先日、iPhoneにMojoを繋いでAnandaで聴いてみたところ、素晴らしいサウンドだったことから、Mojoの凄さがあらためてよく分かったんですが、せっかくこれだけ小さな筐体のMojoなので、本来の趣旨である「ポータブル」としても使用してみたい、という願望がふつふつと湧いてきました。
当方の場合、ポータブルで使うシチュエーションは、ほぼ「平日の通勤時(片道2時間超え)」しかないのですが、ここ5年くらいは、ずっと「ワイヤレスイヤホン 」にしており、くわえて、今年7月にJabra Elite 65tにしてからは、完全ワイヤレスの素晴らしすぎる利便性にK.O.され、「今後、外出時に『有線』イヤホン を使うことは、もう無いだろう」と思っていました。
これからも、基本、そのスタイル(通勤時に使用するイヤホンは『ワイヤレス』のみ)は変わらないとは思うんですが、片道2時間以上かかる通勤時において、そのうち、1時間以上は、電車の中で、椅子に座れることが多いことから、長時間椅子に座っている間に限っては、ワイヤレスではなく有線イヤホンを使うこと自体はやぶさかではありません。
そんな中、Mojoの素晴らしさを知ってしまったことから、「急ぎはしないが、いずれ、有線イヤホンでコスパの良さそうなものがあれば買って、通勤時に、Mojoとセットで使ってみようかな〜」と思うようになってました。
が、来週、急遽、遠方への出張が決まったことから、往復の新幹線の中、および、出張先で、「iPhone × Mojo」の組み合わせが使えたら最高だな〜、と思い、、、昨日、有線イヤホンを買うことを決意しました(笑)
しかしながら当方、昔、SHUREの名機と言われている「E2c」はかろうじて持っていたものの、イヤホン分野全般には全く詳しくなく、現在においても、それは変わっていないので、どのイヤホンがいいのか、全然分かりません(^^;
そんなわけで、昨日のお昼休みの1時間を使って、初めて、現在のイヤホン市場についてリサーチしてみました。
ただ、1時間とはいえ、昼ごはんを食べる時間を除いて、実質的には30分くらいしかリサーチできませんでしたが(^^;
んでもって、予算を「1万円以内」にして、イヤホンの人気ランキング等のサイトを見たところ、はっきり言って、聞いたこともないブランドばかりが、人気上位機種に名を連ねていました(汗)
てっきり、ヘッドホンメーカーと同じような顔ぶれなのかな、と思っていたので。。
やはり、ヘッドホンとは似て非なるもの、なんですね、イヤホンは。。
で、来週早々に出張があることもあり、たまたま昨日は久しぶりに残業を1時間程度で終えられたこともあり、退社後、都内の家電量販店に寄って、イヤホンを物色することとしました。
ちなみに、お昼休みのリサーチで候補に挙げたのは、
こんな感じです。
それと、、予算は数千円オーバーしてしまいますが、ちょうど、昨日から見ると前日にあたる6日(木)から、ゼンハイザーの新商品であるIE 40 PROが発売されたことが判明し、「ん? これはもしかして、俺に『買え』って言ってるってことか?(笑)」と思ったりもしました(^^;
そして、イヤホン売り場に足を踏み入れたところ、、上記の機種は、すべて実機が置いてありました。
が、、ここで問題発生。
当方、iPhoneをXSに替えたばかりですが、XSにはAUXジャックが付いてないんですよね〜(汗)
入ったのは大型家電量販店でしたので、さすがにそれに関しては対策が打ってあり、よく見るとイヤホン売り場の棚などに「試聴されたい方には、Ligtning - AUX変換ケーブルをお貸しします」という貼り紙が告知されていました。さすがです。
が、、金曜の夜ということで、店員さんも忙しそうでしたし、せっかくお借りしても買わずに帰る可能性もあったので、結局、試聴は諦めました。
で、、上記の機種を色々と物色し、最終的に2つに絞り込みました。
それは、ゼンハイザーのIE 40 PRO
絞り込んだ最大の要素は、いずれも「見た目」にK.O.されたことです(笑)
「見た目」以外の要素としては、IE 40 PRO
でもって、やはり、かなり売れているようで、店員さんに在庫を聞いたところ、残り1個か2個、とのことで、ますます「ヤバい。すぐに買わないと売り切れるかも」と、余計、購買意欲が高まりました(^^;
一方、CL750
「うーん、どっちにしようかな〜、、こうやって悩んでいる間にも、IE 40 PRO
というのも、、たった1台とはいえ、自分はゼンハイザーのHD660Sを所有したものの、肝心のサウンドが私の好みには合わなかったのですぐに手放してしまった経緯があります。
試聴してみないと確かなことは言えないですが、少なくともゼンハイザーのヘッドホンは全般的に、「クリア」とか「キレのある高域」みたいな話は聞かないので(あくまでも「全般的」な話です)、たぶん、自分には合わないのだろうと思います。
一方、この家電量販店で悩んでいる時に、あらためてCL750
且つ、それらを修飾する言葉も「凄すぎる」「驚異的」「驚愕」「参った」「恐ろしい」「やばい(笑)」とか、まぁ、かなり凄そうなのです。
ということで、結論は出ました。
新発売ホヤホヤのゼンハイザーも魅力的ではありますが、冷静に考えれば、圧倒的に、RHAのほうが、自分に向いてそうなモデルだと思えたので、週明けに出張が控えていることもあり、CL750
(ちなみに、当然、SHUREのSE215も、以前から欲しくて、今回も当初は、特にリサーチもせずSE215にしちゃおうかな、とも思ったりもしてたんですが、色々とリサーチをしていくうちに、デザインは最高なものの、どうも、肝心の音質については、当方がかなり好きなSRH1840などとはちょっと方向性が違うような気がしてきて、最終候補には残りませんでした。。)
そして帰宅し、”開封の儀”。

( ↑ ユニオンジャックが素敵)
( ↑ 「Includes COMPLY」という表記にも、グッときますね〜)
いや〜、店内で見た時にもK.O.されましたが、とにかく、まずはデザインがカッコいいです☆☆
んでもって、付属のイヤホン用ケースを開けたところ、、びっくり。
ドラえもんのポケット、もしくは昔流行った「100円取り放題の飴」のように、大量の交換用イヤーピースがギューギューに詰まってました(笑)
このイヤーピースの中に、コンプライのものが3セットも入っているそうです。
しかも、ステンレス製のイヤーピースホルダーまで付いており、これら付属品だけでも、軽く5000円はいくんじゃないでしょうか??
そしていよいよ、肝心んサウンド・チェックです。
試聴もせずに買ったので、どんなサウンドが出てくるのか、期待と不安が入り混じる状態。。。
とはいえ、エージングも全くしていない真っさらの状態ですから、下手に期待するのは禁物ですが。。
んでもって、iPhoneにMojoを繋ぎ、CL750もセットし、再生ボタンを押したところ・・・・・
K.O.されました(^^;
いや、マジで凄いです。
エージング前であり、おそらく本来の音よりも少し硬質なサウンドなんだろうとは思いますが、、にしても、、「なんだ? この鮮やか過ぎる音は!?」と声に出したくなるくらい、こんな見事なサウンドが、1万円のイヤホンから聴こえてくるなんて、驚きました。
はっきり言って、「聴き比べ」さえしなければ、自宅のデスクトップオーディオは、ヘッドホンは一切持たず、このCL750、1個に集約し、メインで使っても大丈夫でしょ、と思える、素晴らしいサウンドでした☆☆☆
もちろん、iPhoneとCL750の間にある、Mojoが、これまた素晴らしい活躍をしているのは言うまでもありません。
途中でMojoを外し、CL750をiPhoneに直挿しで聴いてみたところ、そのサウンドの差は明らか過ぎるほど明らかでした。
なので、「凄さ」の度合いからいけば、Mojoのほうが凄いかもしれませんが、まぁ、「価格」を考えれば当たり前だと思います。
けれど、Mojoの下支えがあるにせよ、このCL750から出てくるサウンドは、私の、乏しい語彙力では伝えきれないですが、とにかく1万円のイヤホンとは、とても思えないようなイイ音がします(個人的感覚)。
おそらく、Mojoとの「相性」も抜群なんだと思われます。
ここ数ヶ月で、これほど「組み合わせ」がバッチリ決まった!と思えたことはないです。
1万円のイヤホンでも、ポタアンとの相性が良ければ、iPhoneから、これほどまでにイイ音がするのか、ということを実感しました。
(CL750のレビューはこちら)
しかも、これだけ素晴らしい音なら、イヤホン単体で1万円でも安いと思うのに、付属品の豪華さを鑑みれば、1万円という価格設定は「異常な安さ」ではないでしょうか(汗)
いずれにせよ、来週の出張を前に、非常に良い買い物ができたと思います。
ということで、今回のネタは、正確には「デスクトップオーディオ」ではなく「モバイルオーディオ」ですが、デスクトップオーディオとしても、このCL750は十分使えると思います。
エージング前なのに、既に「元は取った」と思えました(笑)
(あとは、故障さえしなければいいですが、RHAは、保証が3年もついてるんですよね。その点も素晴らしい)
ちなみに、RHAという会社自体、昨日まで知らなかったんですが。。(^^;
一気にファンになってしまいました。