先日、アウディフォーラムで見たA5はボディカラーや内装の色の組み合わせや、Sラインではなかったせいか、「まぁ、普通にカッコいいなぁ」という印象だったのですが、今日見た試乗車は、色の組み合わせとSラインの迫力が相まって、かなりカッコよく見えました。
アウディ・フォーラムに展示していたA5の内装は、白系だったのですが、確かに白系は上品で、それはそれでイイんですけど、白系の内装って、シトロエンのような、優雅系のデザインのクルマには特に似合うと思いますが、今日の試乗車を見て、A5のようなクールなデザインのクルマには、やっぱり黒系の内装の方が似合うと思いました。
(ボディカラーとの関係にもよるかとは思いますが)
エクステリア、インテリアともに、今日の試乗車であるSラインのA5は、とにかくカッコいいですね☆




(↑A5の隣にはS6アバントが(^^; )
TTやR8にも言えることですが、アウディのクーペって、サイドラインが、BMW等に比べ、ちょっとズングリして見えるところが個人的に残念なんですが、強いて言えばというレベルではありますが、このA5もサイドラインが、やはりちょっとズングリ見えてしまうところが惜しいです。
(アウディの場合、真横から見たカタチは、クーペよりも、むしろセダンやアバントの方がカッコいいかもしれないですね(^^;
さて、コクピットに座り、エンジンを始動します。

ちなみにA5のキーは今までのA4と違って、カード式になりました。
アイドリングは静かですが、それでも単に静かなのではなく、遠くで3.2リッターエンジンの低い唸り声が聞こえて来るところがイイですね☆
アクセルを踏んで走り出すと、新開発のバルブリフト機構のついたV6 3.2リッターFSIエンジンが、パワフル且つスムーズな加速を見せてくれます。

エンジンサウンドは、静かながらも踏み込めば、結構獰猛なサウンドを聞かせてくれます。
そして、クイックなレーンチェンジを試みたところ、4:6の新世代クワトロの効果でハンドリングも、今までのA4と比べ、かなり気持ちよくなったのが、実感できました☆
今回の試乗車はSラインのため、ノーマル車より足回り は少し硬めということですが、個人的には気持ちのよい硬さでした。
試乗時の往路は私が助手席に乗り、営業さんが運転しましたが、助手席に乗っていても、足回りが不快だとは感じませんでした。
トランスミッションに関しては、残念ながらアウディお得意のSトロニックではなく、通常のティプトロです。

ですので、これだけスポーティな印象のクルマなのに、シフトアップの際、レバーを出前ではなく、前方に倒さなくてはいけないのが、ちょっと興醒めですね(^^;
いくらスポーティとはいえ、このA5は、シフトレバーを頻繁に動かしながら運転するクルマではない、ということかもしれませんね(^^;
あるいは、頻繁にシフトチェンジしたけりゃ、せっかくついついるパドルを使え、ということでしょうか(^^;
居住性に関しては、後席にも座ってみましたが、身長170cmの私でも普通に座れます。ロングドライブでも大丈夫だと思います。

ただし、上記のとおり、後席自体はクーペとしてはかなり広いほうですが、後席に乗り込む際のスペースがかなり窮屈なので、お年寄りや、体の大きい人は、乗り込むのが大変だと思います(^^;
ところで今回のA5には、「アウディ・ドライブセレクト・システム」というオプションがあり、これは、エンジンのレスポンス、トランスミッションのシフトポイント、ステアリングの舵角・パワーアシスト量、ショックアブソーバーのダンピング特性を、スイッチ操作1つで、ダイナミック、コンフォート、オートという3種類のセッティングで走ることができるものであり、これはかなり良さそうです。
(今日の試乗車には、この「ドライブセレクトシステム」は付いていませんでした)
その他、オプションとしては、バング&オルフセンのオーディオなどがあり、今日の試乗車には、このB&Oのオプションが付いていました。

(↑B&O)
ということで、比較的短い時間の試乗でしたが、このA5が、従来のA4に比べ、デザイン、乗り味、等、あらゆる面で進化したクルマであることは実感できました。
もともと「完成度の高さ」という点で従来のA4は、同クラスのクルマに比べ世界最高レベルを誇っていたと思いますが、このA5は、確実に、さらにその上を行っていると思いますので、スゴイです。
(以前から言ってますように、「完成度が高い」ということと「乗りたい」ということは別次元ですが)
それと、今日A5を運転していて、どこかで感じたような乗り味だと思ったのですが、それは私が以前乗っていた、E91 320iツーリングMスポーツです。
2リッターの320iツーリングMスポーツに比べると、3.2リッターのA5は格段に速いですし、さすがに320iツーリングMスポーツのハンドリングに比べると、A5のハンドリングはちょっと軽すぎてギコチなさはありますが、それでも、もしこれでエンジンが同じ排気量だとしたら、極めて乗り味は近づいたと思います。
これは、「乗り味」という点に関して、BMWがアウディに近づいたのではなく、間違いなく、アウディがBMWに近づいたのだと思います。
エクステリアおよび内装の質感に関しては、もともとBMWに比べると、アウディの方が、格段に質感が高くセンスも良い、という印象がありましたが、逆に、乗り味に関しては、BMWの方が遥かにスポーティ(面白い)、という印象でした。
しかし、今回、A5が、エクステリアや内装に関してBMWをさらに突き放した感がありますし、加えて、乗り味がBMWにかなり近づいた、ということもありますので、A5の商品価値は、相当高いレベルだと思います。
一般の人にとっては、ほとんど文句のつける部分が無いんじゃないでしょうか、値段以外は(笑)。
恐らくBMWユーザーが、このA5もしくは、間もなくデビューする新型A4に、結構流れて来るような気がします。
(ちなみに、私の職場の、BMWのE39 5シリーズに乗っている上司に、先日A5のカタログを見せたところ、相当気に入ったようで、「次のクルマはコレにしようかなぁ」と言ってました(^^; )
ワタシ的には、このA5、明らかにオーバースペックであり、もちろん、価格も高すぎて、宝くじにでも当たらない限り手が出ませんが、もし2リッターターボモデルが出て、さらにそれがマニュアルの設定があったりしたら、正直言って、ストライクゾーンに入る可能性大です(^^;
それと、A5がかなり良いクルマでしたので、間もなく日本デビューする、新型A4もかなり期待できそうですネ☆
ちなみに、今日、A5に乗った後、自分のブレラに乗って、どのように感じるか興味深かったのですが、やはりブレラは自分に合うようです(笑)
A5の、凄まじいまでの質感の高さは素晴らしいですが、やっぱりブレラの五感を刺激するデザインと官能的で適度にユルいドライビングフィールを体感すると、離れ難い魅力であることに改めて気づきました☆
【追伸】ところで、今日アウディ・ディーラーに行って、初対面の営業さんと話をしていたら、その営業さんが私に、「ご職業はデザイン関係ですか?」と聞いてきたので、「いえ、単なる普通のサラリーマンですけど(^^;。どうしてデザイン関係だと思われたんですか?」と、逆に聞き返したところ、「服装からして、デザイン関係かな、と思いました(^^;」と、おっしゃってました(^^;
いつも、ユニクロの服ばっかり着てる私ですが、今までも、初めて行くディーラーで、今回と同じように「仕事はデザイン関係ですか?」と聞かれたことが、何度かあります(^^;
まぁ、全部、お世辞でしょうし、きっと、いろんなお客さんにも同じように言っているのかもしれませんが、お世辞だとしても、そういう風に言われると、悪い気はしませんね(^^;
お金がないので、いつもユニクロの服ばかり着てる私ですが、コーディネート次第で、なんとかごまかせるもんだな、と思いました(笑)

(↑ショールームに展示されていたRS4の特別仕様車「ホワイト&ブラックスタイルリミテッド」。
左ハンドル+MTでした☆)
A5のカタログ見ましたけど格好いいですよね。
後ろも乗れるというのが羨ましいですw
でももし自分が買うとなったら、ぱっと見てあまり区別付かないA4に流れそうです(^^;
A5は335を超えましたか?
ブレラに乗ることでちょいワルの味がでているんですね(笑)
A5の日本での弱点は1855mmの全幅だと思うのですが、取りまわしは如何でしたか?
>まぁ、全部、お世辞でしょうし
お世辞ではないでしょう。お客が社長だとか政治家だとかが相手では逆効果かもしれませんし。
Joyさんの着こなし方が格好いいんですよ!
そうですね、おそらく同じ考えの人が多いと思います(^^;
私も、なんだかんだでA4の方が良さそうな気が・・(^^;
でも、それ以前に、A5、高すぎて無理です(笑)
そうですね、どちらもATモデル、ということが前提ならば、私なら迷うことなく335ではなくA5を選ぶと思います。
それほどA5の完成度とセンスの良さのレベルは、高かったです。
あくまでも「AT」ということで考えれば、ですが(^^;
確かにA5の全幅1855mmと聞くとちょっと驚きますが(^^;、全く同じサイズの現行A6に乗ったときも同じ感覚だったんですが、アウディの場合、運転しやすいので、運転している限りは、実際の全幅よりもさく感じますね。
感覚的には、全幅でA5より3cmも小さいはずのE91 320ツーリングの方が、デカいクルマを運転してる印象でした(^^;
服装の件は、ありがとうございます(^^;
これからもユニクロの服で頑張ります(^^;