今日は、2006-2007の日本カー・オブ・ザ・イヤーのインポート・カー・オブ・ザ・イヤーに輝いた、シトロエン C6に試乗して参りました。
元エグザンティア乗りの自分にとって、第3世代へと達したハイドラクティブを搭載した現行シトロエンのフラッグシップであるこのC6は、非常に興味深いクルマですが、念願叶い、ようやく試乗することができました。
まず試乗車と対面し、その、強烈なのに上品さを失っていない絶妙なスタイリングをしばし鑑賞しました。
このスタイリングは好き嫌いがはっきり分かれそうですが、僕は、「まぁまぁ好き」です(笑)
というか、恐らく僕が今50歳くらいであれば、結構好みだったかもしれません。今の僕にはまだちょっと早いかな、という印象のデザインです。
いずれにせよ、圧倒的なデカさと個性を感じますが、かと言って、ドイツ車のような「威圧感」を感じさせず、強さと上品さのバランスを持ったデザインは、さすがフランス車という感じがします☆
次にインテリア。
今日の試乗車はベージュ系のインテリアですが、これはもう、とにかく落ち着くというか、癒されますネ☆
色使いのイメージとしては、ジャガーが少しカジュアルになったような印象です。
気品に満ちたイギリス車でもなく、質実剛健のドイツ車でもなくもちろんエモーショナルなイタリア車でもない、フランス車独特の優雅さとカジュアルさのバランスが絶妙です。
細かいところではシフトノブ1つとっても、かなり洗練されたデザインです☆
ちなみに、この試乗車は「ラウンジパッケージ」というオプションがついており、リアシートも電動で動きます☆
そして、コクピットに座り、エンジンを始動して、いよいよ発進。
思った以上に、力強く加速します。
というのも、今まで、「C6のエンジン(V6 3リッター)は、C6を動かすには非力だ」、という声もちらほら聞いていたからなんですが、そんなこともないと思いました。
いわゆる「必要にして十分」ってヤツです。
それと、アクセルペダルを強めに踏み込めばエンジンサウンドは結構勇ましく室内に入ってきますが、これが意外にもBMWの直6のような、結構イイ音するんですよ☆
次にC6の最重要ポイント、と言っていい、乗り心地について。
これは想像通りのものでした。
今日は比較的短い時間の試乗でしたが、それでも道が空いており、そこそこのスピードは出せたので、伝統のハイドラクティブをある程度実感することができました。
やはり速度が速くなればなるほど、フライングカーペットのような素晴らしい乗り味が待っています☆
よく言われるハイドラクティブの「低速でのゴツゴツ感」ですが、僕が以前乗っていたエグザンティアとは比較にならないほど、ゴツゴツ感は取れているような気がします。
なお、このC6には、「ノーマル」と「スポーツ」の2つのサスペンションモードあり、どちらも試しましたが、あきらかにスポーツモードの方が硬めですが、僕はこのC6というクルマの性質上、自分が運転するときも含め、ずっと「ノーマルモード」でいいんじゃないか、と思いました。
他にもC6の魅力はいろいろあると思いますが、とにかく僕にとっては、この個性的で優雅なスタイリングと落ち着いたインテリア、そして極上の乗り心地だけで十分、購入する価値はあると実感しました。
(もちろん、欲しくても僕の財力では到底無理ですが(笑))
細かいところですと、このC6、実は車速65km以上で、リアスポイラーが開くんです(^^;
運転中、ルームミラーで確認することができました。
リアスポは、2段階に開く(上昇)ようになっており、125km以上で、最大角度になります。
試乗の途中で、ドライバーを交代し、僕が後部座席に乗せてもらいましたが、ただただ顔がニヤけてしまうほど極上の乗り心地でした♪
ということでこのC6。
まさにイタリア車とは対照的な乗り味ですが、50歳くらいになったら、このC6は、十分「アリ」なクルマだと思いました。
(もちろん、新車は高すぎるので、買うとしても中古ですが(^^; )
このクルマで、高速道を使った長距離旅行すれば、きっと他のクルマに乗るのがイヤになるんじゃないか、と思うほど極上の乗り味だと思います☆
もし今、お金があると仮定して、車格的にメルセデスのEクラスやBMWの5シリーズクラスのクルマの中から1台を選べ、と言われたら、僕はこのC6を選ぶと思います。
他人のクルマが気にならない独自の世界観を持ち、いつも癒し系の走りをさせてくれる、そんなC6を選ぶ人って、オシャレだと思います☆
一方、現実問題としては、都内で生活用のクルマとしてこのC6を使うのはかなり辛いと思います。
やはりある程度のスピードを継続的に出せる環境でこそ光るクルマだと思うので、僕のように田舎に住んでいる人には、最高のクルマだと思います。
まぁでも、田舎に住んでいても、このクルマに乗って「ちょっとコンビニへ」とか「ちょっとツタヤにレンタルDVD借りに」・・・みたいな使い方をするのはシンドイかな・・・(^^;
やはり、都内であっても田舎であっても、C6だけの1台体制はちょっとキツいかもしれないですね。
ところで、皆さんはこのC6のスペシャルムービー「C6 ROMANCE-美しき静寂-」ってご存知ですか?
(シトロエンC6のサイトから入れます)
元フジテレビ・アナの八木亜希子さんナレーションによるムービーなんですが、結構面白いです。
最初に、自分の名前とパートナーの名前を登録しておくと・・・後は、ご覧になってのお楽しみです(^^)
(ちゃんとパートナーの名前で登録しないとダメですよ!(爆))
(↑こちらは展示車のC6)
(↓以下、C6の基本スペック)
全長 mm 4,910
全幅 mm 1,860
全高 mm 1,465
車両重量 kg 1,820
エンジン V型6気筒DOHC 3リッター
最高出力 kw(ps)/rpm 155(215) /6,000
最大トルク Nm(kgm)/rpm 290(30.5) / 3,750
車両本体価格 \6,890,000
2007年10月21日
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まだ見ぬパートナーの名前を入れたいと思います(寂)
C6試乗されたのですね。
読ませて頂いて、伝わってきます。
ATの出来は如何でしたか。
街中で見かけた黒のC6、おしゃれでした。
C6試乗楽しまれたようですね。
私はちょうど1年前に神宮あたりでC6のデビューイベントをやっていたのでたまたま見たのが初対面でした。
ボディサイズの大きさと後ろのガラスの逆反りに驚いたのを思い出しました。
シトロエンって何かオシャレな空気感を纏ってますよね♪
最後にガクッときたのは内緒です(笑
それにしてもシトロエンはわが道をいってますね〜。
あっ、アルファもですね(笑
CITROENはノーマークでしたが、試乗記を読んで興味が出てきた(笑
そーいえばこの前の土曜日、特許庁ガソリンスタンドの交差点で
白いR8がブロロロロォォォ=33
と、目の前を走っていきましたよー
私もデザインはまあまあ好きです(笑
シトロエン版アウトランダー乗ってみたいです(*^_^*)
でも、すでにパートナーの名前が決まってるんですか!?
それもスゴイです(^^;
先日お会いしたときに申し上げるのを忘れていましたが、joypapaさんに一番オススメのクルマこそ、このC6です!
恐らくjoypapaさんの要望を全て叶えてくれるクルマのような気がします☆
ATも、僕が昔エグザンティアに乗ってた頃に比べるとかなりよくなってる気がします(^^)
そうですね、最近かなりシトロエンもオシャレなイメージになってきたような気がしますね☆
(営業さんに言わせると、まだまだ「オタクのイメージが強いのが悩みなんです・・」とのことでしたが(^^; )
いずれにしても、最近のシトロエンはようやく復活しそうな勢いを感じます☆
息子さんたちの名前を入れるとは、さすがmacmanさん、良いパパしてますネ♪
そうですね、ひねくれ者のワタシには、クルマも我が道を行くアルファやシトロエンが向いてるのかもしれません(^^;
なんと、霞ヶ関でR8ハケーンしたのですか!!
なぜ教えてくれなかったのですか!!(爆)
アウトランダー、シトロエン版とプジョー版があるみたいですが、どちらも結構カッコいいですよネ☆