前回のブログでORBのバランスケーブル「Clear force 3.5Φ Slim body 4pin XLR」の導入について書きましたが、そこに載せた写真を見て、「おやっ?」と思われた方がおられたかもしれません。
というのも、当該ブログで「ORB製品を買うのは初めて」と書いたんですが、ケーブルの箱の後ろに「ORB」というロゴが怪しく緑色に光ってますね(笑)
実は今回、HIFIMAN ANANDAを買いに行った際、同じ店に、一時期最も欲しいヘッドホンアンプの一つだったORBのJADE casaの中古がびっくりするくらいお安く売られていたので、ヘッドホンと一緒に思わず”ついで買い”してしまったのです(^^;
DACは付いておらず、バランス接続もできない非常にシンプルなA級アンプですが、逆にそれが個人的には非常に魅力的です。
しかも、硬派な作りでありながら、本体前面には「ORB」のロゴが無駄に光り輝いており、硬派なオーナーさんには不評のようですが、軟派な当方は、むしろこのインジケーターが気に入っています(笑)
それと、「JADE casa」というネーミングも好き(笑)
音質に関しては、いわゆる「かまぼこ型」のサウンドで、スペックが示すとおり、帯域は狭く感じますが、その分、曲全体の「聴かせ方」が上手いといいますか、一つ一つの音がバラバラではなく一体感を持った鳴り方をしてくれるところがイイと思います。
それと、中低音の厚みも素晴らしいです。
ANANDAで、バランス接続したTOPPING DX7sと聴き比べてみましたが、やはり高音の伸びや一つ一つの音の躍動感みたいなのは、圧倒的にDX7sのほうがありますが、クラシックなんかはむしろJADE casaで聴くほうが感動の度合いが高かったです。
というか、、元々このJADE casaは、ANANDAの存在を知るよりもずっと前から欲しいと思っており、自分としては、きっとSHUREのSRH1840と相性がいいのではないか、と目をつけておりました。
そのため今回、ANANDAだけではなくSRH1840にも繋いでみたところ、、やはり、むしろANANDAよりもSRH1840との組み合わせのほうがマッチすると感じました。
限りなくクリアで解像感溢れる一方でやや中低音の迫力に欠けるSRH1840が、JADE casaのおかげで、中低音がグッと厚みを増し、高音域はわずかに角が取れる感じとなり、音全体のバランスが更に良くなった気がしました。
てか、もしやこれは「ANANDAと遜色ないレベルのサウンドになったのでは??」というレベルにまで思えたので、恐る恐る、同じ曲を、ANANDA(DX7sにバランス接続)で聴いてみたところ、それでもANANDAのほうが、一枚も二枚も上、と感じるサウンドでした。。
まぁ、値段を考えれば当たり前とはいえ、SRH1840も素晴らしいヘッドホンだと思っているものの、ANANDAはやっぱり凄かったです。。
ということで、、 JADE casaに話を戻しますが、このJADE casaはアンバランス接続しかできないので、どうせならヘッドホンケーブルもORBにしたいところでしたが、さすがに、バランスとアンバランス、2本買うと3万を超えてしまうので、今回は「バランスケーブル」のほうを優先しました。
よって、いずれはこのJADE casaにもORBのケーブルを繋いで聴いてみたいです。