ご存知の方も多いと思いますが、このGS450hのネーミングの由来は、LS600hのネーミングのつけ方と同様、4.5リッターのエンジンを積んでいるのではなく、エンジン自体は3.5リッターですが、モーターの力を加えたことにより、4.5リッターエンジンに匹敵する加速性能(計算上、約350馬力)を持つ、ということからその名前(GS450h)がついています。
私の場合、常々、
・公道では大排気量(ハイスペック)のクルマを使いこなす機会は皆無。
(使いこなすとしたら、そのほとんどが法定速度違反のはず(^^; )
・運転の「腕」も持たず大排気量のクルマに乗ることは恥ずかしい(特にオートマ)
という理由から、大排気量のクルマは基本的に、購入候補からは除外されますが、宝くじにでも当たって、サーキット用のクルマが持てるなら、そういうハイスペックなクルマも買ってみたい、という思いがあります(まぁ、夢物語ですが(笑))。
ちなみに、私が言うところの「大排気量」とは、だいたい3リッター以上のエンジンを積むクルマを指します。
(ただし、同じ大排気量でも、ミニバンやSUVは、ワタシ的には「ドライビング」の範疇から外れるので除きます)
ということで、このGS450hも、間違いなく「大排気量」のクルマになりますが、このクルマに関しては、サーキット用、ということではなく、「ハイブリッド」ということに興味があるから、試乗したいと思いました。
というのも、以前、私の愛車がアウディA4だった頃、一度、現行型のプリウスに試乗したことがあったのですが、プリウスに関しては、正直言って、想像以上にパワーが無く、いくら燃費が良いと言っても、運転しててちょっとストレスたまるなぁ、というのが当時の印象だったので。。。
ということで、前置きが長くなりましたが、GS450h。
試乗車のボディカラーは、プレミアムライトブルーという、見た目は薄いパープル、という印象の色でした。

エクステリア・デザインに関しては、昨年秋のマイチェンで、フロントマスクデザインの変更により若干精悍な印象になりましたが、それでも、現行のレクサスのラインナップの中では、最も地味な印象のデザインですネ。
GSは、昔のアリストからの流れのクルマと言われていますが、個人的には、このGSよりも、アリスト(初代、2代目とも)時代のデザインの方が好きです。
昨年秋のマイチェンで、フロントマスクが変更されたのは、恐らく「地味過ぎる」という意見が多かったからではないか?と、想像します。
インテリア・デザインについては、先日試乗したIS-Fに比べると、ちょっと古さを感じてしまいました(^^;
(特にセンターコンソール周辺のデザイン)
ただ、レクサスのサイトでもトピックとして掲載されているように、アルミ文字盤のメーターは、なかなかクールでイイ雰囲気を醸し出していると思いました☆
ただ、それがGSの総合的なデザインにマッチしているか?と聞かれると、ビミョ〜ですが(^^;

このアルミ文字盤のメーターは、ドイツやイギリスあたりのクールでモダンなクルマには、結構、似合うと思います。マネするメーカーも出てくるのではないでしょうか(^^;
さて、エンジンを始動すると、ほとんど無音のアイドリングですので、不思議な感覚です。

そしてアクセルを踏み込んでも、ほぼ無音のまま、ヌーッと動き出します(^^;
しかし、そこから、ひとたび強めにアクセルを踏み込むと、モーターの力と相まって、かなり強力な加速をしてくれます。
GS450hの名前のとおり、これが4.5リッターの加速か?と聞かれると、例えば、4.2リッターを積むアウディRS4あたりと比べると、RS4の方が全然速かったような気がしますが、RS4の車重が約1.7トンなのに対し、このGS450hは、約1.9トンと、200kg近い差があるので、仕方ないといえば仕方ないでしょう。
いずれにしても、「450h」という名に恥じない加速を見せてくれました。
信号待ち等で停止すると、再び、「無音」の静寂が訪れます。
営業さんを助手席に乗せて、オーディオを消して試乗していて、この「無音」状態になったときに会話が無いと、かなり気まずい空気が流れます。「営業さん、何か話しかけてきてよ」みたいな(笑)。
さて、このGS450hですが、予想ではもっとマッタリとした走りをするかと思っていましたが、意外にも、結構スポーティな走りをしてくれました。
試乗コースの途中で、ちょっとしたワインディングがあったのですが、運転する前の予想では、ハンドリングも、もっとユルさを感じるのではないか、と想像していたのですが、思ってたよりも、カッチリとした走りを見せてくれたので、それなりに楽しめました。
乗り心地は、ほとんど文句無しですね。
これは同乗者は、すこぶる快適だと思います。
居住性に関しても、ISは、正直、後席が、大人の男にはちょっと辛い狭さがありますが、このGSなら、その心配は無用です。
このクルマで、長距離旅行などすると、運転者も同乗者も疲れ知らずでドライブができると思います。
ということで、非常に抽象的且つ簡単なインプレッションになってしまいましたが、このGS450h、なかなか独特の世界観を持ったクルマであり、大人が楽しむためのクルマだと思いました。
このクルマに乗って、高速道路を使って、ロングドライブすれば、きっと「あぁGS450hにして良かった」と感じることでしょう。
プリウスで感じたストレスは無用の、これぞパワーと燃費のバランスを兼ね備えた、ある種、理想のハイブリッドかもしれません。
レクサスGS450hの基本スペックはこちら。

↑レクサス店でいただく有機栽培豆使用珈琲は、いつもマジウマです♪
(テーブル横の窓ガラスには、外側に常に水が滝のように流れる仕掛けになっていてオシャレです)
これはエコカーに入るのでしょうか?
アリストは今でもカッコイイです☆
でもプリウスはオーディオがしょぼくてせっかくの静かさがいかされないけど,GSやLSのハイブリッドはいいですよね。(まあ贅沢な話ですけど)
排気量、私の腕では2000ccが限度ですねぇ。
GS450hは、10・15モード燃費、14km台ですので、凄いですよね(^^;
アリストは、ほんと、カッコよかったですね、ネーミングも含めて。
確かにタコが無いってのは、かなり興醒めしますよね(^^;
長距離旅行用に好きなクルマ1台選んでもいい、って言われたら、このGS450hは、候補に挙がると思いました。
サーキットの経験も無いような人なら、2000ccで十分だと思いますよ。
私も、エリーゼやコペンに乗って、大排気量のクルマを公道で走らせることには興味が無くなりました。