事故の相手の保険会社が用意した代車ですので、B4とはいえ、さすがに4グレードあるうちの最低グレードである「2.0i」です(^^;
エンジンは、水平対向4気筒2リッターSOHC 16バルブを積んでいます。
ちなみに、他の3グレードのエンジンは、上から「水平対向6気筒3リッターDOHC 24バルブ」、「水平対向4気筒2リッターDOHC 16バルブ・ツインスクロールターボ」、「水平対向4気筒2リッターDOHC 16バルブ」となります。
今回、代車でお借りしているこのB4 2.0iですが、運転してみての印象は、まず良いところは、
・速い(特に低速〜中速)
・ノーズが軽くてハンドリングがスパっと入る
・とにかく乗りやすい
という感じです。
最低グレードの2リッターSOHCエンジンとはいえ、低速〜中速に関しては、かなりキビキビと走ってくれます。
2.2リッターエンジンを積んだ私のブレラよりも、明らかに、低速〜中速は速いです(^^;
それと、同じレガシィでもターボ車に試乗したときと比べ、ノーズが非常に軽く感じられ、ハンドリングがスパっと決まります。
そして、良くも悪くも、昔のカローラやサニーに通じるような乗りやすさがあるので、例えば近所のコンビニまでちょっと買い物、といったようなわずかな距離の運転でも、全く苦になりません。
では続いて、イマイチだと感じた点は、
・クルマ全体が、ヤワな印象
・パワステが軽すぎて、せっかくのノーズの軽さが
活かされてない
・エクステリア、インテリアともに同クラスの輸入車
に比べかなり質感が劣る
・エンジンサウンドが官能的ではない
・とにかく乗りやすい
というようなところです。
まず、同クラスの輸入車(特にドイツ車)と比べると、クルマ全体が非常にヤワというか、ユルく感じてしまいました。
このあたりは、ベースグレードでも、上級グレードと変わらずしっかりとした強いボディの印象があるドイツ車とは、かなり違うと思いました。
例えばBMWの116などは、130や120に比べ、速さという点では当然劣りますが、クルマ全体のシッカリ感などは、ほとんど遜色ありません。
ベースグレードであっても「あぁ、高級車だ」と感じさせてくれます。
でもこのB4 2.0iは、そういう上質さをほとんど感じることができませんでした。
この辺りは、欧州車との「哲学の違い」を感じました。
それは、エクステリアやインテリアにも当てはまります。




同じレガシィでもターボ車は、エクステリア、インテリアともにいろいろと装飾しているので、それなりに質感は上がって見えますが、この2.0iは、ちょっと辛いですね。。。
それと、ハンドリングに関しても、前述のとおり、ノーズが軽く感じられるのはとても良いことなのに、パワステが軽すぎて、総合的なハンドリングの感覚を大きくスポイルしていると思いました。
これで、もう少し「リニア感」みたいなところが改善されると、かなり気持ち良いハンドリングになると思うので、もったいないです。
そして、前述の「良い点」にも挙げましたが、良くも悪くもとにかく乗りやすいので、「ドライビングしてるぞ!」みたいな感覚にはほとんどなりませんでした。
「平和なお父さんのクルマ」という感じです(^^;
今回B4 2.0iに乗ってみて、日本車の場合は、同じレガシィならレガシィでも、まだまだ上級グレードに乗らなければ、そのクルマの良さがわかりにくい、と改めて思いました。
ベースグレードでも、上級グレードと同等の乗り味の上質さを持っている欧州車とは、かなり開きがあるなぁ、と。
ただ、最近フルモデルチェンジしたマツダのアテンザあたりは、かなりドイツ車に近づいた上質な印象がありましたので、恐らくレガシィも、次なるFMC時には、相当、クルマ全体の質感を上げてくるだろうと想像します。
レガシィといえば、間違いなく日本を代表するクルマだと思いますので、是非、欧州車のように、ベースグレードであってもエンジン以外の点で、上級グレードと変わらない乗り味や質感を兼ね備えた、そんなクルマ造りを是非実現してほしいと思いました。
いずれにしても、このB4 2.0iが、あまりにも乗りやすいので、普段ドライビングを楽しむクルマを別に持っている、という前提であれば「こういうクルマも1台ほしいなぁ」と思ってしまいました(^^;
ありがたいです♪
購入検討に2.0i B-sportが入っていました。
試乗したのは2.0GTのワゴンだったので,いっしょなのかと思っていましたが,だいぶ違うのですね。
もうモデル末期の時期なので今の基準に照らすといろいろアラが見えますが,出たときに仕上がりレベルが上がって驚きましたね!
買わなかった理由はあまりにもたくさん走っていたからです。やっぱりマイナーなクルマが好きなのかなあ。というかどこにでも走っていそうなクルマが好きになれないんでしょうね。
安全装置を含め、基本骨格はどのグレードも同じに出来ないんでしょうか。
トヨタに期待出来ないことは承知していますが、スバルも。。。
大半の日本のお父さんはお疲れ気味だから、楽な車が受け入れられるのでしょうか。
実際にはGTと、それほど差は無いのかもしれません。
でも、感覚的に、やっぱりGTは「これぞレガシー」という印象があったんですが、今回の2.0iは「レガシーって、こんなクルマだったっけ??」みたいな感覚でした。
こういう部分で、やはり、欧州車と日本車の違いを感じます。
まぁでも、アテンザが素晴らしくなってましたから、FMC後のレガシーも楽しみですね。
ほんと、哲学の違いはありますよね。
ベースグレードに乗ってこそ、そのクルマの真の実力が分かる、と言いますが、その点、今回の2.0iはちょっと寂しい印象でした。
でも最近の日本車は急激に進化してきていると思いますので、きっとFMC後のレガシーは期待できるんじゃないでしょうか☆
やはり素のグレードではまだまだ日本は実力不足ですか、残念です。
そうですね、この2.0iはちょっと「フツウ過ぎる」感じのクルマでした。
まぁ、でも、インプもかなり質感上がりましたから、次世代レガシィも期待できそうです☆