今日は、都内に住む友人が、先日納車した現行型シビック・セダンに乗って当方の自宅方面まで遊びにきてくれたので、私のGP2とともに「ときがわ町」観光をしてまいりました。
(「とき川の小物屋さん」にて。 名物の水出しコーヒーは、ホットでも絶品でした)
そして、夕方、彼の帰り際、既に陽は落ちて真っ暗になっていたこともあり、写真は撮りませんでしたが、シビック・セダンを運転させてくれることになり、10分ほど試乗させてもらいました。
短時間でしたし、納車してまだそれほど期間も経っていない友人のクルマということで、かなり丁寧に運転したことから(笑)、詳しいレビューは書けませんが、一言で言うと、「非常に気持ちいい、スポーティなセダン」に仕上がっていると思いました。
現行型シビックは、アメリカ市場を意識して作られたクルマのようですが、個人的に、チョイ乗りした限りでは、「ドイツ車」的セダン(特に、アウディやVW的)のような走りのイメージを受けました。
加速が極めて俊敏で、しかも足回りに関しては、「きっとこのクルマで高速道を走ると、どこまでも走り続けたくなるんだろうなぁ」という、高速道の走行向きな、スポーティで程よい硬さを持った足回りだという印象です。このシビックを運転しながら、以前、当方がアウディのA4に乗っていた頃を思い出しました(重厚だったB6よりも、軽快なB8に、より近い印象)。
それと、感じたのはやはり、「昔のシビックではない」ということです。昔の「よりハッチバックらしい」カタチをしていたシビックとは、似ても似つかないクルマになった感があり、「作り」も「走り」ももう完全に「高級セダン」と言っていいクルマだと思います。
サイズもかなりデカい(全長4,650mm、車幅1,800mm)ので、”大人”の男性に似合うクルマだと思いますね。
よって「Civic = 市民の,公民の; 公民としての」というネーミングは、もう馴染まなくなってきている気がします(^^;
「シビック」を名乗るなら、最低でもベースグレードは200万円を切っていてほしいと思うのですが、現行型シビック・セダンはオプション付けなくても約270万円しますので、やはり昔の、たくさんの若者が乗っている大衆車的なシビックの時代を歩んできた当方としては、同じネーミングのクルマではない、という印象です。
ということで、現行型シビック・セダン。クルマ自体は、上記のとおり、「このクルマで高速道をどこまでも遠くへ走っていきたい」と思える、ドイツ車的な非常に気持ちイイ走りだと感じましたし、インテリアやエクステリアの高級感やスポーティさ、あるいは車格的なものも考えると、むしろ、ベース価格が約270万円というのは、特に同等クラスの欧州車と比較すると「バーゲンプライス」と言っていい、コストパフォーマンス的にも素晴らしいクルマに仕上がっていると思いました。
今度、機会があれば是非、現行型シビックのハッチバックも試乗してみたいです。
あ、もちろん、タイプRも(^^;