今回、
ブレラからGP2に乗り換えたわけですが、ブレラの次なるクルマの選定経緯を書いた
こちらの記事にも書いたとおり、GP2に乗り換えた今でも、「ブランド(メーカー)」として私が一番好きなのは、ダントツで「
アルファロメオ」です。
きっとこれは、生涯変わらないのではないかと思ってます。
好きな理由は色々ありますが、
・「Alfaromeo」という言葉の響き
・なんとも言えない「危険」というか「触れてはいけない」みたいな「近寄りがたい」雰囲気がするところ
(1998年に、当時新車で発売されていた「155」の実車を見るために初めてアルファの正規ディーラー(大阪)にお邪魔した時の、なんとも言えない「来てはいけない危険な場所に足を踏み入れてしまった・・」という感覚は、今でも忘れられません(^^; その時初めて見た155は、あまりにもカッコ良過ぎて「今の自分(当時28歳)にはまだ早い」と思い、購入しませんでした ) ・ブランドの伝統
・「フェラーリの母」的な存在であること
・エンブレムが超絶カッコいいところ
・クルマ自体も超絶カッコいいところ(ただし、最近のモデルはエクステリアデザインがちょっと残念)
・グリルも超絶カッコいいところ
・エンジンの音と見た目の素晴らしさ(これも、最近はちょっと残念)
・走らせてもとにかく楽しいところ
・オーナーがドライビングテクニック含め「通(ツウ)」である方が多い印象がするところ(素人が少ない)
・関連グッズがめちゃカッコいいところ
・他のブランドに比べ、アルファ・オーナー(ディーラーの方を含め)の方々とは、ウマが合う確率が高いところ(経験則)
・暗がりの中に佇むアルファは特に映えるところ
・クルマ室内の香り(通称「アルファロメオの香り」)
(これも最近のアルファは、香らなくなった??) ・イタリア車であること(笑)
・思ったほど全然壊れなかったこと(笑)
などなど、数え切れないほと好きなポイントがあります(きっと、その気になれば、まだまだ挙げられそうです(笑))
なので、アルファが好き過ぎて、”頭一つ”どころか、二つも三つも抜けている感じなんですが(笑)、アルファの次に好きなブランドとなると、現時点では「
アバルト」です。
僕が初めてアバルトに乗ったのは、まだ免許を取る前の18か19歳の頃、従兄弟(5歳ほど年上の♂)が、
アウトビアンキ・A112アバルト(もちろんMT)を所有しており、しばしば助手席に乗せてもらっていたのが始まりですが、まぁオシャレというか、「通(ツウ)のクルマ」というか、、本当に渋くてカッコよかったです。(ちなみに、その従兄弟は、後日、アルファ
GTVも所有してました)
その後のアバルトは、エンブレムだけのいわゆる「なんちゃってアバルト」が続いた時代もありましたが(^^;、、、2007年に
「アバルト500」で本格的に復活(日本での発売は2009年)したのは嬉しかったですねぇ。
「アバルト」ブランドで特に好きな点は、前述のアウトビアンキ・A112アバルトにも通じますが、
・オシャレなイメージ
・「通(ツウ)」というか「玄人」が乗るクルマ、というイメージ(・・・この点はアルファに勝っていると思う)
・「MTで乗るクルマ」というイメージ
・とにかく「チューニング」が上手い、という印象
・スポーティなクルマしか作らないところ
・乗っている人が少ないところ(日本では)
・エンブレムがカッコいいところ(サソリだなんて、素敵(笑))
・関連グッズもオシャレなところ
・クルマの価格もそれほど高くないところ
・イタリア車であるところ
みないな感じです。
アルファほど「近寄りがたい危険なイメージ」はしませんし、「玄人感」あるいは「男感」を大事にする私としては、最近のアバルトが「女子受け」を意識したプロモーションをしているのもちょっと気になるところではありますが(^^;、、、数ある自動車ブランドの中で、アバルトは、現時点では自分にとって、(アルファとはかなり差はあるものの)アルファに次いで「2番目」に好きなブランドです。
では、「3番目」に好きなブランドを挙げるとしたら、どこか。
正直、自分の中で、「俺はこのブランドが好きだ!」と意識的に思っていたのは、ここ数年は「アルファ」と「アバルト」の2社だけでしたので、この2つの次に来るブランドは、今日、この記事を書くために、過去を振り返りながら考えてみました。
すると、「そっか、コレだ」というブランドがすぐに見つかりました(笑)
それが、今回GP2でも縁があった「
MINI(BMW MINI)」です。
MINIには今回のGP2で3台目の所有となるので、やっぱり私はMINIも好きなんでしょうね。というか好きです(笑)
これまで、同じブランドのクルマを「複数」所有したのは、アルファおよびMINI以外では、
・ホンダ(USアコード・ワゴン(2代目)、ビート)
・プジョー(406ブレークを2台)
・アウディ(A4アバントを2台(B6とB8))
・BMW(120(E87)、330(E46)、320ツーリング(E91))
・スマート(スマートKとスマートフォーツークーペ)
となります。
これら5つのブランドに関しては、それぞれ理由は異なれど、今はもう、思い入れはほとんどなくなってしまいました。
(唯一、「スマート」だけは、予期せぬ「単身赴任」があったので、止むを得ず降りたことから、今でもそれなりに思い入れはあるのですが・・)
そんな中、MINIに関しては、アウディやBMWなどと違い、気軽に楽しめるブランドですし、アルファやアバルトといった「イタ車」とは路線が全く異なるものの、やはり「オシャレ」なイメージがあるので、そのような「気取らないオシャレ感」という点と、あとは、ブランドイメージがそれなりに「洗練」されている印象もするので、そういう意味で、MINIは好きですね。(クルマのブランドの中で、もっとも雰囲気が「Apple」に近いブランドかもしれません、MINIは)
アルファやアバルトのような「玄人感」はMINIには感じられず、逆に、「クルマのことはあんまり詳しくないけど、or 「クルマが趣味」というわけではないけど、『ファッションの一部』としてオシャレなMINIを選びました」みたいな人が、アルファやアバルトよりも圧倒的に多そうなイメージがあります。
それと、MINIの「ディーラー」の雰囲気もとってもオシャレですしね。(まぁ、かなり「若者向き」な雰囲気ですが(^^; )
よって、MINIの好きな点をまとめて挙げますと、
・とにかくオシャレ(Appleのオシャレ感に通ずるものがある)
・且つ、洗練された雰囲気もある(にも関わらず、セレブ感みたいな上から目線的なものが無く親しみやすいところが良い)
・運転が面白い
・且つ、乗りやすい
みたいな感じでしょうか。
ということで、私の好きなクルマのブランドBest3は、
・第1位 アルファロメオ(ダントツ(笑)
・第2位 アバルト
・第3位 MINI(BMW MINI)となります。
ちなみに、「4位以降は?」となると、、正直、「順位づけ」をしたくなるほどの思い入れのあるブランドは、他にもう無いかもしれません。。
で、このBest3に選んだ3つのブランドですが、1位のアルファと3位のMINIについては、正直、「今後」についてちょっと心配はしています。
というのも、まず「アルファ」に関しては、、ご存知のとおり、最新モデルである「ジュリア」と「ステルヴィオ」を境に、ブランドの方向性を完全に「プレミアム路線」に振ってきたことです。
同時に、FCAのディーラーも抜本的に構築し直し、「アルファ」はプレミアムブランドとして独立させ、大衆向けブランドとして「フィアット&アバルト」を位置付けた形のディーラー体制になりました。
まぁ、いわゆる「ドイツ御三家」と戦うには、アルファロメオをプレミアム路線化することは、ブランド戦略としては「必然」というか「正解」だと思いますね。
従前は、
(8Cや4Cといった”特殊”なクルマは別として)ブランドとしてのトップモデル(セダン系)が、
159や
166だったわけで、正直、それではドイツ御三家と戦うのは厳しいと言わざるを得ませんでした。
なので、これからのアルファロメオは、MiToやジュリエッタと同価格帯のモデルでも出ない限り、もう私のような一般庶民では手が出ないブランドになってしまいましたが、「戦略」上は致し方ないものとして理解しています。
しかし、更に気になるのは、クルマの「エクステリア・デザイン」です。もっと言うと、「
お顔」のデザイン(笑)
「デザイン」ほど、個人の嗜好が分かれるものはないと思いますが、それにしても、現行の「ジュリア」および「ステルヴィオ」の「お顔」のデザインは、これまでのほとんどのアルファの車種の「お顔」が好きだった私としては、どう見ても「カッコいい」とは思えないのです。
ジュリアでもさすがに、「クアドリ」になると、迫力のある足回りやエアロ等により、全体としてはかなりカッコよく見えますけど、肝心の「お顔」だけは、どうにもいただけません。
しかも、私の知人の中で、これまでアルファの上級モデルを乗り継いできたのに、「ジュリアはカッコよくない」という理由から、アルファそのものから降りてしまった人が、既に2人もいます。(ご両名とも、ジュリアのベースモデルより高いクルマに乗り換えてますので、、その気になればジュリアも十分買えたんでしょうが、それでも敢えて、アルファを降りた、ということになりますね。。)
いや、ジュリア&ステルヴィオ以前に、最初に私が「ん?」となったのは、正確には「MiTo」からです。
僕の知る限り、現代のアルファについては、「MiTo」から、デザインを「内製」に切り替えたと聞いてますが、それまでほぼどんなモデルでも「一目惚れ」的な感じだったアルファだったのに、「MiTo」の「お顔」を初めて見た時に「ん? これは『カッコいい』と言っていいのだろうか。いや、俺が好きなアルファロメオのクルマなんだから、きっとこれはこれでカッコいいのだ!」と無理やり、自分の中で解釈したことを今でも覚えています(^^;
同じことは、「ジュリエッタ」の「お顔」を初めて見た時にも当てはまりました。
MiToもジュリエッタも「オシャレ感」は素晴らしいものがあると思います。
その「オシャレ感」がよくて、僕もジュリエッタは所有しましたし、今回、ブレラの次なるクルマの候補として、MiTo(ただし、リミテッドエディション一択)も入れました(なので、もしGP2の個体が見つからず、MiToのリミテッドエディションが先に見つかっていたら、MiToに乗っていた可能性も十分あります)
よって、ジュリエッタもMiToも、トータル的には十分好きなクルマなんですが、こと「カッコよさ」という点では、もうひとこえ、いや、もうふたこえ、欲しかった、というのが正直な気持ちです。
いずれにしても、(重要な「お顔」を含め)デザインが一目見て「カッコいい!」と思えなくなったら、それはもう、「私の好きなアルファロメオ」ではなくなってしまいます。
よって、少なくとも「ブレラ/159」の時までのアルファロメオは、大大大好きなんですが(笑)、今後の「アルファロメオ」については、ちょっと心配しています。
まぁ、どうせ買いたくても買えない価格帯のブランドになってしまったので、「買えない奴が文句言うな」と言われそうですが(^^;
そして、好きなブランド第3位に挙げた「MINI」についても、上記アルファロメオと、ほぼ同じ心配をしています。
というのも、私は、MINIが「BMW MINI」になって以降、「
第1世代(R50・R53等)」と「
第2世代(R56等)」のデザインについては、今でも大好きなのです。
特に、デザイン観点では「第2世代」が最も好きで、私がこれまで所有した3台のMINI(R55クラブマン、R60クロスオーバー、R56JCW GP2)は、すべて「第2世代」のモデルです。
同じく第2世代の、R58クーペやR59ロードスター、あるいはR61ペースマン等も今でもデザイン的に大好物です。
が、しかし、現行の第3世代の
F56の「お顔」を初めて見た時は、衝撃でした(^^;
もちろん、第1世代&第2世代を、しっかりと「キープコンセプト」したデザインであることは十分、分かりました。
が、F56の「お顔」については、どうしても素直に「カッコいい」とは思えない自分がいました(あくまでも超個人的感覚です)。
特に、ヘッドライトとグリルのデザインが苦手なんですよねぇ。。
ただ、私にはクルマ絡みで”親友”と呼べる友人が二人おり、そのうちの一人は過去に「第1世代」「第2世代」のクーパーSを2台乗り継いできた人、そしてもう一人は、以前、第2世代MINI(R57コンバーチブル)を買う直前までいって、結局アルファを買った方なんですが、、その友人二人とも、現行F56については、私と全く同様の意見を言っていましたので、私の感じ方だけが特殊という訳でもなさそうです。。
くわえて失望したのは、第3世代はサイズが「3ナンバー化」され、あろうことか「5ドア(F55)」まで発売されてしまったことです。
よく言われることですが、、ここまでくると「どこが『MINI』(ミニ)やねん?」みたいな(^^;
まぁ、ナンバーに関しては日本国内の基準ですが、やっぱり、MINIとかチンクは「5ナンバー枠に収まっていてほしい」という個人的な強い想いがあります。
しかも、クロスオーバーやクラブマンは仕方ないにしても、ノーマルな形のMINIに「5ドア」を作ってしまうなんて、個人的には「Oh, No...」って感じです。。
果たして、MINIに倣って、フィアット500やアバルト595も、次のフルモデルチェンジの時に、5ドアモデルなど出てしまったら、と思うとちょっと怖いですね。。(^^;
(同じことは、4ドアモデルが出てしまった「スマート」にも言えますね。先代の「
フォー・フォー」のように、フォー・ツーと全然違う形(とはいえ中身は三菱コルトですが(^^; )ならまだいいですが、現行の
フォー・フォーは、ちょっと残念です)
以前、ポルシェが初めて「カイエン」を出した際、多くの人が失望したと記憶していますが、今じゃ、ランボまでSUVを出す時代ですので、どのメーカーも「商売」として生き残っていくために、時には、「いくらなんでも、この根幹のコンセプトを変えたらあかんやろ!」みたいなところにまで手を入れざるを得ない場面があるでしょうし、逆に、世の中の変化に逆らって下手に「根幹のコンセプト」に拘り続けていたら、商売競争から脱落するケースもあるとは思うのですが、、僕は、MINIやチンクあるいはビートルのような、「過去の偉大なクルマのリバイバルモデル」については、とにもかくにも、その「過去の偉大なクラシックモデル」の核となる「ここだけは譲れない」的なキーコンセプトには、極力拘ってほしいと思っていますし、そうしなければ、そのブランドの「コア
」なファンはどんどん遠ざかっていくような気がしています。
もちろん、「コアなファンが去ったとて、逆に、『コア』でなくとも、もっとたくさんのお客さんが買ってくれればいい」というのが戦略だ、と言われればそれまでなんですが。
ということで、「MINI」に関しても、上記アルファと同様、「第2世代」までのMINIは大好きなんですが、「今後」については、「お顔のデザイン」に関する懸念と、「3ナンバー化&5ドア化」みたいな「核となるコンセプトから離れてきたのでは?」的な部分に、今後、ちょっと心配をしています。
ということは、好きなブランドBest3の中で、唯一、上記アルファやMINIのような、余計な大きな心配をせずに済んでいるのは「アバルト」だけということになりますね(^^;
いずれフィアット500もフルモデルチェンジをするでしょうから、となると、それに合わせてアバルト595もフルモデルチェンジすることになるでしょうが、是非、今の「カッコよさ」を維持(もしくは更にカッコよく!)していただき、くれぐれも5ドアとか作らないでほしいと個人的には思っています(^^;
ということで、、いずれにしても、アルファ、アバルト、そしてMINIは、私にとって心から好きだと言えるたった3つしかないブランドであるが故に、その分、拘りが強いため色々書きましたが、私にとって、クルマ選びにおいて最も重視するのは突き詰めれば、「デザイン(カッコよさ)」なので、この3つのブランドには、これからも問答無用でカッコいい!と思えるデザインのクルマを作り続けてほしいと思っています。
と、偉そうに自分の感覚だけで長々と書きましたが、特に「デザイン」の好き嫌い(カッコいいorカッコ悪い)なんて、「食べ物の好き嫌い(美味しいorまずい)」と一緒で、人によって、好きか嫌いかが正反対になるケースなどいくらでもあると思います。
デザイン的に私が絶賛するブレラやGP2等のクルマについても、人によっては「どこがカッコいいの?」と思う方も、たくさんいらっしゃると思いますし、それが当たり前だと思ってます。
なので、そんなことより大事なのは、、「何の影響力も無い一個人のお前(私)がいちいち『ブランドの(デザインも含めた)全体戦略』のことなんて気にせんでええから、つべこべ言わず、今乗ってるクルマを末長く愛し続け、いい加減、1台くらい、長く乗り続けろや」ということなのかもしれません(笑)
以上、長々と失礼しました(^^;