今日のネットニュースの中で、こんな記事を見つけ、軽く「おぉ」と呟いてしまいました。
<AERA dot.: 手塚治虫の『火の鳥』が急激に売り上げを伸ばした理由>
当方、今年2月末から「在宅勤務」となり、現在も”Stay home”な生活を続けていますが、ちょうど在宅勤務が始まってから1週間ほど経ったあたりで(=3月上旬頃)、せっかく自宅で過ごす時間が増えた(というか、ほぼ生活の全てが自宅(^^; )ことから、自分の部屋にある多数の書籍を読み直してみようかな、という気分になり、本棚にある様々なジャンルの本(マジメな本から趣味の本や漫画まで・・)を色々と眺めてみたところ、直感的に、「まず最初に、これを読もう」と思ったのが、まさに「火の鳥」でした。
当方、「漫画」の中で一番好きな作品を挙げよ、と言われると恐らくこの「火の鳥」になるのではないかと思います。
今から10年ほど前、初めて「火の鳥」の全作を読み終えた時は、しばらく”放心状態”になったことを今でも覚えています。
このような壮大で深い内容の物語を1950年代から書き始めた手塚治虫という人は、とてつもなく凄い人なんだな、と改めて思ったものです。
さて、話を「在宅勤務中に、読み直す書籍」ということに戻しますと、、上記のとおり、「火の鳥」は自分の最も好きな漫画と言っていい作品ではあるものの、当方の部屋には大きな本棚が3つあり、その中には、自己啓発本、小説、趣味(クルマやオーディオ、カメラ等)、等々、様々なジャンルの相当な数の本があるにも関わらず、ほぼ迷うことなく、”直感的”に、「まずは『火の鳥』を読もう」という気になりました。
やはり、我ながら「新型コロナ」により、今までの半世紀の人生で、経験したことのないようなこの状況を過ごしている中で、「これから世の中はどうなってしまうのだ?」等、いろんなことを考えましたし、このような状況が、「『火の鳥』の”世界観”をもう一度覗いてみたい」、という心境にさせたのではないかと思います。
なので、冒頭の記事を読み、意外と自分と同じような感覚で「火の鳥」をまた手に取る人が少なからずいるのかもしれない、ということに、悪い気はしませんでした。
兎にも角にも、現在のこの「在宅勤務」によって、今まで、家の中に「ただ置いてあるだけ」の状態だった、本やモノ達に、再度目を通すイイ機会になっていることは確かです。