高橋幸宏さんが亡くなりました。
当方、今でこそ「メインの趣味を3つ挙げよ」、と聞かれれば、映画鑑賞、クルマ、カメラの3つを挙げると思いますが、現在まで続いている趣味の中で最も息の長い趣味が「オーディオ」です。
当方が初めてオーディオの雑誌を買ったのは、今から40年近く前の、小学4年生前後だったと思いますが、自身が「オーディオ」に目覚めるきっかけとなった曲は、おそらくY.M.O.の「ライディーン」だったと思います。
まさに、当時、小学3年生か4年生だった頃、非常に”ませた”友人がおり(笑)、その友人からY.M.O.の存在を知らされ、初めてライディーンを聴いた時、自分の中で電流のようなものが流れるほど衝撃を受けたことを今でも覚えています。
(ちなみに、その”ませた”友人にはお兄さんがおり、友人は、そのお兄さんの影響で色々と音楽ネタを教えてもらえていたようです。当時、音楽に詳しい友人達は、だいたいそのパターン(お兄さんやお姉さんの影響を受けていた)でした)
その後、オーディオにどんどん嵌るようになりましたが、もちろん小学生の分際なので、当時憧れだった「単品コンポ」は買えるはずもなく、最初は「ラジカセ」で我慢していたものの、中学1年からは、単品コンポを揃えるために、毎年「お年玉」を使って、1年ずつ、アンプ(マランツ)、カセットデッキ(AKAI)、スピーカー(ヤマハ)、レコードプレーヤー(パイオニア)、CDプレーヤー(パイオニア)と揃えていき、高校2年でようやく単品コンポの構成が一旦完成したのを覚えています。
趣味としてのオーディオについては、当方、この40年間、専ら「聴く専門」でしたが、高校時代は少しバンドもやっており、自分が選んだ楽器は「ドラム」でした。
なぜドラムを演るようになったかというと、単純に、楽器の中で、ドラムを叩くことに一番興味があったからですが、当時、ドラマーの中で一番憧れていたのは、やはり高橋幸宏でした。
Y.M.O.に関しては、好きな曲は山ほどありますが、、やっぱり一番好きなのは「ライディーン」ですね。
日本のアーティスト(音楽)で、偉大な人たちは沢山おられますが、「世界」に通用するとなると、かなり限られてくると思います。
そういう意味では、「クラシック」を除く、日本の音楽史上で、Y.M.O.は間違いなく、最も世界に通用した偉大なアーティストの1つだったと思います。
そして、私自身に関しても、自分の人生に最も影響を与えた曲の一つと言っていい「ライディーン」を作曲され、そして、唯一、自分がそこそこ演奏できる楽器であったドラムに関しても”憧れの存在”であった高橋幸宏さんのご冥福をお祈りします。
(自室にて、ライディーンが収録されたY.M.O.のアナログレコードと共に今夜撮影)