前回の試乗時は、助手席に営業さんが座り、且つ、試乗コースもそれほど長くなかったのですが、今回の試乗は、営業さんはつかず、且つ、好きなコースを存分に走れたので楽しめました。


それと、前回の試乗時には経験できなかったことが今回は2つ、経験することができました。
それは、
・今回の試乗車には「アウディ・ドライブセレクト・
システム」が搭載されていたので、試すことができたこと
・暗がりの中でLEDポジショニングランプが見れたこと
です。
まず、1つめの「アウディ・ドライブセレクト・システム」についてですが、これは、オプション装備の1つであり、エンジンのレスポンス、トランスミッションのシフトポイント、ステアリングの舵角・パワーアシスト量、ショックアブソーバーのダンピング特性を、スイッチ操作1つで、ダイナミック、コンフォート、オートという3種類のセッティングで走ることができるものです。
前回の試乗車には、この「アウディ・ドライブセレクト・システム」は搭載されていなかったのですが、今日の試乗車にはついていたので、特に「ダイナミック」と「コンフォート」の差を体験することができました。


結論から言いますと、「ダイナミック」と「コンフォート」の差は、かなりはっきりと分かりますし、名前のとおり「ダイナミック」に関しては、かなり「ドライビングプレジャー度」が上昇します。
具体的には、「ダイナミック」にすると、エンジンがパワフルになったかのように感じられ、且つ、ハンドリングが非常にクイックに感じられます。
このハンドリングは、今までのアウディでは、RS4でしか経験したことの無い、まるでFRのようなクルマとの一体感を感じられる素晴らしいハンドリングでした。
前40:後60のクワトロシステムに加え、この「アウディ・ドライブセレクト・システム」を搭載することによって、A5は、従来のアウディには欠けていた「ドライビングプレジャー」というものを十分持つに至ったと思います。
そして2つめの「LEDポジショニングランプ」です。
このLEDによるポジショニングランプについては、新世代アウディのアイコンとして、既にR8に採用されていますが、実際に暗がりの中で見るのは今日が初めてでした。
想像通り、暗がりで見ると、とてもカッコいいですネ☆


上から見ると、それほど明るくないですが、正面から同じくらいの高さで見ると、かなり明るいです。
今までこの類のアイコンは、BMWのイカリングの独壇場、という感じがしていましたが、今後は、このアウディのLEDポジショニングランプも、イカリング同様、アウディの象徴として認知されていくことでしょう。
さて、冒頭で書いたとおり、A5の試乗は、今日で2度目ですが、やはり今日も、改めてA5というクルマの、凄まじいまでの完成度の高さを実感しました。
それと、今まで、BMWやメルセデスと違いアウディはFRではないことが、ドライビングプレジャーの面で、劣っているように言われることが多かったと思いますし、私自身、実際にそう感じておりましたが、そのドライビングプレジャー度においても、差は、確実に縮まってきたと思います。
しかもクルマの「質感」という点では、特にこのA5になって、完全にBMWやメルセデスを引き離した印象がありますので、「A5、恐るべし」という感じです(^^;
では、私個人的に、このA5をどう思っているかと言いますと、前回の試乗時同様、私には、このA5は完全にオーバースペックであり、日常の足として使うにはちょっと無理がありそうですが(というか、それ以前に高すぎて買えないんですけど(笑))、現在の3.2リッターモデルに加え、2リッタークラスのモデルが導入されれば、結構興味がそそられます。
(しかし残念ながら、今のところ、A5に関して、3.2リッターより小さいエンジンのモデルが日本導入される予定は無いそうです(T_T) )
アウディの今年の最大の目玉と言っていい、新型A4も、いよいよ各ディーラーに展示目前となりました。
アウディの攻勢は、まだまだ続きそうです(^^;

(↑今日お邪魔したディーラーさんで新型A4のカタログをいただきました☆)

(↑ショールームに展示してあった白のA5(Sライン)。個人的には、この色が一番カッコイイと思いました)