先の三連休は、ゴルフ 7.5 Rの異音修理にてフォルクスワーゲン川越にお邪魔したんですが、昨年末にデビューした新型ゴルフGTIが、ちょうどこの年明けから試乗できるようになったようで、せっかくなので、試乗させていただくこととしました。
正直に言うと、当方、この新型GTIに限らず、現行型となる8代目ゴルフの”お顔”(フロントフェイス)のデザインには、まだ慣れないのですが(^^;、、、逆に、”後ろ姿”(リア・ビュー)はかなり好きです。
インテリア・デザインについては、これまでのGTIを踏襲したものとなっており、シートはもちろん、チェック柄です。
当方も、若い頃は、GTIのこのチェック柄シートに憧れましたが、年を重ねるとともに、現在では、今乗っているゴルフ 7.5 Rのブラックレザーのような、モノトーンのほうが好みになりました。
やはり、このチェック柄のシートは、特に日本人の場合だと、若い方や女性に似合う気がしますね。
シートの形状は、ゴルフRに比べると、かなりレーシーな感じですね。
ちなみに座り心地は非常に良かったです。
それと、現行型のゴルフは、シフトノブが、まるでパーキングノブのように、ちょこんとした小さいものになっています。これも時代の流れですね。

インパネ周りは、まさにGTIカラーの「赤」で統一されており、この辺りも、ゴルフRとは全く性格が違って、高揚感が煽られます。
そしていよいよ実際に試乗しましたが、どうしても自分のゴルフ 7.5 Rとの比較にはなってしまうのですが、まず走り出してすぐに感じたのが「軽っ!」ということです。
当方のゴルフ 7.5 Rの車重が1,510kg。そして今回の新型GTIの車重は、1,430kgとのことですので、その差は80kg、つまり100kgを切っているのですが、実際に乗り出した瞬間は、もっと差があるように感じました。この辺りは、FFと4WDとの違いも影響しているかもしれませんね。
ちなみに、私のゴルフ 7.5 R自体、運転していて、さほど「重い」という印象は無く、車格を考慮すれば十分満足しているのですが、新型GTIは、ゴルフ 7.5 Rよりも明らかに「軽さ」を感じるため、、そのような走りの「軽さ」を重要視する方は、ゴルフRよりもGTIを買ったほうが確実に幸せになれると思います。
それと、今回の新型GTIで好印象だったのは、エンジン+排気のサウンドです。かなり”音質的”に、イイ音してます。
ゴルフ 7.5 Rと同様、今回の新型GTIにもサウンドアクチュエーターが搭載されているため、車内に聞こえてくるこの”快音”は、実は、人工的に作られた音ですが、私が自分のゴルフ 7.5 Rの最も好きな部分の一つが、この「サウンドアクチュエーター」から聞こえてくる、”人工サウンド”なのです(笑)
当然、人によって好き嫌いが分かれるとは思うのですが、私の場合は、このサウンドにK.O.されました(笑)
というのも、私の耳が悪いだけかもしれませんが、ゴルフ 7.5 Rのこの”人工的エンジンサウンド”は、全然人工的とは思えないほど、実際のエンジンの回転数と絶妙にシンクロしていて、しかもその音質自体も本物のV8エンジンが回っているようなサウンドに聞こえるんですよね。
で、今回の新型GTIも、ゴルフ 7.5 Rとは若干異なる音ですが、かなりイイ音がするんですよね。
くわえて排気音もかなりレーシーです(選択した走行モードによりますが)。
よって、新型GTIのこの「エンジン+排気のサウンド」には、十分満足が得られました。
そして、今回の新型GTIが、まさに”IT”を駆使した「新型」と言える真骨頂だと思ったのが、走行モード(DCC)の「カスタム設定の多彩さ」です。
私のゴルフ 7.5 Rも、このDCCのカスタム設定で、かなり色々と楽しめるのが気に入っているのですが、今回の新型GTIは、さらに細かくカスタムできるようです。
上の写真が、その設定画面ですが、元々備わっているモードの中で、一番レーシーなのが「スポーツ」モードですが、これを「カスタム」モードにすると、更に足回りだけをハードセッティングにしたりできるようで、実際に、最もハードにして走ってみましたが、、確かに、「サーキット用」と言っていいような硬さでした(^^;
とはいえ、ゴルフ 7.5 Rと同様、モードを「エコ」や「コンフォート」にすれば、「普通のファミリーカー」と言っても過言ではないようなおとなしい走りをしてくれるところが素晴らしいです。
(ただし、「エコ」や「コンフォート」モードでも、ゴルフ 7.5 Rのそれに比べると、新型GTIのほうが、若干、スポーティな走りに感じられました)
このような「一粒で二度美味しい(古い(笑))」どころか、三度も四度も楽しめるのが、まさに”現代のクルマ”という感じがしますし、当方がゴルフ 7.5 Rを選んだ最大の理由の一つも、この点です。そして、この新型GTIも、まさにそんなクルマでした。
ということで、詳細な試乗レビューは、たくさんネットに挙がっていると思いますし、当方の語彙力では、これくらいを書くのが精一杯ですが(笑)、新型GTIは、IT技術がフルに使われた非常に完成度が高いクルマで、しかも、レーシーに走ることもできればおとなしく快適に走ることもできる、素晴らしいクルマでした。
で、気になるのがお値段ですが、、車両本体価格が466万円。。
素晴らしいクルマになった分、ついに、GTIも450万超えとなりました(^^;
当方、初めてゴルフGTIに試乗したのは、今から15年以上前の2006年。ゴルフとしては5代目となるモデルのGTIに試乗しており、その時のブログも残ってますが、そのゴルフXのGTIの価格を調べてみたところ、336万円となっていました。
この15年間を経て、実に、120万円近くも値上がりしたんですね。
さすがに450万円を超えてくると、我々のような一般ピープルでは、よほど清水の舞台から飛び降りるくらいの覚悟を持たないと、ちょっと買えませんね・・・(ちなみに、今回納車した当方のゴルフ 7.5 Rは、もちろん、この新型GTIの新車価格よりも全然安いお値段です(^^; )
ちなみに、前述の、ゴルフXに試乗した時の当方のブログを読んでみると、その時も、今日書いた新型GTI(8代目)のインプレッションと全く同じように、「とにかく、完成度の高い、素晴らしいクルマだと思いました」と書いていたことが判明しました(^^;
やはりVWのクルマ、特にゴルフのような代表的モデルは、いつの時代も、同じような部類のクルマたちの最先端を行っているのではないか、という気がしますね。
ということで、今年初の試乗は、新型ゴルフGTIでした☆
(エンジンを切ると、Good-byeの文字が☆)
(私が試乗した個体がYouTubeにアップされていました(^^; ↓ )