クルマ好きの方ならこのマーチ12SRのことをご存知の方も多いと思いますが、このマーチ12SRとは、ノーマルのマーチを、オーテックがチューニングした、知る人ぞ知る、隠れた名車と言われているクルマで、そのキャッチコピーは「クルマを操る楽しさを提供するエントリースポーツカー」です☆
トランスミッションは、もちろんマニュアルのみ(^^)
オーテックによりチューニングされたエンジンフィーリングや、ボディ剛性などが楽しみです♪
ということで試乗車とご対面。
うん、やっぱりノーマルの女性っぽい雰囲気のマーチに比べ、スポーティでカッコイイですネ☆
ボディカラーはパシフィックブルー。イイ色です。


エクステリアデザインに関して、正直、ノーマルのマーチに乗るのはちょっと恥ずかしいですが、この12SRなら、十分「これなら乗ってみたい」と思えました。
主張し過ぎないエアロや、迫力のマフラー、エンケイのアルミ、そしてタイヤはポテンザRE-01履いてるところがイイですね☆
インテリアデザインに関しては、ドアを開けてすぐ目に入るのが、ボディカラーとお揃いの鮮やかなブルーと黒のツートンのスポーツシート。オシャレでイイと思います。
アルミペダルもやる気を感じさせてくれます。
インパネ周りは、まぁフツウという感じでしょうか。



そしてコクピットに座り、シートポジションを合わせ、エンジン始動。
以前試乗したマイクラC+Cとは明らかに異なった、少し唸る感じのアイドリング音が聞こえてきます。
そしていよいよ発進です。
まず感じたのが、クラッチペダルの踏みしろが、今まで乗ったクルマの中で一番狭いかも、ということです。
ノーマルでこれだけ狭いのだとすると、スポーティといえばスポーティかもしれませんが、個人的にはもう少し間があってもいいと思いました。
それと、シフトフィールがいまいち、ユルイというか、スコッあるいはゴクッというようなカッチリ感にちょいと欠けるかな、という印象です。
そしてメインディッシュの1つであるエンジンフィールに関しては、確かに吹け上がりは気持ちよく7000回転超えまで回ってくれますが、エモーショナルなフィーリングには、これまたちょいと欠けるかな。。。
というか期待が大きすぎたのかもしれません。
いくらかなりのチューンを施したといっても、やはりそもそも1.2リッターなので、「エモーショナル」という領域に持っていくのはちょっと厳しかったかもしれません。
と、若干ネガ面から書きましたが、そもそもこの12SRには期待がかなり大きかったので、変な期待を抱かないで乗れば(特に国産車しか乗ったことの無い人であれば)、きっと、このエンジンには十分満足すると思います☆
そして素晴らしい印象だったのが、ボディ剛性とハンドリングです。
短い試乗時間だったので、あまり試せませんでしたが、この、ボディ剛性とハンドリングに関しては、欧州車の同クラス車と比較しても引けを取らないと思いました。
とにかくボディ全体がカッチリとした乗り味で、しかもハンドリングもFF車にしては見事なニュートラルステアに近い感覚でした☆
吹け上がりの良いエンジンと相まって、きっとこの12SRで峠あたりを攻めれば、かなり楽しいのではないかと想像できます。
それを伺わせるかの如く、オーテックのHPにも、12SRについて、こんな心憎い宣伝フレーズが使われています。
「キーをひねり郊外へと走らせる。シャープに吹け上がるエンジン、BGMと化すエギゾーストサウンド。高速は果てしなく続く長いブレーキランプの列。そんな時は迷うことなく山越えの道へルート変更。
空と雲に近づきながら、つづれおるコーナーを駆けあがる。
右足の要求に、車がダイレクトに反応する。ライントレースも思いのままに、絶対的な速さよりもスポーツドライビングが楽しめるハンドリングと軽快なフットワーク。「12SR」を冠したクルマにのみ与えられたこのポテンシャル。峠道を走りながらふと思う「次のコーナーが待ち遠しい」と・・・」
価格(1,782,900円)を考えれば、この12SRは、素晴らしいクルマだと実感しました。
願わくば、もう少しエンジンフィールがエモーショナルであれば、高いお金をかけて輸入車に乗るよりも、このクルマをメインカーにしてもよい、とさえ思える、そんな好印象のクルマでした。
ライバルは、国産では、やはりスイスポでしょう☆
価格も見事にカブってます(^^;
エンジンはマーチの方が非力ですが、その分、オーテックによるチューンと、希少性が魅力ですね。
自分ならどっちを取るか・・・
希少性で12SR、運転の面白さは僅差でスイスポかな☆
いずれにしても、この12SR、間違いなく隠れた名車だと実感しました☆☆
(↓以下、マーチ12SRの基本スペック)
全長×全幅×全高 mm 3735×1670×1505
車両重量 kg 960
駆動方式 前輪駆動
エンジン 1.2リッターDOHC 直列4気筒
最高出力 kW(PS)/rpm 81(110)/6900
最大トルク N・m(kgm)/rpm 134(13.7)/3600
トランスミッション 5速マニュアル
車両本体価格 1,782,900円
なお、12SRのスペシャルサイトには、清水和夫氏による筑波でのタイムアタックの車載映像も載っています。面白いです☆
コンパクトハッチ好きにはたまらない選択ですね。
自分なら間違いなく”奥多摩”です。
探せば国産にもコンパクトハッチの名車はあるものですネ☆
ところで早く私も奥多摩デビューしたいです(^^;
珍しいの試乗できましたね〜。
マーチ12SRもいいですが、マーチカブリオレ乗って見たいです^^
試乗車なさそうですが^^;
マーチカブリオレ・・・マイクラC+Cのことですよね☆
以前は試乗車あったのですが、もう無いのかな・・・?
そうですね〜、個人的にはオートマには全く興味が無いのですが(^^;、どうしてもオートマしか選べない人にとっては、15はいいかもしれませんネ☆