一昨日やってきた「TOPPING DX7s」ですが、今日までの3日間で早速トータル10時間以上聴き込んでみました。
この「DX7s」については、購入前リサーチにおいて、なにせ「日本語」による情報が少ないため苦労したのですが、海外サイトのレビューも駆使しながら(もちろん、英語は翻訳ソフトで和訳しながら理解(笑))、色々と調べた結果、だいたいの音質の傾向特性は分かった気がしてました。
それらを一言で表すと、とにかく「クリア」な音質。
いわゆる「暖色系」とは対極に位置する感じですね。
当方、クリア系か暖色系かどちらが好きか、と言われれば、間違いなく「クリア系」なので、だからこそ「DX7s」に決めました。
果たして、その結果は・・・

まず最初に音を出した瞬間から、今までよりも、「劇的」にイイ音になっていると実感しました☆☆☆
(まぁ、最近まで「DAC無し」の状態で鳴らしていたので、当たり前っちゃ当たり前ですが(^^; )
そして、その「音質」については、まさに、予想どおり「クリア」そのものでした☆
とにかく「解像度」が高くて綺麗な音です。
特に「高音」は、キレッキレという感じのクリアさで、音源によっては、まさに「刺さる」くらいの切れ味です。
「解像度」も文句なく、今まで数え切れないほど何度も聴いた曲なのに、「あ〜、ここでこんな音がしてたのか」みたいな発見が多々ありました。
「中低音」についても、必要十分に鳴ってくれますが、ミッドの「迫力」を好む人には、少し物足りないかもしれません。
まぁ、個人的には、これで十分ですし、もし、もうちょっと中低音を出したい時は、音質を犠牲にせず、イコライザを軽く調整するレベルで大丈夫だと思ってます。

ちなみにこの、まるで「刺さる」くらいのキレッキレのサウンドについては、恐らく、「再生ソフト」も少なからず影響していると思われます。
というのも、当方、ご存知のとおり、長年「金欠」と戦っていることもあり(笑)、有料の再生ソフトをなかなか買う気にならず、、ハイレゾの再生にはこれまでずっと、「VOX」を使ってきました。
本格的オーディオマニアの方達からすれば、「邪道」と言われるかもしれませんが、当方、この「VOX」はかなり気に入ってます(^^;
無料にも関わらず、かなり当方の「好み」のクリアでややドンシャリ系な音質なんですよね〜♪
しかも、VOXのウェブサイトもかなりカッコいい洗練されたデザインなのが加点ポイント☆
このウェブサイトを見ると、「フリーソフトとはいえ、手抜きせず真剣に作ってるんだろうな〜」と思ってしまいます。
そして、そのこと(キレキレ・サウンドは再生ソフトが影響している)は、一昨日、新たにもう一つの再生ソフトを導入して、一層、実感しました。
というのも、Windows系も含めた有名な再生ソフトの一つである「J River Media Center」もインストールして、DX7sで鳴らしてみたんですが、VOXで鳴らした時よりもかなり音が籠って聞こえるんですよね〜
もちろん、イコライザ設定等で、色々弄ってみたんですが、根本的に、VOXに比べると、やっぱり籠って聞こえる、というのが当方の結論です。
まぁ、言い換えれば、キレッキレのサウンドというのは、どうしても、長時間聴いていると「聴き疲れ」するんですが、VOXよりもJ River Media Centerのほうが、聴き疲れしづらい音質だ、と思いました。
ヘッドホンで言うところの、beyerdynamicとSENNHEISERの関係みたいな感じですね。
ちなみに、分かってる方なら、「おいおい、肝心のAudirvanaを忘れているじゃないか」というツッコミが聞こえてきそうです(笑)
そうなんです。
「Mac使い」の人にとって、ハイレゾ再生ソフトとしてデフォルトと言っていいソフトですので、もちろん当方も、ハイレゾ環境を初めて構築した4年前から、今までずっとAudirvanaを導入したいと思っているものの、高価なため、買えておりません(苦笑)
んでもって、以前、一度、無料の「お試しバージョン」はインストールして使ったことがあるのですが、今回、またそれをインストールしたところ、残念ながらPCが認識されているようで、インストールそのものはできたものの、いざ、開こうとすると「『無料ライセンス期間は既に切れています」みたいなメッセージが出てしまい、結局、「購入」するしか使えない状況なのです(T_T)
そのため、一番、DX7sで音出ししてみたかったAudirvanaについては、まだ、味わうことができておりません。。。
まぁ、遅かれ早かれ、せっかく奮発してDX7sを買ったんだから、Audirvanaは導入せざるを得ないと思ってはいますけど。。。
ということで、「再生ソフト」についての話が長くなってしまいましたが、、この3日間、「DX7s+SRH440」の組み合わせで、80〜90年代洋楽を中心に聴きまくりましたが、今まで、同じ曲を何度も聴いてきたのに、今回この「DX7s」を通して聴いて、もっとも「変化(今までよりも断然イイ音で聴けた!)」を感じた曲として印象に残ったのは、
・Radiohead 「Creep」
・Prince 「Purple Rain」
の2曲でした。
この2曲は、スピーカーだけでなく、これまでも通勤時間とか、仙台での単身赴任時代等、イヤホンやヘッドホンでも数え切れないほど聴いてきたにも関わらず、今回、DX7sを通して聴いたところ、これまでのイヤホンやヘッドホンで聴いてきたものとは、比較にならないほど素晴らしい音で鳴ってくれて、本当に感動しました。
(ちなみに、この2曲に共通するのはスローテンポなロック、ということでしょうか。。)
もちろん、その他の曲も、ほぼ全ての曲において、「イヤホン/ヘッドホン」を通して聴くという意味では、今までで一番イイ音で聴くことができました。
そんなこんなで、DX7sのサウンドのファーストインプレッションは大満足でしたが、、ここへきて、予想はしていたものの、やはり、「ヘッドホンをバージョンアップしたい」という、元々の衝動が湧いてきました。。。(^^;
というのも、現在使っているShureのSRH440は、コスパ的にはめちゃめちゃ優秀なヘッドホンだとは思うものの、仙台時代にこのヘッドホンを買う際の条件として、「安くてイイ音」であることに加え、防音が全然なっていないアパートだったことから「音漏れしない」モデルにするために「密閉型」を選んだんですが、、当方は、あくまでも「スピーカー派」なので、やはり「開放型」にしたいんですよね。。。
それに、今回DX7sは、実際の”持ち出し”は2万円くらいで買えましたが、新品で買うと5万円前後のDACなので、せめてヘッドホンも、もうちょっと高いモデルにしたほうが、更にイイ音が出るんだろうな〜、みたいな。
しかも、DX7sのメーカーウェブサイトを見ると、そこに掲載されている画像の中に、DX7sの上にちゃっかりSENNHEISER HD 650
普通に考えれば、このDX7sの開発をするにあたり、HD650が少なからず、サウンドを作り込むうえで大きな役割を負ったと思われますよねぇ。
もしかしがら、DX7sに最もマッチするヘッドホンは、この名器HD650(=まさしく「開放型」)なのかな〜、みたいな。
くわえて、HD650が乗っかってるこの写真を見た時に、自分としても「なるほど」と思ったことがありました。
というのも、DX7sがいわゆるキレッキレのクリア系サウンドなのに、ヘッドホンも同じ傾向の組み合わせだと、きっと”キレキレ過ぎ”て、ちょっと突き刺さり過ぎなサウンドになってしまうのではないか、と想像するのですが、逆に、ヘッドホンをいわゆる「暖色系」のものにすれば、「絶妙」なサウンドの組み合わせになるのではないか、と思うのです。
その点、このHD650は、まさに「ザ・暖色系」を代表する名器ですので、HD650が、DX7sと組み合わされることにより、「切れ味」みたいなものが加われば、鬼に金棒では?と思うのです。
(あくまでも、すべて「想像」の世界ですが)
まぁ、いずれにしても、ヘッドホンに5万円とか、当方には絶対に無理なので(笑)、なんとかもうちょっと安くて音のイイ、オープン型のヘッドホンを頑張って探し、できれば、なんとかして、あと半年以内には欲しいなぁ、と勝手に妄想しています。。。
ということで、とにもかくにも、まずはTOPPING DX7s、想像どおりのイイ音を出してくれた、というファーストインプレッションでした☆
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