ということで、まず選んだのは10月2日に発売開始になったばかりの「新型スカイラインクーペ」。
試乗車は、真っ赤なボディカラーでした。


まず外観ですが、正面から見ると、セダンのスカイラインとそれほど変わりない印象ですが、クーペボディということでさすがにサイドラインと、後ろから見た眺めは流麗ですね。
ボディサイズはセダンよりもさらにデカく感じますが、実際には、全長はセダンより10cm短く、全幅はセダンより逆に5cm長く、全幅はセダンより6cm低いです。
(ちなみに、スカイライン クーペの全幅は182cmですが、実はブレラの方が1cm長いです(^^;)
内装デザインは、セダンとほとんど同じ、という印象です。
つまり、若者向けというよりは、中高年向け、という感じですね。
居住性は、前席についてはもちろん何の問題もなく、後席もクーペにしてはかなりゆったりしているほうでしょう。(セダンよりも少しだけ窮屈という印象です)
さて、今日の試乗車は嬉しいことにマニュアルトランスミッション(6速)でした。

コクピットに座り、クラッチを踏んで、スタートボタンを押しエンジン始動。
なかなか勇ましい重低音でエンジンが目覚めます。
ちなみに、クラッチは、自分のブレラに比べ、かなり重いです。
正直、これは渋滞ではかなり辛いと思いました。
さて、加速に関して、最も「加速感」を感じたのは、自分は「3速」のときでした。
この「3速」での加速は、まさに3.7リッター!という感じで、かなりの速さを感じました。
「3速」以外は、確かに速いですが、3.7リッター、ということを考えると、それほど速いとは感じませんでした。
もちろん、短い街乗りだけだったので、4速から上については、ほとんど、踏み込めなかったせいもありますが。。。
そして、セダンには搭載されない、このクーペだけの「VQ37VHR」エンジンのフィーリングですが、アメ車のようなドロドロ感のある迫力の重低音を聞かせてくれます。
もちろん排気系のチューンなども影響しているでしょうが、セダンの3.5リッターとは明らかに違う音色に感じました。
回り方も、かなり気持ちよく回ってくれます。
ただ、個人的には、「音色」「回り方」ともに、セダンに積まれている3.5リッター(VQ35HR)の方が、好みです。
(3.5リッターのほうが、BMWの直6の音色に近く、官能性を感じました。)
ボディ剛性は、街乗りレベルでは、全く問題無いと思いました。
ドイツ車あたりと比べても遜色無いのではないでしょうか。
ハンドリングは、すいません、ほとんど試すチャンスが無かったので、気持ち良いかどうかは、よくわかりませんでした(^^;
ということで、試乗を終えた感想は、このクルマは、マニュアルでスポーツドライビングを楽しむ、というよりは、ATでゆったりとグランドツーリング的に乗ったほうが似合うような気がしました。
ご存知のとおり、新型スカイライン クーペのキャッチコピーは、セダンのときの「ときめき」という言葉を受け継いで「日本に、クーペのときめきを。」(ちょっと赤面してしまう言い回しですね(^^;)。
セダンのときもそうでしたが、正直、「ときめき」という言葉にはちょっと違和感を覚えますが(^^;、とはいえ、全くと言っていいほど、クーペ・モデルの無い現在の日本車市場の中で、こういう質の高いクーペを作ることについては、敬意を表したいと思います☆
それと、1つ感じたのは、グレードが多すぎて、ちょっと分かりづらいです(全部で6グレードもあり、且つ、その他オプションもいろいろ)。。。
エンジンも駆動方式も全て同じ組み合わせ(VQ37VHR & FR)なのだから、唯一異なるトランスミッションの違い(AT or MT)だけで分けて、それ以外は、オプションにしてしまったほうが、スッキリしていて良いと思いました。
価格はかなり高いですね(^^;
6グレードのうち、車両本体価格が300万円台は、1種類だけ。。。
デザインも含め、いろんな意味で、若者にはちょっと手が出しにくいクルマですね。
まぁ、最初から、中高年をターゲットにしているのであればノープロブレムだと思います。
ただ、ドイツ車あたりと比べると、かなりお買い得だと思います。
これだけの質のクルマをドイツ車ブランドで売れば、プラス200万円以上するのではないでしょうか。
ですので、デザインさえ気に入れば、買って後悔はしないと思います☆
(↓以下、スカイライン クーペの基本スペック)
全長 4655mm
全幅 1820mm
全高 1390mm
車両重量 1650kg(Type S)
駆動方式 FR
エンジン V6 3.7リッター DOHC
最高出力 333ps/7000rpm
最大トルク 37.0kgm/5200rpm
車両本体価格 4,179,000円(Type S)
クラッチはアルファが軽すぎるだけのように思います。CPV35からアルファに乗り換えて「なんでこんなにクラッチが軽いんだ?!」と思いました。
やはり復活しましたね!
試乗続けるべきです!
JOYさんのブロクは、見られてますよ!自動車メーカーに(笑
美味しい試乗会の招待状が届きますよ!
クーペの試乗、もう出来るんですか。今、国産車で一番気になっています。
最近、乗換えたい病を患っています。
祝☆試乗復活!!やはりJoyさんにはこれからも乗り継いで頂かないと。
スカイライン。白髪が似合う頃に運転したいです。
う〜ん、確かにアルファのクラッチは軽めだと思いますが、自分の場合、今まで相当な数のマニュアル車も試乗してきましたからねぇ。
その上での感想は、やはり今日のスカイラインクーペのクラッチの重さは、今までで最も重い部類でしたよ(^^;
いやいや、そういう書き方、なさらないでください(^^;
まぁでも、興味があるクルマには、これからも試乗していきたいと思います☆
また試乗、お付き合いくださいね♪
スカイラインクーペ、国産車で一番気になっておられるんですね☆
335クーペあたりと乗り比べると面白いかもしれないですネ(^^)
当分、ブレラを超えるクルマは出てきそうにないですヨ(笑)
>白髪が似合う頃に運転したい
・・・羨ましいです。だって僕の場合、白髪になる前に、毛髪の量自体が・・・(爆)
試乗復活ですね^^
デザイン的には結構好きですし、価格もこの性能を考えるとお買い得かもしれませんね〜。でも、スカイラインクーペなら、Zを選ぶかなあ〜^^;
ニッサンなら次期GT−Rが一番乗ってみたいです^^
スカイラインって
どうしてもやんちゃなイメージが。。。
私だけ?
いつも思うけどホントわかりやすくて
いろんな車種に興味がわいてきます。
ありがとう♪
そうですね、自分も、スカイラインクーペとZなら迷わずZを選びます(^^;
でも2シーターだから現実を考えると厳しいですが・・
次期GT-R、楽しみですね!
そうですね、昔のスカイラインはやんちゃなイメージありましたよね。
でもゴーン体制以降のスカイラインは、別モノみたいなクルマになっちゃって、すっかり中高年向けの落ち着いた印象になりました(^^;