2008年03月04日

プロストの言葉。

私は、元F1世界チャンピオンのアラン・プロストについて、特にファンというわけでもなく、むしろ宿敵同士であったセナの方が好きでしたが、先ほど、YAHOOの記事を読んでいたところ、プロストの興味深い発言を見つけました。


以下、一部抜粋しますと、

「最近のF1カーが誰でも簡単に運転できるように見え、月並みなドライバーでもすぐにF1に乗れること」

「私の時代には、ドライバーはもっと重要な存在だった。クルマを乗りこなす手助けをしてくれるようなテクノロジーが発達していなかったからだ」

「クルマは速くなったが、ドライバーは頭を使っていないし、高度な戦術や戦略もない」

「私がレースをしていた時代には、確かなことがあった。速いドライバーは誰なのかがハッキリしていた。今は、グリッドの上から3分の2にいるドライバーを適当に選んで、速いクルマに乗せれば、それで勝ててしまうんだ。昔はそうではなかった」






これは、私が、現在の「普通乗用車」の世界に対して思っていることと、全く同じ内容であり、この「普通乗用車」の世界にも間違いなく同じことが当てはまると思ってます。



ロクにMTも操れなかったり、あるいはサーキットも走ったことの無いような人達が、でも、お金さえ持っていれば、誰でもハイスペックカーに乗れる時代になりました。

例えて言えば、ゴルフでスコア100を切らないような人が、あるいは、スキーでパラレルすら完璧にできないような人が、ウェアや道具だけは超一流のモノを身にまとう、そんなイメージです(^^;

M3、GT-R、IS-F、などをはじめ、S4、335、最近だと135などなど、挙げればまだまだありますが、これらの類のクルマは、オートマ限定免許取り立ての人でも、免許取ったその日から、アクセル全開踏めば、その場で直線番長になれます(^^;
(現行RS4はマニュアル・オンリーですが、恐らく次期RS4は間違いなくオートマで出てくるでしょうね)

しかし、昨日のブログにも書いたとおり、上記のクルマを「法定速度」の範囲内で走らせて、果たして、楽しめるのか、非常に疑問です。

少なくとも私が上記のクルマの類いのクルマを試乗した限りでは、法定速度内で楽しむのは、至難の業だと感じましたし、免許が何枚あっても足りない、という印象でした。
(もちろん、サーキットを走るために購入するのであれば、何ら異論はありません。)








あるいは、トランスミッションにしても然り、だと思います。

というのも、VWグループのDSG(アウディだとSトロニック)などは、テクノロジーとしては素晴らしいんだと思いますが、これまた、上記のハイスペック・カー同様、オートマ限定免許取り立ての人でも、免許取ったその日から、DSG付きのクルマさえ買えば、玄人顔負けの電光石火&ウルトラ・スムーズなシフトチェンジを難なく行うことができるのです。

確かに初めてDSGを体験したときは「おぉ、スゲぇ」と思いましたが、正直言って、感動したのは最初の1、2度試乗時だけで、その後は、飽きてしまった、というのが本音です。

なんだか、あまりにもあっけなく簡単過ぎてゲーセンのゲームをやってるような感覚。。。

やっぱりシフトチェンジは、自分で汗かいて、ギコギコやってこそ面白いよね、みたいな(^^;








こういう時代だからこそ、自分の腕に見合ったクルマに乗る、ということが非常にお洒落な選択だと思っています。


ロクにスキーも滑れないのに、ウェアや板、ブーツといった道具だけは超一流のモノを使っている人が、周りのスキーヤーから実は失笑されているのと同じように、クルマの世界においても、「速いクルマに乗りたい」という本能的欲望に勝ち、自分の実力に見合ったクルマを探し出す眼力をつけ、そしてそういうクルマを選択することがカッコいいし、知的であると、最近、特に思うようになりました。



そういう意味で、現在所有しているコペンとブレラ(2.2リッター+MT)に関しては、我ながら、本当に良い選択をした、とつくづく思っています。
(ただ、ブレラに関しては、デザイン的に、あまりにも私とは不釣り合いですが(笑))







私のような庶民には、フェラーリやポルシェなど夢物語ですが、いくらお金持ちであっても、敢えて、そういう「大排気量系」でしかもAT化して誰でも乗れるようになったようなクルマに行かず、ロータスのような硬派なライトウェイトスポーツ系に行く人は、同じお金持ちでも「お洒落な選択だなぁ」あるいは「知的だなぁ」、と思ってしまいます。







ということで、今回のプロストの発言を読んで、改めて考えさせられるとともに、少なくとも「クルマに乗せられている」ような状態にはならないような、そんな「自分に見合った」クルマの選び方をこれかたもしていきたい、と実感しました。


あ、それと、今まで以上に、プロストのファンになりました(^^;










posted by Joy at 23:19| Comment(4) | TrackBack(1) | Car | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
F1は、レース途中で雨が降ってきた時が一番面白いと思います。ウェットコンディションでは、ドライバーの腕がモロに反映されます。さらにどのタイヤをどのタイミングで履き替えるか、という各チームの戦略にもドキドキわくわくさせられます。これだけ電子技術が進んでも、雨でタイヤを履き替えるというのは、何十年と変わらないんですね。

ちなみに、車のデザインは好きか嫌いか、だけだと思うので、似合う似合わないは無いと思っています。
Posted by がんきち at 2008年03月05日 00:41
こんばんは。
アンチプロスト(セナファン)でしたが、引退後の発言には重みがありますね。

本当にゲームのような車が多いです。AT限定免許でなくても、ゲームをやっている小学生でも簡単に乗れちゃいますよね。
簡単に乗れてしまうと言うことは危険なことでもあると思います。店に突っ込んでいるのは100%AT車ですし。

私は12歳くらいの頃MTのコロナを運転しました(笑)
もちろん公道じゃないですよ。
Posted by panda at 2008年03月05日 19:28
●>がんきちさん、こんばんは(^^)

雨の中嶋、最高に好きでした。
確かにどんなにテクノロジーが進んでもウェットコンディションを制するのは難しいですよね。

「車のデザインは好きか嫌いか、だけ」・・究極的にはまさにその一言でしょうネ!
ただ、服や髪型の選び方なんかにも同じことが言えると思いますが、本当にセンスのある人は、自分というものをよく分かっていて、単に「好き」なだけでなく、その中から自分に似合うものを更に取捨選択した上で、身に纏っているのがよく分かるし、そういう人ってとてもカッコいいと思うので、自分もそうありたいと常々思っています(思っているだけで、まだ全然実行しきれていませんが(笑))
Posted by Joy at 2008年03月05日 22:52
●>pandaさん、こんばんは(^^)

「簡単に乗れてしまうと言うことは危険なこと」・・・全く同感です!
別にアウディを敵視するつもりは毛頭無く、逆に、MTモデルを導入してほしいから書くのですが、現行TTに試乗する度に、洗練されたクルマであると感じると同時に、一方で、「こんなに簡単にスイスイ馬鹿っ速く走れていいのか?」という恐怖感をいつも感じてしまっていました。今回TT-Sも出たようですが、恐ろしいです(笑)。同じTTでも、これがMTなら、だいぶ感じ方が違うと思うのですが、残念ながら日本にMTモデルは導入されていません。

ところで、12歳でMTのコロナですか、凄すぎです(^^;アセ
Posted by Joy at 2008年03月05日 22:55
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