本日、「MINI史上最速モデル」を謳う、GPモデルの”3代目”となるMINI JCW GP(以下「GP3」)の予約注文受付がついに開始となりました。
<Response: MINI史上最速「JCW GP」、限定240台で受注開始 価格は576万円>
(Responseより)
当方、現行MINI(3代目)のデザインがどうにも苦手というか、特に”お顔”のデザインがカッコいいとは思えないのですが、これだけエアロパーツ等で”武装”しまくると、さすがに全体的にはなかなかカッコよく見えますね(といっても、やはり初代GPとGP2のほうが、カッコよさという点では、GP3を圧倒していると思いますが(^^; )。
しかし、初代GPと当方も所有するGP2が逆立ちしてもGP3に勝てないのは、その圧倒的スペックの凄さです。
馬力は306ps、トルクは450Nm。
0→100km/hは5.2秒、最高速度265kmという、初代GPやGP2とは比較にならない、完全に”化け物”なMINIです(^^;
が、ここで「ちょっと待てよ?」と思いました。
というのも、先月から既に販売開始となっているJCWクラブマンのほうがもっと速くなかったっけ?と、確認してみたところ、、やはり、0→100km/hが「4.9秒」ではありませんか。。
JCWクラブマンの最高速に関しては250kmでリミッターがかかるようなので、GP3のほうが速いですが、普通、私のような一般素人が「このクルマがどれくらい速いか?」を見るところって、「最高速」よりも「0→100km/h」のほうで判断される方のほうが多いのではないでしょうか。
となると、確かにGP3の「最高速度」は”史上最速”ではありますが、「0→100km/h」だとJCWクラブマンのほうが、GP3よりも速いことになります。
その差「0.3秒」ですが、「0→100km/h」における0.3秒差って、かなりの差ですよね(^^;
しかも、同じく先月から発売となったJCWクロスオーバーの「0→100km/h」は、これまた「5.1秒」。
なんと、GP3より0.1秒速いです(^^;
GP3が、クラブマンはおろか、クロスオーバーにすら0→100km/hで負けてる、って、そんなこと、アリなんでしょうか・・・?(^^;
まぁ、「0→100km/h」はあくまでも「瞬間的」な速さであり、サーキットを走らせれば、総合的には「GP3」が史上最速であろうことは想像に難くないのですが、個人的には「MINI史上最速」を謳うのであれば、「0→100km/h」もNo.1にしてほしかったですね。
そして、スペックと同様、注目の価格は、税込576万円。
JCWクラブマンが税込568万円、JCWクロスオーバーが税込605万円とのことですから、クラブマンよりはわずかに高いですが、お値段でもクロスオーバーに30万円ほど負けちゃってますね(^^;
いずれにしても、MINIの「JCW」モデルは、一般庶民には、とても手が届かない価格帯のクルマになってしまいました。。
それと、もう一つ残念なのは、初代GPおよびGP2が「MT専用」だったのが、今回のGP3でついに「ATのみ」になってしまったようです。
”超絶スペック”になったのに、むしろ、素人でも誰でも「お金さえあれば」操れるクルマになってしまいました。。
せめて「GPモデル」だけは、「MT専用」を維持していただきたかったですね。。
ボディカラーは、GP2の「サンダーグレーメタリック」から、今度は、GP3専用となる「レーシンググレーメタリック」という色になったそうです。
ちなみにこのGP3、生産台数全3000台のうち、日本への割当ては240台とのこと。
兎にも角にも、一般常識的に考えて、JCWモデルが「手の届かない価格帯のクルマ(500万円後半〜)」になってしまったのが残念極まりないですが、「クルマ単体」として、GP3に興味があるか or ないか、と言われれば、もちろん、興味自体は「大いにある」ので、是非、実車は見てみたいですし、可能であれば、一度は試乗もしてみたいですね。
GP3、デリバリーは来年の夏頃だそうです。
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