てな訳で、今日はちょうど2週間ぶりにブレラを運転することができました☆

(↑本日の試乗帰りに寄った、図書館にて)
そんなブレラで繰り出した行き先は、ボルボ・ディーラーです。
お目当ては、昨秋FMCしたV70です。
私がU.S.アコードワゴンに乗っていた1997年当時、次なるクルマを物色中、このV70も候補の1つでした。
ちょうどその頃は、当時、ブームを起こしていた850に替わり、このV70(初代)がデビューして間もない頃でした。
当時、ベースグレードの2.4リッターモデルを試乗しましたが、結局、価格の高さから、候補からは外れた経緯があります(^^;
それからちょうど10年が経ち、今回、10年ぶりに、2度目のV70試乗となりました。
今まで、U.S.アコードワゴン、プジョー406Break(2台)、シトロエン・エグザンティア・Break、アウディA4アバント、BMW320iツーリング、と、合計6台もステーションワゴンに乗ってきました通り、私は、ステーションワゴンの「独特の雰囲気」が今でも好きです。
本日の試乗車は、4グレードあるうちの最上級グレードである、T-6 TE AWDでした。
まずそのエクステリア・デザインですが、V70に関しては、タイヤサイズ以外は、4グレードとも、外観は同じだそうです。


フロント・マスクのデザインは、まぁフツウ、といったところでしょうか(^^;
リアのデザインは、カッコいいと思いました。
この新型V70のエクステリア・デザインに関しては、確かに質感は素晴らしいものがありますが、デザイン自体は、正直言って、私は未だに850が一番好きです(^^;
次に、インテリア・デザインですが、やはり北欧モダンという感じで、癒されますネ。

インパネはなんとなくメルセデスのインパネに似てるような気もしましたが(^^;、それ以外のデザインは、とにかく、モダンなのに緊張感を感じさせない、乗った人をホっとさせる、そんな印象です。
そして、カード式キーをセットし、スタートボタンを押してエンジン始動。
3リッターターボエンジンが静かに目を覚ましました。
走り出してまず感じたのは、「速い」(^^;
今までボルボに乗って「速い」と感じたことはほとんど無かったのですが、さすが最上級グレードの3リッターターボだけあって、若干のターボラグはあるものの、非常に力強い加速を感じさせてくれます。
そして、次に感じたのが、鬼のようなボディ剛性の高さ。
昔から「安全」を売りにしてきているボルボだけあって、この頑丈さは、走っていてもとても安心感をもたらしてくれますね。
それと、そのボディ剛性の高さとともに感じたのが、乗り心地の素晴らしさ☆
10年前、初代V70に試乗した時の記憶は、今でも結構鮮明に覚えているのですが、正直、予想していたイメージと違い、乗り心地は結構、荒かった印象がありました。
当時は、406やエグザンティアの方が、はるかに素晴らしい乗り味だと感じました。
(ですので、乗り味の割に、ボルボはめちゃくちゃ値段が高いなぁ、というのが当時の印象でした)
しかし、本日乗った、新型V70の乗り味たるや、目隠しして乗れば、フランス車と言ってもバレないと思いますし、下手すると、乗り心地の良さは、もうフランス車を超えているかもしれません。
最近試乗したクルマの中では、シトロエンC6にイメージが近いと感じました。
とにかく、足回りがしなやかで、且つ、フラット☆
なお、このT-6 TE AWDには、足回りの硬さが3段階(COMFORT,SPORT,ADVANCED)に調節できるボタンがついており、「ADVANCED」という、最もスポーティなレベルを選ぶと、さすがに結構硬くキビキビとした足回りになりましたが、それでも、嫌味のある硬さではなく、心地良い硬さでした。一人で運転するには、この「ADVANCED」がいいと思います。
無論、同乗者がいる場合は、「COMFORT」もしくは「SPORT」を選んでおけば全く問題無いでしょう。
そして、エンジンに関して、このT-6 TE AWDの3リッターエンジンは、直6になりましたので、結構気持ちの良いサウンドを聞かせてくれます。
回すと、音量も結構大きく聞こえてくれるので、一人で運転していてもそれなりに楽しめると思います。
ボルボ十八番の「安全面」に関しては、例えば、このT-6 TE AWDには、「レーン・デパーチャー・ウォーニング」という、サイドミラー下部についているカメラによって、車線変更時の危険をも察知する機能がついていたりしますので、さすがボルボだと感じました。

(↑レーン・デパーチャー・ウォーニング用カメラ)
トランスミッションは、当然オートマのみですが、もしこのクルマにマニュアルが存在したとしても、私はオートマを買うと思います(^^;
個人的に、現在乗っているブレラに限らずアルファに乗るなら、絶対にマニュアル、百歩譲ってもセレスピードで、トルコンATだけは避けたい、というのが私の考えですが、まさにそういう意味では、対極にあるクルマだと思います、このV70。
とにかく、ゆったりと余裕を持ってジェントルにクルージングするためのクルマ、そんな印象です。
ということで、このボルボV70 T-6 TE AWD、前述のとおり、素晴らしく快適なクルマでした。
長旅するには、これ以上のクルマは無いと思わせる、そんなクルマです。
最後にお値段ですが、車両本体価格7,500,000円也(^^;
この値段を妥当と見るかどうか、というところですね(^^;
例えば、ほぼ同じ値段のステーションワゴンですとメルセデスE300ステーションワゴンあたりがドンピシャです。
あるいは、全然性格は異なるクルマですが、IS-Fなんかも、ほとんど同価格です(^^;
いずれにせよ、私にはどう頑張っても、べースグレードのV70 2.5T LEぐらいしか手が出ませんが、T-6 TE AWDの乗り味が素晴らしかったので、是非2.5T LEも試乗してみたいと思いました。
ワタシがC70のblogを書いた時は、全く反響がありませんでした。イイクルマだとは思いますが、Alfaとは全く反対の価値観なのでしょうね。
確かに私も、メルセデスのMTは密かに興味あります(^^;
ほんと、アルファとボルボって、対極的なクルマですよね。
お金が余ってて、家族での長距離旅行専用のクルマが持てるなら、喜んでボルボを選ぶのですが・・(^^;
ちなみにVOLVOのコンパクトはどうなんでしょうか。なんか期待が持てそうですね。
腰の具合、良くなりました。ご心配をお掛けしました。
乗り味、極上でしたよ、新型V70☆
コンパクトのC30も、以前、試乗しましたが、やはり癒し系の走りでした。
もしかしたら、ボルボ、joypapaさんの好みに合うかもしれませんネ(^^)