〜3万円のものに替えないと、「所有満足度」も含め、「明らかに変わった(音が良くなった)」感を味わうのは厳しいと思ってます。
加えて、ヘッドホンに仮に2〜3万円出すとすると、バランス的に、DACやヘッドホンアンプもヘッドホンと同じくらいの金額のものを選びたい、ということがあります。
大きな括りとして「ヘッドホン」と「DAC(ヘッドホンアンプ含む)」の2つのどちらを優先するか、という観点では、、安物とはいえ、既にShureのヘッドホンがあるのに対し、DACについては、そもそも無い(正確には、自宅の中には2台のDACがあるが、いずれも今回のデスクトップオーディオとしての用途には使えない)ため、、自分としては、ヘッドホンよりも「DAC」を優先したいと思ってます。
となると、上記「A」パターンだと、合計5万はくだらないでしょうし、下手すれば簡単に10万円を超えてしまうので、選択肢からは早々に消しました(>_<)
同じく「B」パターンも、5万以下に抑えるのは厳しいので、選択肢から消しました。。。
残るパターンは「C」もしくは「D」ですが、そこに拘りはあまりありませんでした。
まぁ、強いて言えば、「C」のほうが、「”通”っぽくていいな〜」と思いますし、後々、いろんな組み合わせも試せるということもありますけど、、別に「これならOK!」というような「ヘッドホンアンプ一体型DAC」が見つかれば、それでもいいと思ってました。
んでもって、単身赴任を終えた勢いで、うっかりnano idsdを手放してしまって以降、特に、ここ1ヶ月ほど集中的に、上記「C」または「D」パターンを前提に、機器の物色を行ったんですが、あまりに時間をかけて頑張ってリサーチしたが故に、あれもこれもと、いろんな機種に目移りしてしまって絞り込むことができず、最後のほうは頭がおかしくなりそうでした(笑)
最終的に有力候補に挙げた機種の一部をご紹介しますと、、
■「C」パターン
・<DAC>TOPPING D50
・<DAC>SMSL SU-8
■「D」パターン
・Amulech AL-38432DQ
・Amulech AL-38432DS
・LUXMAN DA-100
・iFi Audio nano iDSD Black Label
・DENON DA-310USB-SP
・marantz HD-DAC1/FN
といったようなところです。
もちろん、上記は、有力候補の中の”抜粋”であり、上記以外にも「かなり欲しい」と思える機種は、まだあと軽く5機種以上はありました。。。
そんなこんなで、本当に悩みに悩み、迷いに迷って、最終的に決めたモデルは、今回のブログのタイトルのとおり、
・ TOPPING DX7s
となりました。
もちろん、新品では予算上限のちょうど倍ほどオーバーしており、逆立ちしても手が出ないため、選んだのは”中古”です。
たまたま非常に程度が良い品が見つかったので、且つ、購入の際に使えるポイントも結構貯まっていたことから、実際の持ち出しは、当初の予算どおり2万円程度で済んだため、ラッキーでした。
この「DX7s」、スペックを見ると、、
・ES9038Q2M(デュアル)
・OPA1612(4基)
・XMOS XU208
・TPA6120A2(デュアル)
・44.1kHz-768kHz / 16Bit-32Bit、DSD64-DSD256(Dop)、DSD64-DSD512(ネイティブ)
と、はっきり言って、同価格帯の同カテゴリ商品としては、”ぶっちぎり”と言っていいハイスペックモデルです。
まぁ、クルマと同じで、「スペック」だけ凄くても、実際に運転してどれだけ面白いか、ということが(個人的に)重要であり、、オーディオについても、いくらハイスペックであっても、実際に出てくる「音」が、どれだけ「イイ音」と感じることができるのかが重要なので、「スペック」というのは、あくまでも「観点」の一つでしかないとは思いますが、、こと「DAC」の「DACチップ」については、まだまだ”過渡期”で、日進月歩の状態だと思っているので、スマホと一緒で、わずか1〜2年で、どんどん世代が新しくなっていっていることから、どうせDACを買うなら、せめて3年くらいは世の中の動向を気にせずに済むようなチップを積んだモデルにしておきたいと思っていました。
しかも、このTOPPINGというメーカーについては、中華ブランドでありながら、まず「デザイン」がカッコいいのが以前から気に入っていましたし、DACについても歴史があって、レビューとかを見ていても非常に「音がいい」と書いている人達が多く、また、「ハイレゾ」ロゴもしっかり取得しているので、それなりに信頼もおけそうであり、くわえて、価格対スペックのパフォーマンスもめちゃめちゃ良いことから、ここ数年、自分の中でも、「いつかTOPPINGのDACやポタアンが欲しいな〜」と思っていたところでした。
ちなみに、国産メーカーだと、上記にも挙げたAmulechの製品は、ちょっとTOPPNGに通ずるところが感じられ、当方も今回、Amulechのモデルは、最後の最後まで捨てきれずに悩みました。
今回たまたまDX7sのヨサゲな中古が見つかったので、購入することができましたが、正直なところ、中古が見つかっていなければ、Amulechの商品を選んでいたかもしれません。
もっと言うと、実は、今回の一連の購入検討で、最初に「これにしよう」と一旦決意しかけたモデルは、上記の「nano iDSD black label」でした。
というのも、過去のブログに書いたとおり、以前、当方はこのnano iDSD Black LabelDSDの先代モデルにあたる「nano iDSD」を持っており、その「音質」「デザイン」「価格」の全てに満足はしてので、やはり自然と、また同じiFi Audioの機種にしようかな、と思いましたし、nano iDSDの後継機であるnano iDSD Black Label
この、さりげなくオレンジのアクセントも入っているブラックボディ、めちゃめちゃカッコいいですよね〜
しかしながら、あくまでも「デスクトップオーディオ用」としてDACを探していたので、やっぱり「据え置き型」にすることとし、nano iDSD Black Label
いずれにせよ、上記だけでは全然書ききれないほど、悩みに悩んで出した結論が、「DX7s」だった、というわけです。
そして、昨日、念願のブツが届いたため、”開封の儀”を行い、早速セッティングしました。



セッティングといっても、電源ケーブルをコンセントに挿し、USBケーブルはiMacと繋ぎ、DX7sの電源を入れたところ、一瞬でiMacが無事に認識しました。
”開封の儀〜セッティング”に要した時間は、10分程度でしょうか(笑)
そして、昨日・今日と、このDX7sを通して色々とサウンド・チェックをしましたが、そのレビューについては、また次回ということで。
追伸:
「DX7」という文言を見聞きして、我々の世代が真っ先に思い浮かべるのはコレですね(^^;
ちなみに、うちのかみさん、小さい頃からピアノをやってた人なので、若い頃、コレ所有していたそうです(羨)
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