かみさん号として買った
159TIですが、ちょっとした足として使うには高級過ぎるし、車体もデカいし、燃費も食います。正直、乗るのがもったいないクルマでした(そんなこと、買う前から分かってただろ!と言われそうですが・・(^^; )。
そのため、特に今年に入ってからは、かみさんも、なんだかんだで、晴れている日は、ビートをメインに乗るようになっていたのが実情です。
MINIクーパークラブマンのときは、「MTはもう嫌!」と、ブーブー言ってたかみさんですが、ビートに関しては、比較的乗りやすかったようで、最近は「ビートは楽しいね」とまで言うようになりました(^^;
しかしながら、「
147GTAとビート」という2台体制では、組み合わせ的に、あまりにも激しすぎます・・・(^^;
ビートについては、単純に「走る、曲がる、停まる」という運転の楽しさにおいては、間違いなく、過去所有したクルマの中で、
歴代No.1でした☆
例えば、今年上半期の試乗車(の運転の面白さ)No.1に挙げたのは、
アバルト・グランデプントでしたが、それでも、自宅に帰ってビートに乗り換えると、ビートには、異次元の楽しさを感じました。
アバルトプントに限らず、とにかく、巷で評判の、どんなに楽しいクルマを運転しても、ビートに乗り換えた瞬間に、決まって、「次元の違う楽しさ」を感じることができたのです。
先日、ブログ仲間からいただいたコメントに「ビートは、『フツウのクルマ』じゃなくて、新種の『乗り物』なんです」というような言葉がありましたが、まさに「御意!」という感じです。
アバルト・グランデプントでさえ、「フツウのクルマ」に感じてしまうような楽しさが、ビートにはありました。
以前のブログにも書きましたが、会社の先輩で、過去、何台もフェラーリとポルシェを乗り継いできて、現在も、フェラーリ(車種未確認)とポルシェ(ケイマン)とビートの3台を所有している、大金持ちの方がいらっしゃるのですが、その先輩に、「今までで一番運転が楽しかったクルマは?」と尋ねたところ、迷うことなく「ビート」という答えが返ってきました。それに続けて「フェラーリとポルシェは手放してもいいけど、ビートだけは絶対に手放さない」とも言っておりました。
私はフェラーリもポルシェも所有したことはありませんし、これからも所有などできるはずもありませんが、ビートと1年間つきあってきて、先輩の言葉がなんとなく分かる気がします。
唯一、「ないものねだり」をするならば、やはりエンジン音です。
いくらマフラーを替えたとしても、背中の真後ろから聞こえてくるエンジンそのもののサウンドはごまかしきれず、そこはさすがに、「軽自動車」のサウンドに変わりありません。
エンジンサウンド・フェチの私にとって、その点だけは、唯一の「これさえなんとかなればなぁ・・」という部分でした。
ただ、その点を補って余りある「楽しさ」がビートにはありました。
しかしながら、147GTAを購入すれば、2台ともMT車になってしまい、おまけに、147GTAは左ハンドルですから、ビートを乗りこなすかみさんとはいえ、いきなり左ハンドル+MTを運転するのは厳しいでしょう。
となると、かみさんが乗れるクルマが、MTのビートだけになってしまい、それも、ちょっと可哀想かな、というところもあり、結局、ビートについては泣く泣く手放し、もうちょっと、かみさんが運転しやすいクルマに替えることにしました(T_T)
財力があれば、ビートはそのまま残しておきたかったですが、いくらなんでも、3台体制は無理なので、苦渋の選択でした。
我が家にビートがやってきたのが、
昨年8月23日ですから、ちょうど1年のお付き合いでした。
自分にとって、初めての、本当の意味での「趣味クルマ」でしたし、
長年憧れていた期待どおりの、素晴らしく楽しいクルマでした。
まさに、私にとっては「スーパーカー」でした。

ビートは、間違いなく、日本が産んだ、「運転が楽しいクルマ」部門の、名車中の名車の一つと言って言っていいのではないでしょうか。
機会があれば、是非またいつか所有してみたいです。
ビートにゆっくり乗れるのも、この週末が最後になりそうです。
ちなみに、お次は、ビートとは似ても似つかない、「女性的」なクルマがやって参ります(^^;
(もちろん、オートマです)
まぁ、147GTAがあまりにも過激なクルマですから、それくらいのほうが、バランスがとれていていいでしょう、と勝手に納得しています(^^;
ということで、My BEAT君、1年間本当にありがとう☆