アルファ166といえば、クラス的にはBMW5シリーズやメルセデスEクラスと同じクラスに位置付けられる、アルファとしてはフラッグシップのクルマです。
1999年の発売当初は、2.5リッターもラインナップされていた166ですが、現在は3リッターのみであり、今回の試乗車も2006年式の3リッターモデルでした。
この166は上記のとおり1999年デビューということもあり、しかも、スパイダーに試乗した直後ということもあり、内装に関しては、さすがに古さを感じました。
BMWで言えば、E39世代5シリーズと現行E60世代5シリーズとの中間程度の質感です。

ただ、アルファらしいなぁと思ったのは、このクラスのクルマにも関わらず、後席に関してもバケットシートっぽくなっており、フラッグシップモデルらしからぬスポーティさを感じます。

それと、内装に古さは感じるものの、デザインのセンス自体はスポーティなので、さすがアルファだと思います。
(質感が高くでも、デザイン自体がカッコよくないと意味無いですもんね・・(^^; )
エクステリアに関しては、試乗車は、2004年に実施されたフェイスリフト後のフロントマスクでした。個人的には、正直、初期型マスクのほうが好みですが、この後期型マスクも、他メーカーの同クラスのクルマと比べ独特のスポーティさを持っていると感じられるのは、内装同様、さすがアルファ、といったところでしょう☆


ということで、コクピットに乗り込みエンジンを始動すると、スパイダーよりも200CC小さいエンジンにも関わらず、むしろスパイダーよりも野太く感じるアイドリング音が聞こえてきました。
そしてアクセルを踏み込み、いよいよ発進し、程無くして空いた道に出たのでアクセルを強めに踏んでみたところ・・・
K.O.されました(^^;
いやぁ、やっぱ前世代のアルファV6の気持ち良さといったら、これは只者ではないですね!
とにかくもう、快感以外の何物でもない快音を発してくれます。

(↑恐らく世界一美しいエンジン、と言っていいのではないでしょうか、前世代アルファV6☆)
そして、その快音とともに、十分過ぎる加速が得られ、と同時に、強烈なトルクステアに見舞われました(^^;
まさにジャジャ馬のようなクルマです(^^;
スパイダー同様、トルコンAT(しかも4速(^^; )のため、美味しい回転数のまま引っ張れないのがもったいないですが、とにかく、「これがアルファ流のスポーティなのだ!」と言わんばかりの、強烈な個性を感じさせてくれるクルマです。
それにしても、こういうクルマが、現地イタリアでは、要人も乗るアルファのフラッグシップモデル(日本で言うところのクラウン的なクルマ)なのだから、イタリアって凄い国だ、あるいは、アルファって凄いクルマだとつくづく思います(((^^;
今回、初めてこの166というクルマに乗って、私は、ますますアルファというブランドが好きになりました☆
この166がもしMTだったら、本気モードで欲しくなっていたと思われます(^^;
フラッグシップの166にも、アルファ=エモーショナル、という公式は間違いなくそのまま当てはまっています。
もちろん、現在開発中と言われている166の後継車が、そのエモーショナルさを、どの程度維持しているかはわかりませんし、最近の159やブレラの流れから見ても、次期166が上品な乗り味の方向に行くのは間違いないと思われますが、それでもきっと、159やブレラが「上品(大人しい)にはなったけど、やっぱりアルファだ」と感じさせてくれるのと同様、きっと次期166も、アルファらしさを持ったクルマとして登場してくれると確信しております☆
それにしても、この飽きっぽい私が、今のところ、完全にヘビの毒にやられっ放しです。。。(^^;
ヘビの次に私を満足させてくれるのは、恐らくサソリあたりでしょうか・・・(^^;
AlfaRomeo166の基本スペックはこちら。
166を試乗した日、アルファディーラーには、これから納車となる155が駐車場に鎮座しておりました。
オーナーさんが羨ましい☆

久しぶりのK.Oでしょうか。
Joyさんの影響か、イタ車、何となく気になります。
サソリ、いつ頃でしょうか。
Fitにそれ程は乗っていませんが、“小さめの車は楽しい”と感じています。
166がMTだったらと、想像しただけでもK.O.されそうですね。あのV6を159に載せてみたいです。
実はディーラーで、正規で1台だけ166のMTが間違って入ってきたことがあったと聞いたことがあります。いかにもイタリアらしい嘘のような話ですが、買った人が羨ましいですね。
サソリの毒にも期待しましょう。
同じくヘビの毒にやられつつある2号です。
現行スパイダーより166魅力的です。
アルファ乗りまくりですね♪
アルファは一番159SW試乗して見たいなあ〜('-^*)/
覚えていてくださりありがとうございます、そうです、久しぶりのK.O.です(笑)。
イタ車、とっても楽しいですが、同じラテンでも、joypapaさんにはフランス車がシックリくるのでは、と思ったりしております☆
是非、シトロエンC4あたりに試乗していただいてインプレッションをお聞きしたいです♪
ですよね〜、159やブレラの2.2JTSも、他社のクルマのエンジンには出せない音質なので、やっぱアルファだよな、と思いますが、とはいえ、比べれば、前世代のアルファV6やツインスパークの楽しさには、かないませんよね・・(^^;
166MTのお話、実は、私が聞いたところによると、初期に確か10台ほど日本に入って来た、というようなことをディーラーさんから聞きました(記憶違いでしたらゴメンナサイ)(^^;
ロマンさんの愛車は、中身はサソリそのものと思われます(^^;
早く、そのサソリの「本性」を見ていたいです(笑)
以前からevening_skyさんは159SWに興味をお持ちですよね〜。
私としては、是非、MTが選べる159セダンに乗っていただきたいのですが(^^;
そうですね、いかにもフラッグシップらしい、落ち着いた色ですよネ☆
デザインは初期型166の方が私も好みです。
けれど、166気になります。
そうですね、2500がどのようなフィーリングだったのか、気になりますね。
まぁでも、探せば、タマは、中古であると思いますよ、導入当初は新車で販売していたんですし。是非いかが☆